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修学旅行でよくある傷病7選

    最終更新2023年3月24日

    ※京都・奈良ツアーナース攻略からの切り抜き+αですので、修旅全体という視点では整合性微妙なのですが、軽く参考程度にお願いします。

    実際、何も対応することないでしょ?と言われるが

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    ツアー未経験者によく言われます。
    そもそもツアーナースって何すんの?なんか起きんの?自由時間も遊べるんでしょ?などなど。

    何も起きないってそりゃ思うよね。
    でもね、意外とありますよ、中学生も。そうでもなきゃそもそもこんな記事書いていませんからね。

    過去の看護記録からピックアップ、
    かつ他のツアナスさんから聞いてよくある対応と見做して良いものを、7つご紹介。


    ①不登校だけれど、修学旅行を機に出席

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    看護師に内密にされ、いざ対応となると担任から「実は...」と明かされたり。そもそもオープンにされずに終わる場合もありますが、中高ともに多いです。

    結局ギブアップして、保護者お迎えありで初日で帰った子。最終日に疲弊しちゃって、学校指示で看護師と共に自由行動した子などなど。
    死にたい系の相談も受けますね。

    距離感の保ち方が、個々で違うので難しい。
    学校や保護者の方針、本人の意向に添いつつ、あくまで自分は一時的に関わる人間という立場を心得つつ、冷たすぎず。

    ②食べ過ぎで嘔吐・腹痛

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    中学生に限らずあることですね。
    高校生もよくある。小学生は、ビュッフェ自体少ないので頻度は低いにしろ、スポーツ合宿で食べ放題系だと爆食い→嘔吐続発。
    全身状態アセスメントして、感染性のものでないか見極めて行きます。大体、ただの食べ過ぎでした〜で終わりますが、万が一もありますので。

    私も経験ありますが、団体旅行の何が怖いって
    感染性胃腸炎が発生・蔓延することもあるってこと。病的なものか?単なる食い過ぎで単発の症状なのか?という見極めは大事。

    ③グループ行動に疲れ果てて…

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    でっすよねー。
    初発は、具合悪いという抽象的なことから、よく話を聞くと…という流れ。
    学校サイドにも「話聞いたら、メンタルっぽんですよ。とりあえず、本人と相談したらみんなが帰ってくるまでは保健室で休んで、夕食から合流してみる?としたんですが、担任の先生的にはいかがですか?えぇ、発熱もないし具合悪いのも落ち着いた見たいです。」ってな感じで。

    ①の不登校対応と若干被りますが
    あくまで私たちは養護教諭ではなく外部の人間。学校の方針と、本人の意向など、双方看護師にどこまで臨んでいるのかを把握しつつ(難しいけれどね)、距離感いいあんばいで接しています。
    こう書くとめっちゃ冷たく対応していそうな感じですが…逆にですね、地味に私は人情味もあるようなので結構関わっちゃいがち。気をつけています。

    色々、この辺の関わりでハートウォーミングな悦に入るナースいるですが、感動ポルノはツアーに不要。
    生徒主体にその子の精神的負荷がかからないようベストな方法を、教員と連携して考えていきます。

    ④自主研修、歩き回って熱中症

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    スケジュールこなすのに夢中で、水分摂らない子も多いんですよね。あとグループ行動なので、言い出せずそのまま宿に戻ってきてバタリとか。受診して点滴になったこともありました。

    これに限らずですが、宿の近隣病院と診療時間は必ず確認しています。ちょうど生徒が帰ってくる16:30前後って、そこから対応・受診判断で+1時間とみるとして。午後の診察終わり間近だったりするんですよね。
    そんで、他の子は落ち着いているので看護師さんも受診に付き添ってください→宿舎戻るの20時頃、生徒対応して21時過ぎにやっと夕飯!とかもザラです。

    再三かいた、日中のうちに休んで体力温存しておこうぜっていうのは、こういった対応を何度も経験しているからなんですわ。

    微々たる予防策として、
    宿舎を出発する際には必ず、クラス・グループごとに担任のチェックを受けます。その際、玄関にツアナスも立って「水分補給しっかりしてねー!具合わるくなったら本部連絡してねー!」と、やいやい声かけたり、そもそも顔色悪い子がいないかチェックします。
    前日の職員ミーティングで、自主研修中の水分補給は担任からも指導をお願いしますと、声かけるのもありですね。

    ⑤すき焼き鍋で熱傷/京都修旅

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    そんなうっかりするかよ!と思う方も多いでしょう。
    あるんですわー。マジで。

    何が悲しいって、私もヒャハー!と食べようとした時に「看護師さん、ヤケドの子がいますので対応お願いします。」と肉とのお別れ。戻ってきた頃にはカッチカチ。
    まぁそういった対応のために来ているので仕方ない。

    あと、初動で流水ではなく氷でサクッと冷やしただけで、そのまま放置したものを対応せねばっというのも。

    京都添乗あるあるなんですが、職員と生徒の食事場所が異なりすぐに対応できなかったり、やけどくらいだったらと宿の方が氷渡して終わっていたりと、看護師知らぬままも多いんですよ。

    ちなみに、ツアー中の熱傷対応は少なくないので
    よくある原因・対応・どのくらいなら受診必要?という基礎の基礎は押さえておきましょう。

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    加えて、熱傷多いのに
    救急バッグに応じたグッズが入っていないorオロナインだけとかまともなグッズなく詰むのもあります。

    あるもので凌ぐか、京都は近くにドラックストアがあるので
    学校・本人同意を得て、購入に走るか
    そもそもないに備えて、こそっとワセリン+ガーゼくらいは持ち込み「鞄にたまたま入ってて、救急バッグに何もないので使っていいです?」という確信犯で行くか。
    色々あります。

    参考 よくある救急バッグの中身・外科系

    ⑥寝不足・疲労でダウン

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    まあそりゃそうなるわな。
    メカニズムと表するには大袈裟ですが、大体こういったコンディションで行動の果てに、終盤バテてくる子はいると予測しておくと、どぉーんと構えられます。

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    ⑦発熱は旅行につきもの

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    コロナ禍では、少しでも熱があると大騒ぎになるのでまた状況は違うんですが。

    コロナ前は、朝熱があったけれど看護師が同行するから大丈夫だと思ってと保護者から言われたり、解熱剤飲んだから参加できると思って…など、平気でいました。

    あとやっぱ、当日欠席だとキャンセル料戻ってこないし。何より、楽しみにしていたイベントだしと隠して強行し夜ダウンなんて子も。

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    という感じなのでアセスメントの項目に
    「小学校の頃、宿泊行事で熱出た?体調崩さなかった?」という、過去の宿泊行事での様子を聴取するのも加わるのが、ツアーナース業の特徴的なところかしら。
    とはいえ、現状で高熱+αあったら過去もクソもなく隔離して行くんだけれどね。

    自主研修中でも対応するケース

    中高生の修旅。
    各地で、自主研修という名の班別自由行動がありますよね。あるんです。
    具体的には、メジャーどころは札幌・函館・なぜか盛岡・東京・京都&奈良・大阪&神戸・長崎・熊本・沖縄本島でしょうか。多いな。

    その間、看護師は宿待機や本部(カフェやお土産屋など)だったり、連絡取れたらいいのでご自由にと、フリータイムだったり様々。

    京都奈良での自主研修待機を例に
    よくある待機中のパターンもご紹介ます。

    参考として、自主研修中のあるあるを4つほどご紹介。
    生徒が戻ってこない方が少ないので、逆に何もないとビビっちゃう。

    ①人間関係で疲弊、途中で戻ってくる

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    話聞いてスッキリしたようならば、先生と相談して「みんなが戻ってくるまで1時間半あるから、駅で好きにお土産買ってきたらー。」とサブの先生と一緒にお出かけしてリフレッシュしてもらったの何回もある。

    ②生徒入れ替わり立ち替わり

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    午前中寝ますで復活→別の生徒が戻ってきて、昼飯食っておいてよかったパターン。側溝転落泥だらけ女子は、マジ色々大変だったんですが、個人情報の兼ね合いで割愛。

    ③帰ってきた生徒が続々と具合悪くなる

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    これが一番多いかもしれませんね。
    時間ギリギリ&迷子になってグループ全員大パニックで宿についてぶっ倒れ女子の過呼吸祭りなんてこともありました。まさに↓こんな感じ。このケースも、通行人に変に通報されなきゃ大事にならなかったのに。

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    ちなみに、この記事決定的に誤爆しているのお気づきでしょうか。紙袋、今どき使わない。傷に消毒、過呼吸に紙袋、鼻出血に鼻冷やすが3大勘違い対応(と私が勝手に定めている)。

    ④マジでなんもねぇ!ありがとう生徒たち

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    覚えておきたい

    新幹線多目的室の利用

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    乗り物酔いする子、そもそも具合悪いのに来ちゃった子、帰りに具合悪くなっちゃた子などなど、移動中に対応することもあります。
    基本、2座席使ってゆっくりできるような環境を整えたりしますが、臥床させたい場合は多目的室の存在も覚えておきたいところ。

    多目的室の利用手順は予習
    予約不可にて、乗車後に添乗員さん(プロ添さん)経由で乗務員さんに依頼します。ここめっちゃ大事で、勝手に看護師動いちゃダメ。

    学校に同意を得る→チーフ添乗員に依頼→プロ添さんが動いてくれるという流れで、調整ついたら声をかけてくれるので待ちつつ、利用不可時に備えて先生と相談しながら座席も調整していく。

    参考 
    ツアツア8〜乗り物関係の諸注意

    新幹線の項目に、多目的室について記載。私、よく使います。

    東海道新幹線は酔いやすい

    新幹線で酔うの?と思いますが、東海道めちゃ揺れるので酔います。
    初日、とりあえずいきなりは具合悪いこいねえだろうと呑気にしていると、東京(or新横とか)→京都までの移動中に、酔った子が〜とか呼び出されます。

    別でも書きましたが
    初日って、無理してきたとか睡眠不足など、コンディション悪い子も潜んでいるので案外対応多いですよ。

    ツアナス的・乗り物酔い対策

    とりあえず受診になることも

    受診の流れ、最低限の流れのフォーマットです。

    高校修旅・沖縄での追加点

    沖縄添乗は9〜12月が繁忙期ですが
    基本は年中やっているので、必要時マリンスポーツ対応も補足で見て頂けたら。


     
     
    元ツアーナース(添乗看護師)/ 2012〜今年でツアー歴15年に。今はクリニックとかフラフラ&堅実に従事。2026現在、ツアーナース業は年数回程度。