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介護事業所の改善要望、件数だけで優先順位を決めていませんか

    「その意見は、一人からしか出ていません」

    それを理由に後回しにする前に、
    その仕事を担当している人が何人いるかを確かめたいと思います。
    一人で担っている仕事なら、
    一人の声が、その業務で起きている問題を伝えているかもしれません。

    私は、要望の多さを整理することは必要でも、
    件数だけで優先順位を決めるのは不十分だと考えています。
    声の数と一緒に見ておきたい情報があります。

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    誰が、その仕事を担当しているか

    夜間だけに起きる問題や、
    特定の担当者しか扱わない作業は、意見の数が少なくなります。

    「一人しか言っていない」で終わらず、
    その仕事を経験している人が何人いるかを確認します。

    少人数で担っている仕事なら、一件の声でも重要な手がかりになります。


    一回の負担と、起きる頻度を分ける

    毎日数分の困りごとなのか、月に一度だが業務が止まる問題なのか。

    件数の表だけでは、この違いが消えてしまいます。
    ・所要時間
    ・頻度
    ・やり直しの有無など
    確認できる事実を添えます。

    推測で大きく見せず、分からない部分は追加で確かめます。


    安全への影響は、人気順にしない

    利用者や職員の安全に関わる懸念は、
    多数決で後回しにするものではありません。

    必要な責任者へつなぎ、状況に応じて先に対応します。
    急ぐべき対応と、
    通常の業務改善として比較するものを、同じ点数だけで並べないことが大切です。


    対応のしやすさも、別の軸で見る

    大きな効果が期待できても、確認や準備が必要な課題があります。
    一方、すぐに試せる小さな変更もあります。

    「すぐ着手するもの」
    「調査するもの」
    「現時点では変更しないもの」に分け、
    理由と次に返答する日を残します。

    対応しないと決めたことも、受け取った人へ説明します。
    放置と判断は、現場から見ると区別しにくいからです。

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    改善要望を整理する目的は、
    いちばん声の大きいテーマを選ぶことではありません。

    誰の仕事に、どんな影響があり、
    何から手をつけるべきかを判断することです。

    会議で多数の意見を整理しても、
    発言する人が少ない仕事の負担は見えないままかもしれません。
    要望が一件だから軽いのか、
    それとも担当者が一人だから一件なのか。
    その違いを確かめるだけでも、優先順位の付け方は変わってきます。


    関連記事:「仕事が多い」と訴える職員の業務を、一緒に整理して分かったこと


    書いている人について

    介護・医療・障害福祉事業所向けのコンサルティングに携わっています。採用・定着、事業所運営、経営改善について、現場で使える考え方をこのnoteで発信しています。


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    株式会社YFC

    #介護#介護施設#業務改善##介護経営#組織づくり

     
     
    介護・医療・障害福祉事業所向けコンサル会社代表。1,000事業所以上の相談に関与。採用・運営指導・経営改善など現場のリアルを発信。机上論ではなく「現場で使える考え方」を書いています。

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