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企画者に企画意図をインタビューしてみました|「仕事・育児をしながら創作をする理由」アンケート&インタビュー参加者募集!

    こんにちは、吉岡詩織 / tapiです。

    前の記事では、この企画を始めたきっかけをお話しました。
    今回は、もう少し踏み込んでお話させてください。

    なぜ私が「仕事・育児をしながら創作をする人」に話を聞きたいのか。
    研究者としての問い、そして自分自身の経験が交差するところから始まった、というお話です。


    仕事・育児をしながら創作をする理由インタビューとは?

    qbc:今回の企画、どういうことをやりたいのか教えてもらえますか。

    吉岡:私、2023年に大学院に入って、ずっと研究っていうものに希望を持ってたんですよ。学部の卒論も100ページくらい書いて、修士のうちから国際学会で英語発表したりとか。研究者のキャリアをそれなりに夢見てたんですね。
    でも、やってみてだんだん気づいてきたことがあって。

    qbc:どんなことに?

    吉岡:文系の学問って、理系みたいに「前の研究があって、次の発見があって、どんどんよくなっていく」という感じじゃない気がしました。3歩進んで2歩戻って、かと思ったら近代初期の考え方がまた流行ってきたりして。結局「お気持ち」じゃんみたいな。ニヒリズムというか、虚無感に陥りやすい。もちろん、100%そういう側面だけではないんですけど。
    多分、研究やってる人で、そういう感覚になる人って多いと思うんですよね。

    qbc:それで?

    吉岡:そういう人たちに、絵を描いたり音楽をやったり、なんか創作みたいなところで生き延びてほしいなという祈りがありまして。自分もそうなるかもしれないっていう予感もあって。
    だから今回、仕事や育児をしながら、パートタイム的に創作をやりくりしている人に話を聞いてみたいと思ったんです。同じような感覚が共有されてるのかな、って。

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    研究主催の吉岡さん 写真は、友人たちとの内輪のライブイベントで演奏した様子


    吉岡さん自身の創作活動

    qbc:吉岡さん自身は、どんな創作をしてるんですか。

    吉岡:いくつかちょこちょこやってますね。コラージュとか、あと音楽の打ち込みとか。
    コラージュは、金融機関に勤めてた時に始めたんです。毎日ニューヨークタイムズとかフィナンシャルタイムズの紙の新聞が大量に捨てられてて。それがなんか、金融機関の文化を象徴してるみたいで面白くて。がさって持って帰って、切って、ボードに貼って。コロナの頃は病原菌の拡大写真とかも混ざったりしました。今作品、と呼べるほど数はないですけど、見返すと、時流に沿った素材を自然とと使っていて、面白いかも。

    qbc:やってる時の気持ちってどんな感じですか。

    吉岡:曇りなく楽しいですね。石を積み上げてバランスを取るみたいな、ちょっとした緊張感があって。あと感覚がすごく研ぎ澄まされる感じ。
    音楽の打ち込みをやってる時なんか、宇多田ヒカルさんの曲をGarageBandで再現しようとすると、すごく音をよく聴くんですよ。「あ、ここにこんな音が入ってたんだ」って、何年も聴いてきた曲なのに今まで見落としていた発見があって。それが楽しい。

    qbc:逆に合わなかった創作はありますか。

    吉岡:ファインアートのドローイングですね。中学が美術コースだったので久しぶりにやってみたんですけど、論文を書く時と同じ種類の辛さがあって。自分の理想と現実のギャップをずっと突きつけられるというか。描きながら「あ、違う、もうミスってる、でも描き切るしかない」みたいな絶望をしながらやる感じ(笑)。

    後は、編み物とかハンドクラフト系。単純に、手先の器用さでいうと私は器用な方ではないみたいで、見本や手順通りにやっても、途中で置いていかれました。
    なので、コラージュとか音楽とか、手順があまりなくてかつライトなものに落ち着いてますね。

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    以前挑戦した、綿と針で作る人形のハンドクラフト 


    吉岡「見本は頭と胴体が同じ長さでしたが、私が作るとかなり胴長になり、口も歪んでしまいました(笑)」

    もしも創作がなかったらどんな人生になっていたのか?

    qbc:創作がない状態の人って、どうなるんでしょう。

    吉岡:ちょうど思い当たる人がいて。同じ大学からコンサルに新卒で入った後輩なんですけど、すごく優秀で、張り切って入ったんですよ。でも外国人の方との共同プロジェクトで、そこで完全に打ちのめされて。休職してしまって。というか、そんな人は数えきれないほどいるか......。
    その方は、大学時代バンドで歌ってたんですよ。すごく上手かった記憶があります。ただ、社会人になってからはやってなかったんじゃないかな。

    qbc:創作があったら違ったと思いますか。

    吉岡:休職は免れなかったと思います。それくらい追い詰められる環境だと思うので。ただ、回復の仕方は違ったかもしれないですね。うつの時って音楽も入ってこなくなるんですよね。でも少し復活してきた時に、またあの頃のバンドメンバーと組み直して、みたいなことができたら、もうちょっとペースを取り戻すのが早かったんじゃないかなって。
    かなり余計な感情ですけど、歌、すごくよかったので、今でも「もったいないな」って思いますね。


    インタビューの先には何があるのか?

    qbc:インタビューを重ねた先に、どんなものが見えると思いますか。

    吉岡:「創作万歳」みたいな落としにはしたくないんですよね。創作の辛い部分も、ちゃんと聞きたい。上を目指しちゃうからこそしんどい、とか、プロを目指してるのかそうじゃないのかで、全然語り口が変わってくるんじゃないか、とか。そういうグラデーションを丁寧に描きたいと思っています。
    研究がニヒリズムに陥りやすいように、創作だって辛い側面がある。でもそれでもやめられない人がいる。そこに何があるのかを、ちゃんと知りたいです。

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    インタビュー中、笑う吉岡さん


    アンケート&インタビュー参加の流れ

    1. アンケートに回答する(インタビュー同意についてもここで聞きます)

    2. インタビュー参加に同意された方に、日程調整リンクをメールでお送りします

    3. オンラインでインタビュー(約1時間)

    4. 後日、原稿をメールでご確認いただきます(参加後30日以内に撤回可)

    成果は論文・note・書籍等で発表予定です。


    アンケート兼インタビュー応募はこちらから!

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    創作している方も、昔してた方も、したいけどできてない方も、
    どなたでもお答えいただけます!アンケートのみ参加もできます!


    吉岡 詩織 | tapi 野良研究者(社会学・会社員で子育て中)

    Shiori Yoshioka | tapi 
    "nora" (Unbound) Researcher(Sociology & working motherhood)
    野良猫のような研究者。専門は社会学だが社会学者は苦手。気候変動、福祉国家、会社、ヴィーガニズム、「産む/産まない」「飼う/飼わない」「食べる/食べない」「働く/働かない」などの葛藤を、日常と研究のあいだで考えている。とにかく色んなことに興味がある。
    tapiの由来は、中高の友達Kくんが作った「学年一の秀才よしおか、その手には天王寺のたぴおか」というラップ。


    下記は吉岡さんの別プロジェクト

    「子どもを持つ理由・持たない理由」インタビューも参加募集中

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    年齢、性別、現在のお子さんいらっしゃる/いらっしゃらない、
    は関係なくお答えいただけます!


    吉岡さんの過去研究記事はこちらのマガジンから!

    #ブルシットジョブ #インタビュー #社会学 #創作 #資本主義

     
     
    あなたよ輝け「有名人だから面白いんじゃない。人は誰でも素晴らしく面白い」。2020年設立。メンバー約20名。主宰は栗林康弘。1,500人以上をインタビュー。聞く=愛💕🫶無料インタビュー応募は固定記事からどうぞ。公式サイトhttps://mumei.me/

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