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䞭田功XP

出兞: フリヌ癟科事兞『りィキペディアWikipedia』
987654321 
銙桂    金桂王䞀
 飛  金角 銀銙二
歩  歩 歩 歩歩䞉
  歩 歩 歩  四
 歩 銀   桂歩五
  歩 歩歩歩  六
歩歩角 銀金 歩 䞃
  飛  玉銀  八
銙桂   金  銙九

䞭田功XPなかたいさお゚ックスピヌは、将棋の䞉間飛車戊法。居飛車穎熊察策の戊法。コヌダン流ず称されるこずもある埌述。

プロ棋士の䞭田功が創案し、島朗が自著『島ノヌト 振り飛車線』で玹介しお広たった[1]。「XP」は同曞が曞かれた2002幎圓時、Windowsの最新バヌゞョンであった「Microsoft Windows XP」から取ったものであり、この戊法を「䞭田功XP」ず呌んだのも『島ノヌト』が最初である。

抂芁

[線集]

居飛車穎熊は䞉間飛車を含む振り飛車の倩敵ず蚀われおきた。埓来のように、振り飛車偎が矎濃囲いに組んでから攻め合う展開においおは、居飛車偎の穎熊の堅さず遠さが生きる展開になるこずが倚かった。

もちろん、他の振り飛車勢も穎熊によっお衰退を䜙儀なくされおいたが、四間飛車においおは「藀井システム」の開発により居飛車穎熊察策が進むこずになる。しかし、䞉間飛車にはなかなか穎熊ぞの察抗策が珟れず、同じ振り飛車でも穎熊ぞの明確な察策がある藀井システムぞ移ったりした[2]。

そこに、䞉間飛車を埗意ずする䞭田功が䞀石を投じた。芁点ずしおは、藀井システム同様序盀で飛車を振る前に玉偎ずなる端歩を▲1六歩△9四歩ず突き、玉将を矎濃囲いに収めず3九に留め埌手番の堎合は7䞀、端攻めず角行の利きを䞡甚しお穎熊を厩す。玉を矎濃囲いに収めないのは、駒組みの手数を削枛しお玠早く攻撃陣を敎備するため、そしお䜕より、端攻めを行った際の反動を芋越しお自玉を戊堎から遠ざけおおくためである。

そしお䞊図のずおり、△4䞉歩型の居飛車穎熊に▲6五歩ず角道を通しお、▲2五桂跳ねから盞手の角を動かしお▲1䞉桂成ず突っ蟌む。このずき先手の角筋が埌手玉たで通っおいるので居飛車穎熊偎は△1䞉同銀ずは取れない。△1䞉同桂ならばじっず▲2六歩や▲1四歩ず突く。△1䞉同銙ならば▲1四歩△同銙▲同銙で、△1二歩ならば▲1九銙△1䞉桂打▲同銙成△同歩▲六桂、△1䞉歩ならば▲同銙成△同桂▲1四歩など。

居飛車穎熊偎が△3䞉角型で△6四銀から△7五歩を早くに仕掛けた堎合には、▲4五桂△4二角ずしおから▲6五歩ずし、△同銀▲6八飛、居飛車穎熊偎が△4四歩型の堎合は▲4五歩から以䞋タむミングをみお▲4四歩ず取り蟌んで▲4五歩から▲4六銀ずなっお、4筋△6筋䜍取り高矎濃囲いの奜圢に組む。

△持ち駒 なし
987654321 
銙   金  桂王䞀
 飛 銀 角金銀銙二
歩 桂歩 歩 歩歩䞉
  歩 歩 歩  四
 歩 歩    歩五
  歩 歩歩歩  六
歩歩角 銀 桂歩 䞃
   飛金 銀  八
銙桂   金玉 銙九

島朗はこの戊法が優秀なものであるず認識しおおり、著曞『島ノヌト』で取り䞊げ、「居飛車穎熊さえ克服できれば、䞉間飛車は最匷の戊法になりうる」同曞153頁、「䞉間飛車で居飛車穎熊を粉砕する画期的な新戊法」同曞154頁ず評䟡しおいる。

このため、図1のように居飛車穎熊偎が右銀を△6二銀、角を△4二角ず早くに匕いお、右金を△5䞀、4䞀ず寄せる指し方がみられるようになった。䞭田は勝又枅和の著曞圓時のむンタビュヌで、「いたは居飛車偎が四枚穎熊に組んでくるこずがなくなりたしたね。」ず語っおいる[3]。

侭田 △持ち駒 なし
987654321 
銙 王金   桂銙䞀
  銀銀金飛   二
  桂   角歩歩䞉
 歩歩歩歩 歩  四
歩   歩歩 歩 五
  歩   歩  六
歩歩 歩 歩桂 歩䞃
銙銀金角 銀 飛 八
玉桂金     銙九

2018幎床第31期竜王戊予遞においお、藀井聡倪四段圓時が䞭田功XP察策ずしお、図1の局面から△5五歩ずいう新手を披露し快勝した。それたでは図の局面で䞻に△8六歩ずし、以䞋▲同歩△同角▲8八飛△8五歩が指されおおり、振り飛車偎はそのあず▲6六角ずしお▲8四歩を狙いに指しおいたが、䞭田の堎合は△8五歩に▲8六飛ず角を取り、以䞋△同歩に▲1四歩から▲2五桂や▲2八角打ちから9䞀の銙を取っおから自陣に銬を匕く指し方をしおいる。5五の歩を同歩ずさせおおくこずで、7䞃角の睚みや▲2八角打からの攻めを䞀時的に抑えおいる。以降遠山雄亮、䜐藀秀叞、及川拓銬らもこの▲5五歩を採甚しおいった。

その埌2019幎4月17日に行われた第45期棋王戊予遞の察柀田真吟戊で䞭田は、図2のずおり新手△6二銀を披露する。以䞋は▲2四歩△同歩▲5四歩に䞭田は△8五桂ずし、▲5䞃銀△9六歩▲同歩△9䞃歩ず進んだが、勝利した。

以降のプロ棋戊で5五歩は甚いられおいない。

「䞭田功XP」ず「コヌダン流」

[線集]

䞭田の䞉間飛車は、ニックネヌムを取っお「コヌダン流」ず呌ばれる。この堎合の「コヌダン流」は䞭田功XPに限らず、䞭田の棋颚による䞉間飛車党般を指しお呌ばれるこずが倚い。

「䞭田功XP」ずいう名称が島朗が自著で解説するために぀けられた造語である[4]。同著の他で「䞭田功XP」ずいう衚珟はあたり甚いられず、䞭田功XPを含んだ「コヌダン流」の衚珟が倚く甚いられおいる[5]。

居飛車の持久戊に察するコヌダン流の穎熊察策では、盞手が駒組みに入る前に仕掛ける超急戊の倉化や、穎熊に組たせおから察応する持久戊の倉化たで考えられ[6]、たた右桂も△6五桂、▲4五桂方面の跳ねもある。さらに単なる穎熊厩しだけではない。䟋えば察䞭座真戊2003幎7月15日順䜍戊C箚1組では△6二玉で△5四歩に▲7䞃角をみお△7二銀-7䞉桂型に組むず先手の䞭座が䞲カツ囲いにしたが、居飛穎よりも囲いが1手早いので、堎合によっおは埌手が立ち遅れる恐れがあるずし、角道を通しお早くの△6五桂跳ねから△8八角成以䞋、䞀気の攻めをかけおいる。

䞭田は『コヌダン流䞉間飛車の極意』ず題した著曞を参考文献で瀺されたずおり、持久戊線ず実戊線に、さらに急戊線の3冊を刊行しおおり、コヌダン流ずしおの指し方の特城に぀いおも幟぀か解説がなされおいる。

△持ち駒 なし
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銙桂銀金 金 桂銙䞀
  王  銀飛  二
 歩歩歩  角歩歩䞉
歩   歩歩歩  四
       歩 五
  歩 歩 歩  六
歩歩 歩 歩 歩䞃
 角玉 金銀 飛 八
銙桂金金   桂銙九

䟋えば急戊線によるず、玉偎の端歩を重芖する、ずいうこだわりがある。コヌダン流では特に4五歩早仕掛け#超急戊に察し玉偎の端歩を優先した垃陣で埅ち構える戊術が、著曞でその解説がなされおいる。急戊線のオビ裏にも、図3で「急戊には端歩を突けコヌダン流䞉間飛車の察居飛車急戊の基本図ずいえる局面。盞手が▲3六歩ず突いお急戊を明瀺したら、すぐに端歩を突いお玉の懐を広げるのがコヌダン流だ。」ずしおおり、埓来から埌手振り飛車が△6二銀、△7二銀ず構えるず△8二玉ず囲いを急ぐずころ、△6二や7二の䜍眮で△9四歩ず突く。そしお▲9六歩ず受ければ△8二玉、他の指し手䟋えば▲4六歩ずすれば△5二金巊を先にする。2010幎代以降には埌手振り飛車で4手目ないし6手目で△9四の歩を突く指し方は増えたが、90幎代から2000幎代にかけおの時期に早く端歩を突く指し方をしおいたのである。

その埌XPなど察振り持久戊型の堎合、前述の通り玉の䜍眮は▲4八玉△6二玉から▲3八銀-3九玉型△7二銀-7䞀玉型に構えお先に右桂を跳ねる䜓制にするこずもあっお、埌述の察関浩戊図5のように▲4八玉型でも▲1六歩△9四歩を突いおいる。

ただし、居飛車先手が▲3六歩を突かず菱囲いにしお、玉頭䜍取りの可胜性が残っおいるずきは袖飛車の含みを持たせる△8二玉を急ぐ、などずしおいる。

そしおコヌダン流では玉偎ず反察偎の端歩は、端角の△1五角の芗き、幜霊角を垞に意識しおいる。そのため、自分から1筋の歩を突くこずはしないずしおいる。

たた、捚お駒特にタむミングをみおの飛角の倧駒切が特城。

△持ち駒 飛歩
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銙桂   金 桂銙䞀
    金 銀  二
歩  歩 歩銀王 䞉
  歩   歩歩歩四
 飛 歩角歩歩  五
  歩  銀  歩六
歩ず   金 歩 䞃
      銀玉 八
銙桂   金 桂銙九

䟋えば図4は察倩守閣矎濃に察する指し方で、角を䞀に成るこずもできるが、盞手玉のコビンを▲3五歩△同歩▲3四歩ず攻め、以䞋△3四同玉にさらに▲3五銀△同玉ず銀を捚お、埌手玉を䞊郚に぀り出しおから▲2䞉角△同銀ず角をタダで捚おお䞋郚ぞの退路を封鎖し、▲4六金△2五玉▲3䞉角成ずするず、必至になっおいる[7]。これは持久戊線第䞀章でも玹介されおいる局面で、同著で「うさぎの耳を぀かんで振り回す」ず衚珟しおいる。察巊矎濃戊は著曞で塚田泰明戊1990幎1月12日王䜍戊予遞を玹介し、これは先手䞉間に察しお埌手塚田は△5二金を䞊げず△6四歩、▲2八玉に△7䞉桂でぞなちょこ急戊を芋せたずころで▲8八飛に腰掛銀から巊矎濃にする䜜戊に、▲3五歩からの攻めを仕掛け、以降はかなり際どい玉頭戊に展開したほか、察屋敷䌞之戊1995幎6月13日 順䜍戊では埌手倩守閣矎濃に、飛角を切り捚おおのず金攻めをみせおいる。

急戊線や実戊線第1章で玹介する▲4五歩△同歩▲5五歩△同歩▲3䞃桂の超急戊の倉化では、居飛車偎の銀による飛車取りを攟眮しお、△7二銀ず矎濃囲いを完成させるずいった手段も解説しおいる。この超急戊では著曞では▲3䞃桂に△5六歩を解説しおおり、以䞋▲2四歩△同歩に単に▲4五桂は△8八角成▲同銀△4六角、▲2四歩△同歩に▲3䞉角成△同銀▲4五桂には△5五角の解説がある。▲4五桂に銀を避けず銀桂亀換は居飛車の狙いで、右桂が振飛車の銀をずらえるこの亀換なら居飛車も䞍満がないずみるが、コヌダン流偎はその代償を△5六歩の垂れ歩ず△5五角急戊線たたは△4六角▲2九飛△4二飛急戊線もしくは△4五桂実戊線の働きに求めおいる。たた△4六角▲2九飛△4五桂ず反撃する順は、△8二玉-△9䞉歩型の方が向いおいるずしおいる。△7二玉型で進めるず、途䞭▲5四銬から▲6四桂で△7二玉ず5二金䞡取りが生じるので、あらかじめ8二に玉を移動しおから仕掛けに備えお反撃するのが埗策ずなる。ただしこのため、△6䞀金の離れ駒が垞に生じおいるので、▲2四飛からの飛成や飛車を奪われたあずの飛打に泚意を払う必芁があるずいう。

侭田 △持ち駒 歩2
987654321 
銙桂銀金    銙䞀
 王  金  歩 二
 歩歩歩  韍 歩䞉
歩  角     四
   桂角    五
歩 歩 歩 歩  六
 歩 歩  銀 歩䞃
  玉 金銀   八
銙桂 金    銙九

急戊線に掲茉した実戊解説では、倧野八䞀雄が五段圓時の1992幎12月2日に竜王戊予遞で察戊した将棋を掲茉。先手の倧野は超急戊を仕掛けおおり、䞭田は△8二玉を先にしお▲4五桂に△4六角の反撃、銀桂亀換埌に△6五桂打ちから5五角打図59九角成ずし、△8九銬ず捚おお▲同玉に△7䞃桂打ず倧駒切で食らい぀いおいる。

コヌダン流では実戊線によるず、䞉間飛車に振った時点で察振り飛車戊/察抗戊ではすでに玉頭戊を意識しおいるずいう。巊銀は盞手玉ぞの攻めの芁ずいう考え方で、飛は7筋△3筋で䜿うのではなく、「邪魔な飛車を7八たでどけた」実戊線8頁くらいずしおいる。たた察振り持久戊を盞手にする際、4筋△6筋の䜍を取っお䞭倮からさばくなど、玉偎の勢力を重芖しおいる。

コヌダン流の居飛車急戊察策は、コヌダン流に限らず角道を止めるノヌマル䞉間飛車で昭和や平成ぞず指し継がれおきた居飛車舟囲い急戊に察する最もポピュラヌな埅ち受け方である腰掛銀や玉頭銀の含みを持たせる△4䞉銀・△5䞉歩型や△4二銀・5四歩△2二飛型があるなか、埌者を採甚し、察振り持久戊でも巊銀は△4䞉銀ではなく△5䞉銀型を䞻ずしおいる。䞭田は䞉間飛車が四間飛車などず違い、巊銀を5䞃△5䞉地点に移動させる際にスムヌズなため、▲4五歩4六銀△6五歩6四銀の奜圢を䜜りやすいずし、飛も埌に䞭倮に䜿う䞭飛車にもしやすく、䞭倮突砎ず玉頭戊の展開を狙うのを旚ずしおいる。

田侭 △持ち駒 歩2
987654321 
銙桂   金 桂銙䞀
 飛  金銀王角 二
歩   歩  歩 䞉
   歩  歩 歩四
  歩歩 銀   五
 歩  歩   歩六
歩 角 銀金歩歩 䞃
  飛   銀玉 八
銙桂   金 桂銙九

䞀方で、垫匠の倧山康晎のような、△7䞉の地点をあけお△5䞀角から7䞉角ず角を掻甚する手法はあたり取らない。角の掻甚は䞊述の△1五角▲9五角出から敵陣ぞの成り蟌みや、△4五歩▲6五歩からの角亀換や飛車角亀換で角を持ち駒にしおからが䞻である。
䟋えば図6の「十字飛車を狙っお捌く」実戊線を狙いずした田䞭寅圊九段戊2003幎3月24日NHK杯では、先手䞉間飛車に埌手田䞭は早くに△6四歩ずしたので䞭田は▲7二玉から8二玉、そしお田䞭は腰掛銀急戊から4筋の歩を亀換しおくる垃陣に、䞭田は早くに▲5䞃銀ずし、△7四歩には浮き駒ずなった銀を十字飛車で远うため▲7五歩△同歩▲6五歩ず倧駒の捌きを図り、さらに持ち駒にした角を▲5四角ずしお飛車打ちから銙を取っおの▲2六銙ず、玉頭を意識した戊いに持ち蟌んでいる。

△関 持ち駒 銀歩
987654321 
銙      桂銙䞀
 飛 銀金金王  二
歩 桂  歩 歩 䞉
  歩 歩 歩 歩四
    角    五
 角歩歩 歩歩 歩六
歩歩   金 歩 䞃
    飛 銀玉 八
銙桂   金 桂銙九

図7は、実戊線第4ç« (3)「高矎濃の理想圢」で取り䞊げられた察関浩戊2003幎8月4日、棋聖戊予遞、先手䞉間飛車で△7䞉桂-5五歩急戊をこれも▲3八玉の前に▲1六歩ずしお、▲6八銀-▲8八飛で埅ち受ける。この䞀戊では埌手䞉間ず違っお矎濃囲いが高矎濃になるが、▲3六歩を突いおいたため、▲4䞃金を5六に持っおいくこの圢特有の指し方は、筋が良くないずいう。ただし5八が空くので▲5八飛の筋が可胜ずなっおいる。局面は埌手角を狙っおその5八飛ず振り、埌手が角に歩で土台を぀け、次に△6䞃歩成がある局面。ここからやはりコヌダン流は▲5五同飛ず切り、△同歩▲5四歩△8八飛に▲6四角打。その埌も飛車角を切る策で寄せるのである。

急戊線ず実戊線では超急戊の仕掛けの他には4五歩早仕掛けで、△4二銀2二飛型を解説しおいる。▲5五歩△同歩▲4五歩△5䞉銀▲4六銀ず仕掛ける順では、▲4六銀に△5六歩ず△5四銀の二぀の手段があるが、コヌダン流ではのち銀を取らない「䞞山新手」も知られる△5四銀を愛甚しおいる。以䞋、▲5五銀△同銀▲同角△4䞉金のあずに、䟋えば▲6四角△5䞉歩▲5五角△6二飛▲6八金盎には△6五銀で、▲8八角に△7六銀など、䞭終盀でも飛の成り蟌みが可胜でも急がずに、持ち駒にした銀をじっず△6五銀ず打っおたず自玉の䞊郚を安党にし぀぀、△7六銀→△7五桂の玉偎攻めを芖野に入れる指し回しを行う特城がある。

急戊線では特に党線ずも、埌手䞉間飛車察先手居飛車急戊ずしおいる。序盀戊術の進化により、居飛車急戊が先手であるず成立するずされる埌手䞉間飛車を解説し互角以䞊に戊えるずみおいる。

侭田 △持ち駒 銀銀歩4
987654321 
銙桂 金   飛銙䞀
 王銀     二
 歩歩歩  歩䞉
歩  角 角歩歩 四
    桂  桂五
  歩 歩  六
歩歩歩   歩䞃
 玉 金銀 飛 八
銙桂 金    銙九

△4二銀-2二飛型は実戊線第2章急戊の新研究では、䞊蚘▲4六銀でコヌダン流△5四銀に察しお、▲4四歩を詳しく解説しおいる。以䞋△同角▲5六歩△4二飛▲5五歩に銀取りを攟眮し△3䞉角ずり、以䞋▲5四歩△8八角成▲同玉△4六飛▲5五角の飛銙䞡取りに察しおも、△3䞉角ず合わせお巊桂を捌く新しい指し方を提瀺。これで▲5四歩ず取り蟌む圢の察策ずなるず、この取り蟌みでは先手の分が悪くなったため、▲4五歩ず抌さえお△6五銀ずかわす圢がその埌のテヌマになっおいる。そしお実践線第2ç« 3線のコヌダン流急戊察応のもずになった䞀戊を「基瀎ずなった䞀局」ずしお日浊垂郎戊2001幎5月15日棋王戊予遞を解説しおいる。この䞀戊では序盀の進め方も先手が早くの▲3六歩を指したので、△7二から8二玉ず盎ぐに移動しおいる。そしお銀取りを攟眮し▲4五歩ず抌さえお△6五銀ずかわす圢の戊型䟋ずなっおいる。棋戊の棋譜解説は急戊線で四段時代の真田圭䞀ず察戊した、1993幎2月16日第51期順䜍戊C箚2組も取り䞊げおおり、序盀は△5四歩ずしおから△8二玉ずしおいる。そしお䞞山新手△2䞉飛から▲1五桂△2䞀飛の埌の▲4五桂に△4二角ず金を捚お、▲4四角に△6四角ず回転しお図8▲5五金ずすぐ䜿わせるが、そこで△4䞀飛ず回り、先手は▲4二歩ず打っお△同飛に▲1䞀角成ず銬を䜜るが、△4五飛ず捌いおみせた。なお、真田が五段時代の1994幎9月13日の順䜍戊でも同䞀戊型で察戊。このずきは△7二玉型で△9四歩を先にしお、たた先手▲4六銀に△5六歩を遞択。先手は▲4五歩からの抑え蟌みではなく、▲5五銀ず銀亀換に挑んだ。

他に、急戊策では急戊線に第4章ずしお居飛車3五歩急戊ず、第5章で居飛車ナナメ棒銀▲巊4六銀぀たり2章にわたり察4六銀巊戊法を取り䞊げおいる。こうした急戊は䞉間飛車に構えおいるので、四間飛車の堎合ず比べお1手埗になる。

居飛車3五歩急戊は△4二銀型䞉間飛車に居飛車偎が舟囲いDXから▲3五歩ず仕掛けた堎合の察応で、以䞋△同歩に▲4六銀ず、△同歩に▲2四歩△同歩ずしおから▲4六銀ずする堎合ず、▲3五歩に△4䞉銀ずし、▲3四歩△同銀▲3八飛△4䞉銀▲3䞃銀には△5䞉金から△5䞀角ずいった手段を解説。

居飛車ナナメ棒銀は△4二銀型䞉間飛車に居飛車偎が舟囲いDXから▲4六銀ず䞊がり、埌手は△4䞉銀ずし▲3五歩ずする手段を題材にしおいるが、コヌダン流は以䞋△6五歩ずする。△6五歩以䞋は、▲3四歩△同銀に▲3五歩からの▲3䞃銀に△3四歩ず、▲2四歩△同歩▲3八飛以䞋の解説ず、△6五歩に▲5五歩ずしおくる指し方を解説しおいる。

䞃段時代の屋敷䌞之ず察戊した、2000幎12月12日の順䜍戊は先手䞉間飛車で先に▲2八玉→▲5八金、埌手6四銀戊法に▲4五歩ずし、途䞭幜霊角▲9五角▲5䞀角成で、71手目で銬切し埌手玉を薄くしお寄せおいる。屋敷ずはその前にも1989幎7月25日竜王戊予遞で、先手䞉間飛車先に▲2八玉から▲1六歩、埌手6四銀戊法でこのずきは7筋䜍取りにずり、先に▲3䞃桂ののち▲7四飛から3四飛ず回る玉頭展開に、91手目に飛切を敢行する。

コヌダン流の察振り持久戊に぀いおは、序盀の駒組も、▲4八玉△6二玉で、居飛車偎の角䞊がり▲7䞃角、△3䞉角を埅っお▲3八玉か3八銀△7二玉か7二銀を遞択しおいる。たた著曞の持久戊線、実戊線の穎熊解説によるず、端攻めを効果的にするために角道を通す▲6五歩△4五歩のタむミングは、圢によっお䜿い分けるずしおいる。

コヌダン流の態勢の速さから、居飛車偎も穎熊を手順を工倫しお早く組んだり、仕掛ける態勢を早く築いたりしおいる。実戊線に取り䞊げた察穎熊の棋譜も察䞭村修戊2003幎12月12日王䜍戊のように、先手䞉間に埌手右銀を動かさず△7䞀銀型で6二銀を省略しおの䞀盎線穎熊に組む工倫で固めおから、△8六歩からの仕掛け△7䞀銀型なので飛車にひも付き、飛車角亀換にならないできおいる。

他の棋譜も、䞀盎線穎熊が察石川陜生戊2002幎3月5日順䜍戊C箚1組、先手▲5六歩早付き、察屋敷䌞之戊2003幎11月11日順䜍戊C箚1組、先手▲5六歩埌突き䞀盎線穎熊から右銀を早く4六に展開しおかんぎょう囲いに移行。、察高野秀行戊2004幎1月30日王将戊、先手▲5六歩早突き4八銀型䞀盎線穎熊。▲6八角を早くしおいる。察束尟歩戊2003幎8月25日棋聖戊、先手▲5六歩埌突きの4八銀型ず、倚く取り扱っおいる。これらに察する䞭田は埌手䞉間のXPだが8二玉型で△8五桂察石川戊、早めに9筋を詰めお△8五桂を跳んでから、銀冠に組みなおす察屋敷戊、本栌的な戊いになる前に△8五桂察束尟戊角打のスペヌスを䜜るために△6五歩ずし、▲2四歩△同歩▲同角△2二飛▲2五歩ずさせお質駒ずなっおいた角を、䞭盀で飛を切っお角を手に入れおから、△6四角ず打ち△8五桂察高野戊ず、早い駒組や動きに早い右桂跳ねで察応しおいる。実戊線に取り䞊げた他の察穎熊の棋譜でも察児玉孝䞀戊2003幎6月10日順䜍戊C箚1組、埌手の舟囲いから6二銀型居飛車穎熊も戊いの前に▲2五桂ず跳ねおいるし、察村山聖戊1995幎9月5日党日本プロトヌナメント、埌手の居飛車穎熊。䞀盎線暡様だったが、結局△5四歩から5䞉銀を指しおから穎熊も先手䞭田が4筋䜍取りの駒組みで▲2五桂ず跳ねるが、端攻めはせず取らせる間に攻め蟌む策で戊っおいる。

そしお著曞の穎熊解説では『島ノヌト』にはない△4四歩型▲6六歩型に察しお、高矎濃から右桂ず跳ねお4五△6五の䜍を取りに行く指し方が解説されおいるが、この▲4五歩△6五歩の䜍は攻防の最重芁拠点で、あずで▲4四歩△6六歩ず突き捚おる時は読みを入れお実行する必芁があり、盞手の4筋▲6筋の歩が切れたずきに△4八歩▲6二歩にも泚意が必芁ずしおいる。

2010幎代の4䞉歩型▲6䞃歩型穎熊では、瀬川晶叞戊2012幎11月2日銀河戊や、䜐々朚勇気戊2013幎8月第72期順䜍戊C箚2組3回戊などの進行は、右桂跳ねが有効に決たっおおり、䞉間飛車が悪くない流れずなっおいた。

勝又2007幎では、その時点で䞭田本人が『正盎蚀っお、今は思うように戊えおいたせん』ず認めおいるずずもに[8]、具䜓的な居飛車穎熊偎の察策が詳しく解説されおおり、金銀の動きを埌回しで△4二角ず早めに匕き、早くに△8六歩から仕掛ける攻撃態勢を䜜るず、コヌダン流偎はただ反撃態勢が敎っおおらず、この仕掛けに▲6六角を甚意しおおく▲6五歩には△7䞉桂ず跳ね、6五の歩を狙い、こうしお角桂の動きで振り飛車の動きを牜制しおおいおから金銀を動かし、堎合によっおは△6四歩からの攻めも念頭に入れるずしおいる[9]。

2010幎代から、穎熊偎も角道を盎撃しないように察村䞭秀史戊(2013幎10月5日)や察岡厎掋戊(2013幎12月10日順䜍戊など、6六歩型△4四歩型の居飛穎に組み、そしお右金を6䞃△4䞉に䞊げお、束尟流穎熊ぞの組み替えを狙うこずも倚くなる。これに察しコヌダン流は△8四歩から8䞉銀▲2六歩から2䞃銀ず銀冠の組み替えでタむミングをみお、右桂跳ねを実斜しおいる。

脚泚

[線集]
  1. ↑ 島朗『島ノヌト 振り飛車線』153- 162頁。
  2. ↑ 藀井猛は「いたの居飛車党は䞉間飛車に察しおは穎熊さえ知っおれば察応できる」ず発蚀したこずがあるずいう勝又『最新戊法の話』232頁
  3. ↑ 勝又 2007.
  4. ↑ 『島ノヌト』でも䞭田功XPに぀いおは9ペヌゞ分の解説にずどたっおいる。たた、居飛車穎熊偎は△6四銀-4二角型のみ、そしお▲2五桂跳ねから▲1䞉桂成の急戊。
  5. ↑ 勝又枅和『最新戊法の話』2007幎でも7䞀玉型による䞉間飛車の居飛車穎熊察策にも蚀及しおいるが241頁、「䞭田功XP」ずいう名称は甚いおいない。
  6. ↑ 2003幎発行の䞭田功本人の著曞である『コヌダン流䞉間飛車の極意 持久戊線』では、「3枚穎熊なら端攻め、4枚穎熊なら䞭倮制圧」を「基本路線」ずしおいる16頁。4枚穎熊には䟋えばコヌダン流䞉間飛車で穎熊退治その極意は▲五歩▲六銀【はじめおの戊法入門-第12回】ラむタヌ 高野秀行六段 曎新 2017幎06月01日は「コヌダン流」ずされおいるが、䞭田は真郚流4筋䜍取りで、右桂を跳ねないを甚いおいる。
  7. ↑ 石川陜生・䞭田功・安西勝䞀線者週刊将棋『振り飛車党宣蚀 2 新感芚の䞉間飛車 若手粟鋭3人による最新の研究ず実戊』毎日コミュニケヌションズ、1994幎2月、ISBN4-89563-592-9第1ç«  定跡研究線 ▲䞉間vs△巊矎濃より
  8. ↑ 勝又 2007, pp. 242243, 第8講
  9. ↑ 勝又 2007, pp. 242243, 第8講

関連項目

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参考文献

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  • 島朗『島ノヌト 振り飛車線』講談瀟、2002幎12月、ISBN 978-4062116336
  • 䞭田功『コヌダン流䞉間飛車の極意 持久戊線』毎日コミュニケヌションズ 、2003幎4月、ISBN 978-4839909406
  • 䞭田功『コヌダン流䞉間飛車実戊線』毎日コミュニケヌションズ、2004幎9月、ISBN 9784839915872
  • 勝又枅和『最新戊法の話』浅川曞房、2007幎4月、ISBN 9784861370168※「コヌダン流」ずしお1章を割いお玹介されおいる