GitHub のトレンドにスキル集が並んでいます。mattpocock/skills は 255,313スター、SKILL.md が37本(2026-09-07 時点、GitHub API で取得)。
入れて、前後を測りました。
自分のスキル47本 入力 82,255 トークン
+ スキル集37本(計84本) 入力 81,971 トークン ← 284 減った
足したのに減ります。 代わりに、自分のスキル2本の説明が消えていました。
検証環境: Windows 10 / Claude Code 2.1.260 / モデル
claude-opus-5/ 測定は 2026-09-07 時点
前提: 一覧には文字数の上限がある
スキルの名前と説明は、毎ターン、システムプロンプトに載ります。この一覧には予算があります。
The listing always contains every skill name, but if you have many skills, Claude Code shortens descriptions to fit the listing's character budget, which can strip the keywords Claude needs to match your request.
(一覧には必ず全部の名前が入る。ただし数が多いと、文字数の予算に収まるよう説明を短くする。Claude が要求と突き合わせるのに必要なキーワードが落ちることがある)
名前は必ず残ります。削られるのは説明だけです。
何を入れたか
mattpocock/skills 37本 説明の合計 5,367 文字(平均145 / 最大421)
自分のスキル 47本 説明の合計 16,220 文字(平均345 / 最大835)
私の説明は平均345文字で、向こうの2.4倍あります。日本語で発火条件を細かく書いているためです。
名前が1件だけ衝突しました。向こうにも tdd があります。 私の tdd は42回使っている最頻出スキルなので、上書きせず tdd-matt として入れました。
削られたのは、使っていないスキルだった
同じ質問を4回ずつ投げて、一覧に載っている説明の文字数を数えました。
| スキル | 使用回数 | 元の長さ | 37本を入れた後(4回) |
|---|---|---|---|
tdd |
42 | 287 | 287, 287, 287, 287 |
ai-news-radar |
25 | 253 | 253, 245, 253, 253 |
decompose |
0 | 240 | 240, 240, 240, 240 |
review-frontend |
0 | 388 | 0, 0, 0, 0 |
skill-reviewer |
0 | 350 | 14, 0, 0, 0 |
よく使う2本は1文字も減りませんでした。 消えたのは、一度も呼んでいない2本です。
ドキュメントの記述どおりでした。
When the listing overflows, Claude Code drops descriptions starting with the skills you invoke least, so the skills you use most keep their full text.
(溢れたときは、呼び出し回数が少ないものから説明を落とす。よく使うものは全文が残る)
入れる前は、5本とも全文が載っていました(4回とも同じ値)。
トークンが減る理由
削られた説明のぶん、一覧が小さくなります。
review-frontend 388 文字 → 0
skill-reviewer 350 文字 → 0
37本ぶんの名前と説明が増えたうえで、合計は284トークン減りました(別の回では290減)。
削られたのが、この2本だけとは限りません。 私が測ったのは自分の5本だけで、どこがどれだけ短くなったかは数えていません。
軽くなったのではありません。 引き換えに、2本が名前だけになっています。
0回でも、残るものと消えるものがある
decompose も使用0回ですが、4回とも240文字のままでした。消えた2本は388文字と350文字です。
長いほうから削られたように見えます。 ただしそう書ける確証はありません。
別の回に測ったときは、decompose も58文字に切られていました。 同じ84本の状態です。
どれが削られるかは、実行ごとに変わります。 使用回数は日々動くので、昨日残っていたものが今日消えることがあります。
名前が消えないことの意味
一覧に名前は残ります。だから /skill-doctor には「ある」と出ます。
消えるのは、Claude が「この要求はこのスキルだ」と判断するための材料です。
入れる前 review-frontend: フロントエンドのコードレビュー(Vue, Svelte, 静的HTML等…
入れた後 review-frontend
「Vue」「Svelte」「デザインチェック」といった語が全部なくなります。 この状態で「Vue のUIを見て」と頼んでも、名前だけから当てるしかありません。
入れる前に測る
-
入れる前に
/skill-doctorを取る。 一覧の合計と、各スキルのcontextが出ます -
入れたあと、よく使うスキルの説明が残っているか確かめる。
-pで「このスキルの説明を一覧のとおり出して」と聞けば分かります - 削られていたら、予算を上げる(
skillListingBudgetFractionを0.02、または
SLASH_COMMAND_TOOL_CHAR_BUDGETに文字数)か、使わないスキルを外す
説明を短く書くのも効きます。 私の平均345文字は長すぎました。
まとめ
- スキル集37本(
mattpocock/skills、255,313スター)を自分の47本に足した - 入力トークンは 82,255 → 81,971。284 減った
- 減った理由は、説明が削られたから。 使っていない2本が 388文字→0、350文字→0
- よく使う2本(42回・25回)は1文字も減らなかった。 4回とも同じ
-
使用0回でも残るものがある。
decomposeは240文字のまま -
どれが削られるかは実行ごとに変わる。 別の回では
decomposeも58文字だった - 名前は必ず残る。 だから一覧では気づけない
私の環境は、入れる前から予算いっぱいでした。 手持ちが少なければ、足したぶんは普通に増えます。削られるのは、上限に届いてからです。
スキル集を入れても重くはなりません。代わりに、前からあったスキルが呼ばれにくくなります。
参考
- mattpocock/skills — 37本。スター数は 2026-09-07 に API で取得
- Extend Claude with skills — 予算と truncation の仕様
-
Settings reference —
skillListingBudgetFraction
※ 引用は原文と日本語訳を併記しています。訳は読みやすさを優先しているので、正確な表現は原典をご確認ください。
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