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【図解】AWSとは結局何なのか。AWS入門で触る7サービスと、読み終わりに組めるもの

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Last updated at Posted at 2026-08-13

対象読者: AWSをこれから触る人。
「AWSとは何か」を、サービス名の暗記でなく“何が組めるか”から説明する、AWS入門シリーズの入口(索引)です。読み終わりに何が作れるようになるかを先に見せて、そこへ行く順番と各記事のリンクを置いています。

ChatGPT Image 2026年8月15日 19_20_11.png

このシリーズを読み終えると、これが組める

完成形の構成図。写真をアップロードすると通知が届く小さなアプリ。ユーザー→EC2(受付)→S3(保存)→SQS(待ち行列)→Lambda(処理)→SNS(通知)→メール。全体にIAMがかかり、EC2はVPCの中にある
シリーズの到達点(筆者作成)。写真をアップロードすると通知メールが届く、というだけの小さなアプリですが、AWSの入門で出てくる主要サービスが全部1回ずつ登場します。

各記事はこの図の一部分ずつを担当しています。読む前にこの図を開いておいてください。いま自分がどの箱をやっているかが分かるだけで、途中で迷子になる回数がだいぶ減ります。

アプリの流れは6ステップです。

  1. ユーザーがスマホやPCから写真をアップロードする
  2. EC2(受付サーバー)が受け付けて、S3(写真置き場)に保存する
  3. 「新しい写真が来た」という知らせをSQS(待ち行列)に入れる
  4. Lambda(処理係)が待ち行列から取り出して、ファイル名や時刻を読み取る
  5. SNS(通知)に「完了した」と知らせる
  6. SNSがメールを送る

この流れの「誰が何をしていいか」をIAMが決めていて、EC2はVPC(自分専用のネットワーク)の中に置かれています。

AWSとは何か

Amazon Web Services(AWS)は、Amazonが2006年に始めたクラウドサービスです。
サーバーやファイル置き場やデータベースを、自分で機材を買わずにインターネット経由で借りる仕組みです。使った分だけ払う。このシリーズで触るものは全部この上に乗っています。

自分でサーバーを持つ 必要なときだけ借りる(クラウド)
高い初期費用がかかる 必要な分だけ使える
使っていなくても維持費がかかる 使っていない分は料金がかからない
故障や管理は自分で対応 管理はAWSがやってくれる

サービスは200種類以上ありますが、入門で触るのは上の図に出てくる7つです。この7つで上のアプリが組めます。残りは必要になったときに調べれば足ります。

学ぶ順と記事一覧

上から順に読んでください。飛ばすと詰まります。IAMが無いと何も動かない。S3が無いとEC2で置き場所がない。VPCが分からないとEC2に繋がらない。この順に前のものが後ろの前提になっています。

順 サービス 図の中の役割 読む+試す時間 読み終わりにできること 記事
1 IAM 誰が何をしていいかを決める 約10分+試す15分 「ユーザー」と「ロール」の違いを自分の言葉で言える。最小権限の意味が分かる 【図解】AWS IAMとは
2 S3 写真を置く倉庫 約10分+試す15分 バケットを作って、ファイルを置いて、一覧して、取り出して、消す、の5操作ができる 【図解】AWS S3とは
3 EC2 アップロードを受け付けるサーバー 約15分+試す30分 「SSHで入れない」「S3が読めない」の原因を3方向(SG/キーペア/IAMロール)で切り分けられる 【図解】AWS EC2とは
4 VPC EC2を置く自分専用のネットワーク 約10分+試す20分 「サーバーは動いているのに外から繋がらない」原因を、ルートテーブルとセキュリティグループの2箇所で探せる 【図解】AWS VPCとは
5 SQS 処理待ちを並べる待ち行列 約10分+試す10分 「受信しても消えない」理由と、削除が自分の責任であることが分かる 【図解】AWS SQSとは
6 SNS 完了を通知する 約10分+試す10分 SQSとの違い(配る放送と受ける番号札)を説明できる。SNS→SQSのファンアウトが組める 【図解】AWS SNSとSQSの違い
7 Lambda 写真の情報を処理する 約10分+試す10分 「サーバーレスの正体」を説明できる。関数を作って設定を変えられる。EC2との使い分けが言える 【図解】AWS Lambdaとは
8 RDS データベースの管理人付き賃貸 約10分+試す15分 EC2に自分でDBを入れる場合との違いが言える。「止めたのに請求が来る」理由(7日自動再開)が分かる 【図解】AWS RDSとは
9 DynamoDB 鍵で一発のロッカー式DB 約10分+試す10分 get_item/queryの2つの取り方が使える。「scanを日常にしない」理由とRDSとの使い分けが言える 【図解】AWS DynamoDBとは
10 CloudWatch 動いているものを見守る 約10分+試す10分 メトリクス/アラーム/ログの3点の違いが言える。「止まっていた原因」をログの絞り込みで探せる 【図解】AWS CloudWatchとは
11 セキュリティグループ サーバーのドアの警備員 約10分+試す10分 「繋がらない」をSGの許可リストで切り分けられる。ソースにSGを書く定番が分かる 【図解】AWSセキュリティグループとは
12 CloudFormation 構成の設計図 約10分+試す10分 テンプレートからスタックを建てて、1コマンドで片付けられる。消し忘れが無くなる 【図解】AWS CloudFormationとは
13 Route 53 インターネットの電話帳(DNS) 約10分+試す10分 ホストゾーン/A/CNAMEの3語で名前解決が説明できる。引っ越しをUPSERT1行で吸収できる 【図解】AWS Route 53とは
14 CloudFront 近所のコンビニに商品を置く配信網 約10分+試す10分 「遠くからだけ遅い」「更新したのに古いまま」の原因が説明できる。削除の2段階+待ちを知っている 【図解】AWS CloudFrontとは
15 API Gateway Lambdaを外から呼ぶ玄関 約10分+試す10分 リソース/メソッド/デプロイの3語でAPIが公開できる。「変えたのに反映されない」を再デプロイで直せる 【図解】AWS API Gatewayとは

所要時間は記事の字数と、本文のコードを一通り実行する時間から出した目安です。「試す」はAWSアカウント無しでも動く方法(後述)を含みます。

各段階で何ができるようになるか

全部読まないと何も作れない、ではありません。途中でも形になります。

  • 1(IAM)まで: 安全に触る準備ができる。ルートユーザーを封印して、作業用のユーザーで作業できる
  • 2(S3)まで: 写真置き場ができる。手元のファイルをAWSに置いて、取り出せる
  • 3〜4(EC2・VPC)まで: 受付サーバーが立つ。外からアクセスできるサーバーを1台、自分のネットワークの中に置ける。ここまでで「写真をアップロードしてS3に保存する」までは組める
  • 5〜6(SQS・SNS)まで: 通知の仕組みができる。「保存したら知らせる」が繋がる
  • 7(Lambda)まで: 完成。サーバーを置かずに処理を挟めるようになる。7サービス全部の記事が揃いました

コードを動かす前提

シリーズの各記事にはPython(boto3)のコードがあります。動かし方は2通りで、どちらでも同じコードが動きます。

A. AWSアカウント無しで試す(おすすめ。課金ゼロ)

pip install boto3 moto
from moto import mock_aws

@mock_aws
def main():
    ...  # ここに記事のコードをそのまま貼る

motoはAWSの動きを手元で真似するライブラリです。各記事の「実際に叩くと止まるところ」の表は、このmotoで実測しています。

B. 本物のAWSで試す

アカウントを作った直後にやる手順(ルートユーザーのMFA、作業用IAMユーザー、aws configure)は1記事目のIAMにまとめています。これをやらないと2記事目以降のコードは認証エラーで止まります。

この先の予定(シリーズは全20本)

このシリーズは「AWSとは何かが、これだけで全部わかる」を目標に全20本で組みます。13以降の予定です(順番は入れ替わることがあります)。

順 サービス 何が分かるようになるか
13 Route 53 公開済み(上の表へ)
14 CloudFront 公開済み(上の表へ)
15 API Gateway 公開済み(上の表へ)
16 ECS(コンテナ) EC2ともLambdaとも違う第3の動かし方
17 EventBridge 「毎朝7時に」「何かが起きたら」の自動化
18 Cognito ログイン機能を自作せずに済ませる
19 CloudTrail・請求管理 「誰が何をしたか」と「いくら使ったか」を見張る
20 総まとめ 完成形の写真アプリを、ここまでの部品で実際に組む

リファレンス

関連タグ

IAM / S3 / EC2 / VPC / SQS / SNS / Lambda

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