
初めてのソロキャンプ。本当に必要な道具だけ10選|最初から全部はいらない
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前回、「初めての大人のソロキャンプ」という記事を書いた。
何もしないために、ひとりで出かける。
テントを張って。
肉を焼いて。
火を見て。
朝になったらコーヒーを飲む。
そんな休日も悪くない。
ここまで読んで、
「ちょっとやってみたいな」
と思った人が次にやることは、おそらく同じだ。
Amazonを開く。
「ソロキャンプ 初心者」
と検索する。
そして10分後。
心が折れる。
テントだけで何百種類。
寝袋も何百種類。
マット?
コット?
タープ?
グランドシート?
ランタン?
クッカー?
メスティン?
焚き火シート?
聞いたことのない道具が、次々に出てくる。
しかもYouTubeを見ると、キャンプ上級者のサイトには道具が山ほど並んでいる。
「あれ……キャンプってこんなに大変なの?」
と思う。
安心してほしい。
初めての一泊に、全部はいらない。
今回は、
「これから一度ソロキャンプをやってみたい」
という人に向けて、本当に必要なものを10個に絞った。
高級キャンプ用品を並べる記事ではない。
まず一晩過ごす。
ちゃんと寝る。
飯を食べる。
夜を楽しむ。
そして、
「また行きたい」と思って帰ってくる。
そのための道具だけを選んでみた。
まず覚えてほしい。「10個全部を買う必要はない」
いきなりタイトルを否定するようだけれど、ここは大事だ。
今回10個紹介する。
でも、
最初から10個全部買わなくてもいい。
キャンプ場によってはレンタルもある。
家にある物で代用できるものもある。
焚き火をしないなら焚き火台はいらない。
料理を頑張らないなら、本格的な調理器具もいらない。
そこで今回は、
まず必要
寝る・夜を過ごすための道具
あると快適
キャンプらしい時間を楽しむ道具
やりたい人だけ
焚き火など、遊びを増やす道具
くらいの感覚で紹介していく。
最初からキャンプショップ一式を自宅に再現する必要はない。
まずはここから。初キャンプの土台になる5つ
1.テント|Coleman ツーリングドーム/ST
ソロキャンプを始めるなら、まず必要になるのがテント。
そしてテント選びは、初心者が最初に沼へ落ちるポイントでもある。
安いものなら数千円。
高いものなら数万円どころではない。
形も違う。
サイズも違う。
メーカーも多い。
ここで最初から「一生使える最高のテント」を探し始めると、キャンプへ行く前に疲れる。
そこで最初の一張りとして選びたいのが、
Colemanのツーリングドーム/ST。
理由はシンプル。
「ソロキャンプを始めるためのテント」として分かりやすいからだ。
一人で使うには十分な空間があり、前室もある。
そして何より、Colemanという定番ブランドなので、使い方や設営方法を調べやすい。
これは初心者には意外と重要だ。
キャンプ場で、
「この棒どこに刺すんだ?」
となったとき。
マイナーなテントだと情報が見つからない。
定番なら、検索すれば先人がだいたい助けてくれる。
初めてのテントに必要なのは、尖った性能より、
「困ったときに何とかなる安心感」
だと思う。
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2.寝袋|Coleman パフォーマーIII/C5
テントを買ったら、
「これで寝られる」
と思ってはいけない。
テントは家でいうところの、
壁と屋根だ。
布団は別である。
そこで必要なのが寝袋。
キャンプ初心者に伝えたいのは、
夜の寒さを甘く見ないこと。
昼間暖かくても、日が落ちると想像以上に冷えることがある。
寒くて眠れないキャンプは、本当にしんどい。
「自然って最高だな」
どころではない。
夜中の3時に、
「早く朝になってくれ」
と祈ることになる。
今回選んだのはColemanのパフォーマーIII/C5。
初めてのキャンプで扱いやすく、アウトドア用寝袋の入口として検討しやすい。
ただし寝袋は、行く場所と季節によって必要な性能が大きく変わる。
商品名だけで判断せず、利用予定日の最低気温と商品の対応温度を必ず確認してほしい。
真冬のキャンプは、初心者の第一回目としてはおすすめしない。
最初は気候の穏やかな時期からでいい。
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3.マット|CAPTAIN STAG EVAフォームマット
個人的に、
初心者が忘れやすいのに重要なのがマット。
寝袋があるから地面にそのまま寝ればいい。
……と思いたくなる。
でもキャンプ場の地面は、自宅のベッドではない。
硬い。
デコボコする。
そして地面から冷える。
翌朝、
「キャンプ楽しかったな」
より、
「腰が終わった」
が最初に来る可能性がある。
そこで寝袋の下に敷くマットが必要になる。
初めてなら、複雑なものじゃなくていい。
今回選んだのはCAPTAIN STAGのEVAフォームタイプ。
広げれば使える。
これが強い。
空気を入れる必要もない。
電動ポンプもいらない。
夜になって、
「マットが膨らまない」
というイベントも発生しない。
キャンプ初心者の道具は、
高性能より「失敗する要素が少ない」ことに価値がある。
地味だけれど、かなり重要な1個だ。
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4.チェア|キャンプ用ローチェア
キャンプでは、想像している以上に座っている。
テントを設営する。
一息つく。
座る。
コーヒーを飲む。
座る。
肉を焼く。
座る。
焚き火を見る。
ずっと座る。
つまりチェアは、
キャンプ中もっとも長く使う道具の一つ
だったりする。
ここを完全にケチると、地味に満足度が下がる。
とはいえ、最初から2万円する高級チェアはいらない。
まずは収納しやすく、持ち運べて、自分が楽に座れるもの。
それで十分だ。
そしてキャンプ用品の面白いところは、
最初は、
「椅子なんて座れればいいだろ」
と思っていたのに、
数回行くと、
座面の高さ。
背もたれ。
収納サイズ。
重量。
肘掛け。
などを真剣に比較し始めること。
キャンプ沼の入口は、意外と椅子かもしれない。
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5.LEDランタン|夜になる前に絶対用意する
昼間のキャンプ場にいると忘れがちだが、
山の夜は普通に暗い。
当たり前なのだけれど、本当に暗い。
スマホのライトがあるから大丈夫。
と思うかもしれない。
スマホを片手に持ちながら料理して、トイレへ行って、テントの中を探すことを想像してほしい。
かなり面倒だ。
そこでLEDランタン。
初心者なら、まず扱いやすいLEDタイプでいい。
ガソリンランタンのような雰囲気ある道具は、キャンプにハマってから考えればいい。
まずは、
明るい。
簡単。
すぐ点く。
これが正義。
そしてランタンは、できれば日が落ちる前に準備しておく。
真っ暗になってから、
「ランタンどこ入れたっけ?」
とバッグを漁るのは、初キャンプあるあるとして避けたい。
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ここからは「キャンプらしさ」を楽しむ道具
寝る場所ができた。
座れる。
夜も明るい。
ここまで来れば、最低限のキャンプはかなり形になる。
次は、
外で食べる。
ここを楽しむための道具だ。
6.コンパクトテーブル|地面に全部置くと意外とつらい
「テーブルって必要?」
と思うかもしれない。
なくてもキャンプはできる。
でも、あると圧倒的に楽だ。
コーヒー。
スマホ。
料理。
皿。
ランタン。
調味料。
キャンプでは細かい物を結構使う。
全部地面に置いていると、
「あれどこいった?」
が始まる。
そして立ったり座ったりするたびに、腰も地味に削られる。
ソロキャンプなら大型テーブルはいらない。
チェアの横に置ける、小型のもので十分。
むしろ、
自分一人の基地を作る
くらいの感覚がいい。
チェア。
小さなテーブル。
コーヒー。
それだけで一気にキャンプっぽくなる。
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7.イワタニ ジュニアコンパクトバーナー|火起こししなくても飯は作れる
初心者が誤解しやすいことがある。
キャンプ飯=焚き火料理。
ではない。
朝、コーヒーを飲みたいだけなのに、
薪を並べて。
着火剤を用意して。
火を育てて。
ようやく湯を沸かす。
そこまでやる必要はない。
シングルバーナーがあれば、かなり楽になる。
今回選んだのはイワタニのコンパクトバーナー。
キャンプ初心者との相性がいい理由の一つが、
一般的なカセットガスを使えること。
専門的な燃料を揃えるハードルが低い。
朝起きる。
バーナーを出す。
湯を沸かす。
コーヒーを飲む。
この数分のためだけでも、持っていく価値はある。
ただし火器なので、使用場所やキャンプ場のルールを確認し、必ず説明書どおりに使ってほしい。
テント内など危険な場所では使用しない。
便利だからこそ、安全優先だ。
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8.クッカー|最初からキャンプ用食器セット一式はいらない
キャンプ用品売り場を見ると、
鍋。
フライパン。
ケトル。
皿。
カップ。
カトラリー。
いろいろ欲しくなる。
でも初回なら、
湯が沸かせて、簡単なものが作れればいい。
それくらいから始めよう。
カップ麺。
スープ。
コーヒー。
簡単な料理。
まずはこれで十分。
キャンプ料理にハマったら、その後でフライパンやスキレットを追加すればいい。
いきなりキッチン一式を山へ持っていく必要はない。
初キャンプの目標は、
料理人になることではなく、
ちゃんと飯を食うことだ。
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9.ソフトクーラー|肉を常温で持ち歩いてはいけない
これはキャンプ用品というより、食材管理の話。
肉。
飲み物。
朝食。
要冷蔵品。
これらを持っていくならクーラーは必要になる。
一人なら巨大なハードクーラーまでは必要ないことも多い。
そこで扱いやすいのがソフトクーラー。
使わないときに収納しやすい。
車載もしやすい。
ソロキャンプとの相性もいい。
クーラー選びでは、
「大きければ大きいほどいい」ではなく、自分が一泊で何を持っていくか
から考えたい。
飲み物を大量に入れる人と、近くのスーパーで夕食だけ買う人では必要容量が違う。
ここは自分のキャンプスタイルが見えてくると、選び方も変わってくる。
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そして最後。これがあるとキャンプが一気に楽しくなる
10.TokyoCamp 焚き火台|なくてもキャンプはできる。でも、たぶん欲しくなる
最後は焚き火台。
先に言っておくと、
焚き火をしなくてもキャンプはできる。
絶対必要な道具ではない。
だから初回の費用を抑えたいなら、後回しでもいい。
でも。
第1話を読んで、
「一人で火を見ながら過ごしてみたい」
と思った人なら、たぶん一番欲しい道具でもある。
焚き火台を組む。
薪を置く。
火をつける。
最初は煙まみれになるかもしれない。
なかなか火が育たないかもしれない。
そしてようやく火が安定する。
椅子に座る。
薪を一本足す。
パチパチ音がする。
気づけば30分くらい経っている。
焚き火って、本当にそれだけだ。
それなのに面白い。
今回選んだTokyoCampの焚き火台は、ソロキャンプで使いやすいコンパクト系として候補にした。
なお、キャンプ場によって直火禁止や焚き火シート必須などルールが異なる。
必ず利用するキャンプ場のルールを確認してから使うこと。
火を消して終わりではなく、灰や炭の処理までが焚き火だ。
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結局、最初に何を買えばいい?
10個紹介した。
そして、
「結局10個じゃないか」
と思ったかもしれない。
なので、さらに絞る。
最優先で考えるもの
テント
寝袋
マット
ランタン
この4つは、
「泊まる」
ための装備。
ここは安全性や睡眠にも関わるので優先度が高い。
チェアもキャンプを楽しむならほぼ欲しくなる。
食事を楽しみたいなら追加
テーブル
バーナー
クッカー
クーラー
ただし食事については工夫できる。
初回なら、近くで弁当を買ったっていい。
コンビニのおにぎりでもいい。
無理にキャンプ料理をしなくても、キャンプは成立する。
焚き火をしたいなら追加
焚き火台
これは完全に趣味の領域。
だからこそ面白い。
初回から完璧なキャンプサイトを作らなくていい
YouTubeやInstagramを見ると、
完成されたキャンプサイトがたくさん出てくる。
テーブル。
収納ラック。
ランタンスタンド。
ウォータージャグ。
コット。
タープ。
ナイフ。
斧。
コーヒーミル。
調味料ケース。
全部格好いい。
そして全部欲しくなる。
分かる。
でも、最初からそこを目指さなくていい。
キャンプの面白さの一つは、
不便だったところを、次回少しずつ改善していくこと
だと思う。
初回。
「あ、テーブル小さかったな」
次回。
少し大きくする。
「夜思ったより暗かったな」
次回。
ライトを追加する。
「地面が硬かったな」
次回。
寝具を改善する。
そうやって自分のキャンプが出来上がっていく。
最初から完成形を買ってしまうより、こっちの方がたぶん楽しい。
そして数回後。
Amazonの注文履歴を見ながら、
「俺、いつの間にこんなにキャンプ用品買ったんだ?」
となる。
そこまで来たら、立派に沼の住人だ。
道具より大事なのは、一度行ってみること
ここまで10個紹介しておいて言うのも変だけれど。
ソロキャンプを始めるうえで一番大切なのは、
最高の道具を揃えることではない。
一回行ってみることだ。
レンタルでもいい。
安い道具でもいい。
飯なんて弁当でもいい。
テントが少しくらい曲がっていてもいい。
まず一泊してみる。
夕方になって。
飯を食って。
日が落ちて。
椅子に座る。
朝になって。
コーヒーを飲む。
そして帰り道で、
「次は何を持っていこうかな」
と考えていたら。
もう十分、キャンプを楽しんでいる。
最初から全部はいらない。
まずは、自分が一晩過ごすために必要なものから。
それでいい。
今回紹介した10アイテム
テント
Coleman ツーリングドーム/ST
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寝袋
Coleman パフォーマーIII/C5
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マット
CAPTAIN STAG EVAフォームマット
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チェア
キャンプ用ローチェア
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テーブル
コンパクトテーブル
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LEDランタン
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バーナー
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
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クッカー
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焚き火台
TokyoCamp 焚き火台
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ソフトクーラー
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次回|キャンプ場って、どう選ぶ?
道具がだいたい分かったら、次に出てくる疑問がある。
「で、どこに行けばいいの?」
せっかくの初キャンプ。
絶景の山奥へ行きたくなるかもしれない。
でも、最初のキャンプ場選びで大事なのは、
絶景より、
設備の豪華さより、
安心して一泊できること。
次回は、
「初めてのキャンプ場選び。絶景より先に見るべき7つのこと」
をテーマに、
初心者が最初のキャンプ場をどう選べばいいのかをまとめます。