メインコンテンツへスキップ
見出し画像

タイに住んで9年、元アウトローの40代

    なんだか休日インタビューという感じの回。参加者さんのアウトロー話の幅と奥行き、インタビュアーのナカザワさんのキャラクター。これがあいまった。
    で、2020年のnoteは2022年の今より治安は悪かったと思う。と言っても犯罪が行われているというわけでもなく、反社会的なキーワードがテキストにあってもなかなか非公開処分を受けなかったりした。
    ということで今よりも多様性があった、と言えなくもないよね。
    お医者さんから風俗嬢、無職の人、病んでいる人。たくさんの人がいたな。
    今今の2022年4月は新学期で新しいことを始めようという気分のためか、大学生の方が多い。そういう昔話。
    ということで今回のインタビュー参加者の方は2020年にインタビューを受けていただいた方で、その記事はいろいろnote的問題があって今は非公開(私qbcには見えていますがね)。その影響でか、今回はタイと日本の働き方の比較や、年を取って変わりゆく40代の男の思考などなどの話しになりました。
    アウトローの人って話をするのが好きですよね。今回の無名人インタビューも、どうぞお楽しみあれ!(主催:qbc)

    今回ご参加いただいたのは えいきら さんです!

    現在からちょっと過去:損得勘定ができるようになった

    ナカザワ:えいきらさんは「無名人インタビュー」を、一度受けていただいてますし(現在は公開されてません)、けっこうご覧いただいてますよね。

    えいきら:前回のインタビューは、いきなり「何の話をしましょうか」、から始まりましたが、今回は何でも聞きたいことを聞いてくださって大丈夫なんで。

    ナカザワ:ありがとうございます。
    まず、今回2回目ということで、今回のインタビューを受けようと思ったきっかけはあったんでしょうか?

    えいきら:qbcさんがTwitterで「募集してまーす」と投稿されてて、酔っ払って「やるよー」って言っちゃったっていう。理由はないです。特に自分で、もう一度しゃべりたいっていうわけじゃない。(笑)

    ナカザワ:(笑)

    えいきら:もう前回、いろんなことをしゃべったんで。インタビューを通して、また自己表現したいとかもないです。酔っ払った勢いですね。

    ナカザワ:ありがとうございます。
    現在は、普通にお仕事をされてると思うんですけど。経歴の中で、結構いろんな場所へ行かれてるなって思いまして。
    (日本から高校生でオーストラリア留学→日本→ハワイ→日本→タイ→日本→タイへ移住、現在はタイで働きながら奥様・娘さんと共に暮らしてらっしゃいます。まもなく日本逆移住予定)
    今も日本への移住を考えていらっしゃるともお聞きしたのですが。移動するとか動くっていうことに、普通の人より抵抗がないのか。それとも1箇所にいられないのか。どういう感覚なのかお聞きしたかったんですけど。

    えいきら:僕は30歳を過ぎてから、昔みたいには移動してないかな。30歳くらいのときに、自分の引っ越しの回数を数えたんですよ。そしたら、それまでに26回か27回引っ越してた。

    ナカザワ:30歳過ぎで、そんなに。

    えいきら:それを数えたときは、「水曜日のダウンタウン」でやってた、家賃3万円、風呂・トイレ共同の部屋にいたんですけど。その家も3年半ぐらい住んだし、その後は次の家に2年住んで。その後は、タイへ移住したんで1年ちょっと。タイに移住してからは、5-6年同じ家に住んで。前の家も1年半で、今の家も1年半住んでる。タイに住んでからは、そんなに動いてない気がします。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:会社はよく変わりますね。会社はだいたい3〜5年で転職してるんで。
    それでもね、昔は仕事なんか半年続けばいい方でしたからね。それに比べれば、3〜5年だと大分落ち着いたんじゃないですか。

    ナカザワ:3〜5年。それって、日本じゃないから、単純に比較は難しいなと思ったんですけど、海外でも、3〜5年って短いものですか? 

    えいきら:海外だとたぶん、3〜5年って一般的じゃないですか。
    あと、やっぱり転職して給料とポジションを上げるっていうのがあるから。
    もちろん、日系企業に新卒から入ってきて30歳過ぎぐらいだと、重宝がられると思うんですよ。会社のやり方も全部わかってるし、日本人が好きな忠誠心みたいなのもあるから。

    ナカザワ:はい。

    えいきら:けど、それ以外、一般的だと、普通2〜3年働いて、ポジションを上げて給料上げたり。そういうのが多いと思いますね。
    タイだと、若い子だと本当に半年、1年もてばいいなっていうくらい。自分も採用面接とかしてるんで、ある程度そこは割り切りますけど。だから、3年いてくれたら御の字ですね。
    今、タイで2社目なんですけど、前の会社はパワハラで辞めたんですよ。それがなかったら、今もいたと思います。その会社、なくなっちゃったからいいんですけど。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:やっぱり30歳過ぎると、安定思考っていうわけじゃないけど。昔、若いときは、ちょっと嫌なことがあると、すぐにキレてたんですよ。20代の後半ぐらいまでは、「こんな会社、辞めてやるぜ」みたいなのがすごいあったんですけど。
    最近は、結構長いスパンで考えるんで。あームカつくな、でもいいや、もうちょっと様子見てみようとか。次の仕事、いいところが見つかるまではいようとか、そういうのを考えられるようになった。
    昔だと、ムカついたら本当に辞めてましたね。最近は、それがないですね。3〜5年っていっても、日本の就職から定年までやるのに比べたらね、結構評価されないでしょうね。

    ナカザワ:どうなんでしょう。本当に働き方って、国によって全然違うので。日本も、もしかしたら3〜5年が普通だったら、みんなそれくらいで辞めてるかもしれないですし。

    えいきら:意外とその方がいいと思いますけどね。結局、定年までいると、使えないおじさんとかがずーっといるじゃないですか。雇用の流動性がない。

    ナカザワ:そうですね。

    えいきら:あと、タイ人はもともとずる賢いというか、狡猾なところがあって。20年選手とかだと、すごい汚職するし、部下に何でもかんでもやらせて。自分は何もしなくていい、いるだけでいいっていう環境を作る。既得権益が生まれるから、もう宮廷文化みたいな感じだね。頑張る人で、すごいやる人で、けど根回しが上手くない人って、どんどんどんんどん嵌められていくんで。

    ナカザワ:あー。

    えいきら:そういうの、タイは多いんですよね。本当に古株の既得権益ってあるじゃないですか。だから、3〜5年でジョブローテーションするんですけど、それが一番いいですよね。日本方式だと50歳ぐらいのおじさんが、一番給料高かったりするじゃない? 
    で、何もしない人、いるじゃないですか、本当にいるだけみたいな感じ。そしたら、その給料で若くてバリバリの人を雇った方がいいじゃないですか。

    ナカザワ:確かに。

    えいきら:どういうことを言いたいかというと、日本的組織の人は、そこの何にもしないおじさんの経験や知識を歓迎してるけど、経営には、まあ要らないですよ。(笑)

    ナカザワ:そのあたり、日本も変わっていくんですかね。

    えいきら:日本は変わらないんじゃないですかね。いろいろ見てて思いますけどね。自分も本当は全然帰りたくないんです。
    うちの嫁が、もともと日本にちょっと留学してたことがあって。そのとき28歳、29歳ぐらいの独身で行ってるから、それは楽しいですよね。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:日本語学校の学生から、バーの店員とかやって、周りには音楽とかファッション、アートが好きだっていう人しかいない。
    けど、今は子どももいて、子どもの幼稚園もあると、そういうのも考えずに、ずっと「日本に住みたい」って言ってて。だから、子どもが生まれてから、ずーっと1年半ぐらいけんかしてたんで。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:タイ人って誰もが思い込みっていうか、感情で生きてるんですよ。
    自分は、結構国連とかOECDのデータを使って、日本の人口はこうなっていて、日本の可処分所得が低くなってる。これはすぐには戻らないよって。今の日本社会とか日本政府って変わらないし、日本経済ってこれはもう落ちていくばっかり。
    なので、こっちでいた方が絶対にいいと。っていうのを言っても、「そんなの知らない」とか。こっちは仕事の合間にね、グラフや統計をダウンロードしてパワポに貼ってるのに。

    ナカザワ:(笑)

    えいきら:「じゃあ、もうそしたらいいよ。とりあえず日本で暮らしに行こう」って。

    ナカザワ:なるほどなるほど。

    えいきら:タイ人の思考だと、行って駄目だったら帰って来ればいいってことなんですよね。
    自分は結構、こっちで仕事が上手くいってるっていうか、それなりに人脈もあってお客さんもいて。だから自分ではもうちょっとしたら起業しようと思ってたんですけど、うちの嫁は日本へ行きたい。だから、今、日本へ帰って、2年後、3年後にやっぱり駄目でしたって戻っても、今の給料は絶対もらえないよって。
    うちのお客さんは基本的に駐在員なんで日本から送られてくるんですね。任期が3年〜5年なんです。その人たちは、たぶん2年後ぐらいに帰っちゃう。で、2年で日本からタイに戻っても、お客さんもいない。起業もできない。今はタイに人脈があってこれができるんです、っていう話をして。
    「駄目だったら帰って来ればいいって思ってるかもしれないけど、帰ってこれないと思った方がいいよ。帰ってこれるけど、給料は半分に減るからね」って言ったら、「そんな先のことは誰もわからない」って。

    ナカザワ:(笑)

    えいきら:「そりゃあそうだよ、先のことは誰もわからないけど、考えておかないと駄目じゃない?」って。
    ただ、自分も昔はこういうのを考えられなかった。

    ナカザワ:はいはい。

    えいきら:けど、35歳を過ぎると、損得を考えられるようになるわけじゃないですか。
    昔から、損得を考えるのがカッコ悪いと思ってたんで。男はどーんと行って、どーんと勝負だ! みたいな。駄目だったらいいじゃない! みたいな。
    でも、最近いろいろ考えるようになって、駄目だったらどうしようって。これはまあ、さっきのいろいろ転職の話で思った。

    ナカザワ:なるほど。

    えいきら:こっちへ移住したのが35歳ぐらいだったのかな。いろいろと考えられるようになったのは年齢的なこともあるのかなと思うし、前の会社でいろいろ自分で学んだとか、上司や先輩に教えてもらったとかあるんですけど、考え方がそうやって結構変わってるんです。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:うちの嫁に自分が説教する時って嫁はすごく嫌がるんですよ。
    なんで嫌かっていうと、自分がもともと同じだったから。考えてることがわかるから。

    ナカザワ:昔の自分とは言わないけど、似ている奥さんの反応だったりとか考え方に対して、今、何か思ったりはされるんですか? それを見て。

    えいきら:今思うのは、バカだなーと思いますけどね。(笑)
    けど、そういう人間に関しては、こんなことを言うと何様と思われるかもしれないですけど。導くじゃないですけど、そういうのができたらいいなって思うし。
    Twitterを、たぶんここ1年ぐらい結構やってるんですけど。
    あんまり恵まれてない家庭環境とか、周りの環境におかれていたり、昔の自分みたいに先を考えないで突っ走っちゃったりしている子を見ると、年寄りの知恵じゃないですけど、そういうのを嫌味ったらしく恩着せがましくなく伝えてあげられたらいいなって思いますね。
    だけど、うちの嫁に対しては。嫁って一番近い人間なんで、嫁に対しては結構、よく怒らせてますけどね。

    過去から過去:地元ヤンキーになれる人、上京ヤンキーになれる人

    ナカザワ:ご自分のこれまでの経験だったりとか、なかなか特殊なことを経験されてるのは間違いなくて。そういったものを通して、何か伝えて行きたいみたいな思いが結構あるんですかね? 

    えいきら:伝えてもいいですけどね。自分はnoteをやってるので、発信すること自体好きなんで、世の中へ伝えたいし。あとは、最近は世の中のためになることをちょっとやってみたいなっていうことはありますね。

    ナカザワ:世の中のためになることって、どういったことだと今は思ってらっしゃいますか? 

    えいきら:今思ってるのは、外国人実習生の保護をやってる団体があるじゃないですか。
    いずれはそういうのをサポートできればいいなと。
    あと、それと別で、書くことをもう1回やろうかなと。
    noteは忙しくなったっていうのと、去年1回、非公開になってやりたくなくなっちゃったんですよ。

    ナカザワ:まあいろいろありますよね。1回目のインタビューが非公開になってるのも、同じような理由だと思うんですけど。

    えいきら:あれって、そこまで酷いこと書いてないですよね。

    ナカザワ:何で弾いてるかのアルゴリズムを理解してないのでわからないんですけど、単語とかで単純に引っ掛かっちゃうんだと思うんですよね。

    えいきら:そうそう。結構ね、自分が面白いなと思った記事が10本ぐらい非公開になりましたね。

    ナカザワ:あー、そうなんだ。それって、公開してからすぐに非公開になるものなんですか?

    えいきら:いや、最初の1年か1年半は、もうノーチェック。
    ノーチェックというか、以前までは、えげつなくエロいとか、放送禁止用語的なやつが出てくるとか。xラッグ系はね、よっぽど直接書いてないと非公開にはならなかったですね。
    ただ、そこに関して自分は正直、しょうがなかったかと。noteやってる友達は記事が非公開になったのをすごく怒ってたけど。
    noteのプラットフォームの中でやってるわけだから。いい気分はしないけど、別にそれと闘う必要もないし。非公開にしてくださいっていう話ですよね。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:だから、まあしょうがねえなって思います。
    自分はxSDで検索すると、Google検索で日本語で2位ぐらい。「xSD アシッド​」か。​最終的にWikipediaにも勝ちましたもん。

    ナカザワ:それはすごい!

    えいきら:それはすぐ非公開になりました。しょうがないじゃないんですか。相手のお家の中の話なんで。
    人によっては、アカウントを消されちゃった人もいるからね。
    それは、非公開になってちょっと書き直してほぼほぼ変わってないものをまたアップして、また非公開になってっていうのを繰り返して。
    こいつ、駄目だって消されちゃったと思うんですけど。

    ナカザワ:やっぱりそれにも理由があるわけですよね。

    えいきら:そうそう。非公開にされたら、そういうもんだって思わないと。まあ、そこが、noteの面白いところだったんですよね。アメブロとか、結構厳しかったんで。自分も、昔はアメブロをずーっとやってたんですけど。アメブロとか結構、たぶんドラッグネタは、自分が始めたころのnoteより厳しかった。

    ナカザワ:これは、どっちがいいとかそういう話ではなくて、そういうものですよね。

    えいきら:そこはもう、それが嫌だったら止めればいいじゃん。

    ナカザワ:そうですね、確かに。そのあたりの、あっさりしたと言うか、人は人、自分は自分、みたいなところって結構ずっと前から持ってらっしゃるんでしょうかね。それとも、例えばさっきの歳を取ったからみたいな話もありましたけど。

    えいきら:人は人、自分は自分。歳を取って、その傾向はより強くなってきましたね。
    覚えてるのが、中学卒業してオーストラリアへ留学して、19歳のときに日本に帰ってきたんです。19歳で帰ってきた理由っていうのが、高3のときに悪いことばっかりしてて、高校もまともに行かずで。試験もダメで、最後の期末試験も1教科やって、あと全部ぶっちで。高校卒業できたかできてないかもわかんないんですけど、高校卒業の時期を終え。
    その後3ヶ月、鬼みたいに遊んで、日本に帰ってきたんですよ。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:日本に帰ってきたけど、日本は全然面白くないし。またちょっと留学したいなって親に言ったら、もうバブルが弾けて会社もヤバい状況で、「行かせる金がねえ」みたいで。
    うちの兄貴が当時大学生で、外車に乗ってて。不公平じゃないかって言ったら、うちのお母さんに「兄ちゃんは兄ちゃん、あんたはあんた、人は人!」って言われて。そのときは全然納得いかなくて怒ってたんですけど。
    それ以降も、一応、頭の隅にずっとあって。最近、特にそう思いますね。人は人、自分は自分って。だって、そこで不公平だって何も変わらないじゃない。

    ナカザワ:確かに。なるほどな。
    パンチの強いアウトローな話とか、結構多く前回のインタビューで話していらっしゃって。そういう人ってどういう人なんだろうなって思ってたんですよ。

    えいきら:はい。

    ナカザワ:人は人、自分は自分とか、妙に理不尽に対して怒らずに、そういうこともあるかっていうふうに感じられる人だからこそ、気づいたらアウトローな方へ行ってたりとか。気づいたら、そういう経験を積んでたっていう方になったのかなって思うと、私もどこかでそういうふうになってた可能性って、全然あるんだなって。

    えいきら:だけど、アウトロー方面でも自分はちょっと変わってると思います。
    全然何も考えてない人が、地元のヤンキーみたいなのになっていくみたいな道は自分には合わないと。
    アウトローとかいうのも、例えば地元にいるアウトロー、東京・大阪に出るアウトローと地元にいるアウトローって違うと思う。

    ナカザワ:確かに、違いますね。

    えいきら:自分の場合は福岡にいてから東京へ出たけど。うちの地元とかでも、昔の先輩とかで「お前もあっちの、東京の人間になったね」とかっていう言い方、嫌味を言われたりね。

    ナカザワ:わかります。

    えいきら:あとは、福岡に出た後輩とかも、「お前は博多に出て、博多の人間になったねえ」みたいなことを言われて。そいつは結構イケイケだから、博多は車で1時間半とかだから「博多の人間って何ですか!」って言ったっていうの。
    だから、アウトローも一緒ですよ。ただ、人間、地元にずっといるより、外へ出た方がいいと思いますけどね。やっぱり、地元に残る人たちと外に出る人たちって、根本的に違うと思うんですよね。

    ナカザワ:なるほど。そこで1回分かれる。

    えいきら:外へ出るっていうことは、ゼロから始めないといけない。
    地元にいる人って、小学校中学校の先輩後輩が友達だから、その中にずーっといる。だから、見方によってはそういった人たちも1個の才能だと思って。同じとこにいれて、毎日同じ人間と一緒にいて、いろんなしがらみの中で生きていけるって、これ、1つの才能だと思うんですね。

    ナカザワ:あー、確かに。

    えいきら:同時に、大きな街へ行って、ゼロから始めて人間関係作ってってできる人は、それはそれでいいと思うし。どちらかといったら、俺は外へ出る人の方が好き。そんだけの話なんですけど。
    だから、アウトローっていってもいろんなやついますしね。とんでもないろくでもないやつも、いっぱいいますし。

    ナカザワ:なるほど。確かに、それは大きいですね。ゼロから構築しなきゃいけない煩わしさを取れるかどうかで、出会いの幅が違いますからね。

    えいきら:ゼロからやりながら社交性も身についていくし。
    地元にいる派でも、地方のある程度の田舎のヒエラルキーの中で、ある程度の地位でやっていける人って、これもすごいなって思うんですね。先輩からの理不尽に耐え、暴れん坊の後輩の面倒を見て。それは1個の才能だなって思います。

    ナカザワ:それはそれで、その人がその生き方ができるからこそ、そこにいれると言うかね、そういうことですよね。

    えいきら:そうそう。地元のヤンキーとか、悪いことやってるヤツを見てると、やっぱりとんでもなく飛び抜けてケンカが強いとか、イケイケだっていうのはいない。ほぼ全員20代前半で、暴れ過ぎちゃって飛んじゃうんですね。

    ナカザワ:あー、そうか。

    えいきら:それで、みんなヤクザになるじゃないですか。上から絞られて無理難題言われて、それで馬鹿らしくなって。だから、その一歩手前で、かつ人間力があってうまい具合にやれる人は、30代、40代になって、地元の何々さーん! みたいなね。
    うちの地元で一番すごかった伝説の男みたいな、上のヤクザの兄さんがたに”ステゴロ九州No. 1”って言われてた彼も23-24歳ぐらいでいなくなっちゃいましたね。

    ナカザワ:そういうものなんですね。どんな環境にいても、そうやって生き続けられるのも才能ですね。

    えいきら:外へ行っても頑張れるやつは頑張れるし、上手くいくやつは上手くいくし、どうしようもないヤツはどうしようもないしね。

    ナカザワ:すごい究極の悟りみたいな感じですね。

    えいきら:(笑)それって、別にアウトローだけじゃなくて、わかんないけど、パン屋さんとかもね。

    ナカザワ:たまたま発揮された場所が、そういう場所だっただけで。要は、いろんな人を見てきたことで、今獲得されている考え方だったりとか、世界の見方だったりとか。

    えいきら:いろいろ見てますね。

    ナカザワ:「いろいろ」が人によって、やっぱり全然違うんですけど。個人的に、歳を重ねたから落ち着いたんだっていうのは、もちろんそれはそうで。でも、その中にも現れてない出会いとか、意外と影響を受けた人もいらっしゃるんだろうなーっていうのは思います。

    えいきら:あとは、自分でいろいろ考えたりとかね。考えるのが好きなんで。

    過去:もしも編

    ナカザワ:例えばですけど、もしずっと日本にいたら、今、どんな生活をしてたと思いますか? 

    えいきら:海外へ出るきっかけってなったのが、自分はもともと英語とかも全然興味なくて。むしろ、なんで日本人が英語を勉強しないといけないんだって。
    全然できなかったんで、ずっと英語の成績とか5段階評価で3とかじゃないですかね。中3のときに、靴のブランドのプロケッズ(PRO-Keds)ってあるじゃないですか。
    あれが、当時バブルの最後の方で「エッセイを書いてアメリカへ行こう」って。20人選ばれて、団体旅行でアメリカの西海岸のお金持ちの子ども相手のサマースクールでキャンプとかに入るっていうのがあったんです。
    そこで選ばれてアメリカに行って、あー面白いな、外国面白いなって、そこから英語を勉強し出して、それでオーストラリアへ行ったんです。
    9月から「留学したい」って思って、もう次の年の4月にはオーストラリアにいたんで。よく考えたら、今になって、すごい行動力だなって思います。

    ナカザワ:本当にそうですね。

    えいきら:自分がいた学校っていうのが、中高一貫の私立で。当時では、中学レベルでは間違いなく熊本で一番偏差値高かった。高校だと、たぶん3番目ぐらいだった。
    その学校から、毎年3人東大へ行ってた。
    自分、成績が3番目だったんですよね。だから、例えばアメリカへ行ってなくてオーストラリアへ留学しなかったら、東大じゃなくても九大ぐらいは行けてたのかな。

    あと、その学校は、基本的に頭はそこそこいいけど、お金持ちの坊ちゃんで受験に失敗した子が行く学校だったんですね。みんな高校へ上がると遊び出す。おしゃれとか、そういうのに興味があると。
    遊び出して、だいたい夜にみんな寮を抜け出すんですよ。それで、それが見つかると停学になって、何回か食らうと退寮になって寮から出される。そうすると、ひとり暮らし。

    ナカザワ:はいはいはいはい。

    えいきら:ひとり暮らししたら、そこのマンションに友達が遊びに来て、一晩中遊んじゃって。かつ、地方の小金持ちの子どもばっかりだから、とにかく金があるんですよ。
    当時、スケボーがアメリカからの輸入だけで、すごい高かったんですよ。今だったら1万円台とかでコンプリートのセット買えるんですけど、当時ね、3万円ぐらいしてたんです。

    ナカザワ:当時の3万円は大きいですね。

    えいきら:それを普通に買えたりとか。あと、DJセット。今でも安くて10万円ぐらいするやつを、高校生で普通に買えたりとかっていう環境だったんですよね。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:高校へ入りました、寮を追い出されました、マンションを親が借りてそんなことしてたら、みんなどんどんバカになって。医者の息子が多かったから、そんなに遊んでたら普通に医学部なんて入れるわけないじゃないですか。
    親の金で5浪、6浪したりとか。一番多いのは8浪かな。
    そういう環境だったから、日本にいたら自分もたぶんそうなって。高校は卒業してると思います。俺の友達でも、高校を退学になったヤツって、1人しかいなくて。そいつは、財布に覚醒剤入れてて、それを落としたと。

    ナカザワ:あー。

    えいきら:それで、高3のときにパクられて退学になって。それくらいですから、たぶん自分は卒業して、2浪か3浪して、明治大学ぐらいへ行ったんじゃないかと思います。日本にいたらね。
    っていうのを、たまに考えるんですけど。

    ナカザワ:考えるんですね。

    えいきら:そこが落とし所かなって考えますね。
    こないだ、7時間半のドライブをしたんですけど。そんときとかも、始まって2時間ぐらいで嫁とケンカして、もうしゃべれなくなったから、ずーっとそういうことを考えて。だから、今、急に考えたんじゃなくて、たぶん俺、そうなってたんだろうなみたいな。大学2浪して入って、たぶんどっかで絶対に中退してます。

    ナカザワ:あー、なるほど。

    えいきら:結構周りの友達に多いですね。東京へ出て中くらいの私立へ入って、明治くらいの私立へ入って。2年ぐらい行ったところで中退をして。その後はね、実際の自分の場合、高校、大学で海外生活があったから。その後に東京に出て、今は海外にいるけど。海外がなかったら、どうだったんでしょうね。

    ナカザワ:どうなってるんでしょう。もしこうだったら、どうだと思いますかっていう質問をすることがたまにあるんですけど。こんなに具体的に返ってきたのは初めてです。(笑)

    えいきら:(笑)つい先週考えたばっかりだから。いろんなそういう人生の岐路みたいなのはありますね。こないだ、それも考えてた。

    ナカザワ:一番大きかったのって、そこですか? 

    えいきら:そこは別に大きくないです。大きな岐路ですか? タイでパクられたのはデカいですね。それがなかったら、今、タイにいないですし。
    大学のときにタイ語を勉強したし、高校のときにタイ人の女の子と付き合ってたから、タイは自分にとって結構馴染みのある国なんですけど。今みたいに住もうってなってないし。そこでいくと、パクられてなかったら、また違う人生だったんですね。
    パクられたことが「悪い」だけじゃなくて、人生のルートというか。そのときって、タイに雑貨の買い付けに来て、遊んでるうちにパクられちゃったんですね。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:雑貨を日本に持って帰ってから店をやって。もちろん、パクられたときも店をやってたんですけど。買い付けた量はそんなになかったし、バリエーションもなかったから、店はちょっとやっただけで諦めた。そうくると、ひょっとしたらもっと早く東京へ出てるかもしれないし。
    けど、当時はとにかくバカだったんで、似たような人生になってるんじゃないですかね。歩む道がちょっと違うだけで。
    あと、地元から東京に出て、もともと横浜の港で働いてたんですね。そこにいるときに、2年ぐらい付き合ったアメリカ人の彼女がいたんです。その子と知り合って、俺、よく考えたら英語しゃべれるじゃんって。

    ナカザワ:思い出したんですね。

    えいきら:ネットで検索して、当時、派遣就労が一般的になってたころで、派遣のサイトで「英語が使える」とかいろいろ検索していったら、時給が千五百円。横浜の港で8時間いて1万円だったから、英語を活かした派遣だと1日1万2千円ぐらいいくな、みたいな。で、そっからTOEICを取りに行って。某テレビ局の報道局に派遣されるようになった。
    そこから一般社会というか、カタギの世界に戻ったんで。そこが一番大きかったですね。それをやってなかったら、未だに港でタイヤを担いでたんじゃないですかね。

    ナカザワ:(笑)確かに、それは大きいですね。社会的地位が全然違う。

    えいきら:そこで派遣社員を3年やったんですよ。3年やって、社員になれって言われたんです。でも、いろいろ理由を付けて断った。一番メインの理由は、自分はタイでパクられてる。伝えてなかったけど。
    タイでパクられてて、普通だったら国外退去とかになってた。記録が残ってて当たり前です。だけど、自分がタイでパクられたときに、弁護士が自分のパスポートを売っ払っちゃった。
    それでパスポートなくて。パスポート出せって言われても、売っ払っちゃってるから。どうしようもなくて。でも、人間、半年くらい何もしないでいると、仕事したくなるじゃないですか。あー、俺、日本へ帰って仕事したいってなって、もうしょうがないから、日本領事館へ相談に行って。
    そしたら、「入管へ行って、不法滞在しています(オーバーステイしています)って言えばいいんじゃないですか?」みたいなこと言われたんですよ。
    日本のパスポートって表紙の裏あたりに、世界の関連機関に「この人は日本国民です。この方をサポートしてください」って刷ってあるんですけど。領事館の人も、本当に何もしてくれないんですよ。

    ナカザワ:究極の手段ですね…。

    えいきら:それで自分で出頭して、逮捕してもらったんですよね。
    そもそもパスポートを売っ払われちゃうことがおかしいじゃない。
    かつ、日本領事館もそのことを証明しようとすると、弁護士とか、政府とまでは言わないけど、何かしらのところと事を構えないといけないんですよ。
    たぶん、面倒くさかったんでしょうね。今もタイに住んでて、今は正規の労働ビザなんですけど、その当時の自分の記録ってないんです。

    ナカザワ:なるほど。

    えいきら:入管に残ってないけど、たぶん、裁判所とかに記録が残ってると思うんですけど。
    派遣のテレビ局を辞めた後に、次の仕事始まる前に、1ヶ月間タイへ遊びに行くために、パスポートを取りに行ったんです。
    パスポートを取るときって「以前、外国で逮捕されたり不法滞在歴ありますか」ってあるじゃないですか。普通の人は関係ないと思うんですけど。

    ナカザワ:まあ、ないです。

    えいきら:自分はあったから、「あります」って。そしたら、その1週間後に呼ばれて、いろいろ話を聞かれたんです。どういう理由でって、全部本当のことを書いたんです。こうこうこういう事情で、パスポートありませんって言って。
    その1週間後にまた呼ばれて、「すみません、そんな記録ないんですけど」って。だから今、自分のパスポートに傷はないんですよ。
    これをテレビ局で派遣やってたころは知らなかった。今にして思えば、それを知ってたら、間違いなく社員契約してたなってね。

    ナカザワ:記録が残らなければなかったことになるんですね!

    えいきら:なかったことになったんでしょうね。だから、それは日本の外務省の方にも残ってない。
    それがなければね、正社員とかになっちゃってたかもしれないですよね。
    そしたら普通に給料をもらってるし。あと、自分は結構、刺青入ってるんで。今の業界とかは緩いんですけど、テレビ局の社員とかになっちゃうと、温泉旅行とか、みんなと行けないですよね。

    ナカザワ:それはそれで、大変だったかもしれないですね。

    えいきら:そうですね。今とかも、下手ですけどゴルフやるんですけど。ゴルフやって、終わったらみんなシャワーを浴びるじゃないですか。俺は浴びないですからね。だって、浴びると見えちゃうから。やっぱり、不自由は不自由ですよね。

    未来:人生の岐路は、勢いと思いつきと流され

    ナカザワ:最後に、もうすぐ日本に戻ってこられるっていうことですけど。

    えいきら:久しぶりに日本へ帰って住むのもいいかな、みたいな。地元には行きたくないですけど、東京住んで、大阪とかも住んでみたいなっていうのはある。
    あと、コロナ2年目ぐらいからDIYのYouTubeにハマって。昔、建設業をやってたのがすごい楽しかったし。リフォームは建築だから、また違うんですけど。そういう作業が好きなんで、空き家を安く買ってフルリノベーションして住んだり、例えばゲストハウスにしたりとかもいいなと。
    一軒家でフルリノベーションして、民泊、長期滞在みたいな形でタイのお金持ちの人の長期滞在とか。そういうのもやりたいなっていうのもあって。
    そうくると、自分が田舎に住まないといけないですね。地元だとしがらみが面倒くさいけど、全然知らない場所に行く方が、逆に楽なんじゃないかなって。

    ナカザワ:確かに、それはありそうですね。

    えいきら:最初の話へ戻ると、今は、後先とか損得とか考えてて。
    地方へ移住すると結構助成金が出るんですね。政府から2百万円下りて、さらに地方自治体に(制度が)あればそれも下りるけど。政府のやつもらうのって、23区内に2年か3年住んでいなきゃいけない。タイから行ったら、対象にならないので、4-5年ぐらいは東京で仕事して、みたいなね。

    ナカザワ:あと、単純にお一人ではなくて、奥さん、お子さんいらっしゃると、地方にはかなり喜ばれると思いますよ。

    えいきら:だけど、嫁が今、日本の生活が本当にバラ色にしか思ってない。東京の3年をクリアする前に、タイへ帰りたいって思いますかね。

    ナカザワ:「先のことはわからない」ですね。まあ、わからないんですけど。

    えいきら:自分が帰って来れないものと思って覚悟しろって言ったんですけど。「先のことはわからないじゃない!」って言われて。
    日本って、さっき言ったみたいに、経済とかもうこれから良くなることはない、沈みゆく国だと思うんだけど。その中でも、ご飯が美味しいとか、モノが便利だとか、というとこで考えると、まあ悪くはないのかなっていうふうに思いますね。
    あとは、給料もそんなに悪くはないんで。
    こっちに住んでた方が、間違いなくお金は残りますけどね。

    ナカザワ:そこの損得で言ったらっていうことですよね。

    えいきら:ただ、タイって日本食、めちゃくちゃ高いんですよ。それでもアメリカ、ヨーロッパに比べたら、まだそんなに高くないですけど。同じものを食べても、日本の1.5倍〜2倍くらいしますからね。自分は、タイに9年も住んでるとタイ飯を食いたいなってあんまり思わないですね。

    ナカザワ:そうですよね。

    えいきら:移住して2年目ぐらいは、ローカルの激烈に辛い店で、こんなに安くタイ料理が食べられるのはうれしいと思ってたし、会社の社食でも食ってましたけど。もう6-7年目ぐらいから、食わないんですね。だから、日本食美味しく食べられるとありがたく思いますからね。

    ナカザワ:そこも1個の楽しみではありますよね。

    えいきら:あと、うちの嫁がうちの娘をインフルエンサーにするって盛り上がってるんで。
    うちの嫁は、もともとテレビ局のプロデューサーなんです。
    そこのプロデューサーから、日本に2年ぐらい行って、戻ってきて某すごい有名な女優さんのAR担当の第2マネージャーをやってて、フリーになって、ついこのあいだまで、若手の女優のマネジメントして。そういうのを、ずーっとやってきてるから、娘をいかにしてスターにするかっていうのに結構気合いが入ってて。
    うちの娘は、鼻が低いんですよ。子どものころは「かわいい」じゃないですか。そこまで「きれい」っていうのを求められないから。それで売り出して、大体子役って13-14歳で需要が無くなるから、その間に鼻を整形させて、18歳で再度売り出してっていうプランを組んでて。うちの1歳9ヶ月の娘に。

    ナカザワ:そこは計画的。

    えいきら:そうですね。仕事がいつぐらいになくなるから、みたいな。
    大体中学2-3年ぐらいで少なくなるから。その後に整形を受ける。3年ぐらい空いてると、別に鼻が高くなってもバレないでしょって。

    ナカザワ:成長しただけかなって。

    えいきら:そうそう。
    俺の夢は、本当にうちの娘にそうなってもらって、結構ギャラをもらえるようになったら、娘のギャラでベンツ買って、俺は運転手。
    うちの嫁は、今、編集の練習してますよ。

    ナカザワ:お互い、見えてるところが違う感じがして、面白そうですね。誰と誰の組み合わせでも絶対そうですけど。

    えいきら:うちの嫁は、そこしか見えてないですね。自分の仕事は見えるんですよね。
    ずっとそういうのをやってきてるんで。結構若手の子を育てたりとかいうのもやってたし。性格が良すぎて、よく利用されてますけどね。
    だけど、娘は裏切らない。
    娘はね、よっぽどこっちに非があったりしなければ、娘は裏切らないからね。他人にはよく利用されたりしてるけど。

    ナカザワ:大きくなったときに、どう言うかが今からちょっと心配ですけど。

    えいきら:本人は、今は楽しそうにしてますよ。嫁の撮影とかもついて行ってるんで。
    プロのカメラマンさんに撮ってもらったら、何も言わなくても、結構、ポーズとか自分でとりますよね。

    ナカザワ:本当にかわいい時期ですね。
    長い時間、いろいろ聞いちゃってすみません。

    えいきら:すいません、長々と。

    ナカザワ:全然、きれいにまとめることができなかったんですけど。楽しんでいただけたでしょうか。いい機会になったでしょうかね。どうなんだろう。

    えいきら:結構、組織の話とか、人生の岐路的なところとか、前回とは違う話が。仕事の話とかね。前回は仕事の「し」の字も出てないから。
    人生の岐路でいうと、なんでそこで決めたかって、特に若いときは、勢いと思いつきと流されですね。

    ナカザワ:流され? 

    えいきら:その状況に流されるがまま、みたいな。

    ナカザワ:勢いと思いつきがすごい人は、前にもいたんですけど、流されるのまで上手な人だと、こうなるんですね。

    えいきら:仕事に関しては、流されるのが上手ですね。

    ナカザワ:今聞いて、そこのスキル、大事な気がしました。うまいこと流れ着いていくものって絶対あります。

    えいきら:こないだ、日本へ帰る転職活動してるときに、転職エージェントの人と話して、「会社に対して不満なことはないですか」とか、「どういう会社だと、どういうことが嫌ですか」って聞かれたんで、その仕事したかったり、その会社へ入りたかったらそんなの別に気にしないし。
    結局のところ、嫌なことって会社・仕事に関しては、嫌だけど耐えるか、嫌だから辞めるの2つしかない。だから、今この状況で言っても意味がないって話したら、転職エージェントが「それを言われたらおしまいですよ」みたいに言われて。(笑)

    ナカザワ:そうなんだ。でも、転職エージェントの人は、確かにそうかもしれないですね。価値観を測って売る商売してますからね。

    えいきら:でも、結局、嫌でもやるか、嫌だから辞めるかってなるじゃない。転職してみないと、一度入ってみないとわからないから、転職エージェントとの面談で話しても意味がないじゃないですか。

    ナカザワ:確かに、会社が特定されてないとわからないですからね。

    えいきら:そんなの、わかんないですし、そもそも、そんな嫌な会社を紹介してくるなって話じゃないですか。
    とか言っても、例えば、合わなそうだしあんまり行きたくないなって思った会社だけど、年収1千万円だったら、彼らも紹介料が欲しいから、絶対勧めてきますからね。

    ナカザワ:そうなんですよ。

    えいきら:俺なんかね、この経歴なんで、27歳まで遊んでた。合わない方が多いんですよね。書類が通らない。
    あと、自分のいる業界って、今すごい需要があって。かつ40代で管理職経験ありっていうのがあまりいないみたいな。だからね、すごい求められてるから出すけど、日系大手とかは転職回数が多いから書類が通らなくてね。

    ナカザワ:うんうん。

    えいきら:俺は、27歳までは結構、まあ言えば嘘ついてますよね。だってね、吉原のソープランドにいて、xラッグ売ってましたとか書けないじゃないですか。

    ナカザワ:書けないですね。そんなこと書く欄ない。
    結構、話題にも流されて行ってしまったんですが…いろいろお話し聞かせていただき、ありがとうございました。

    あとがき

    人の背景には差はあれど積み重なったものがあって、少しづつの岐路が人生になっていく。
    手垢のついた表現ですけど、本当にそうなんですよね。環境は全く違うとしても、似たような岐路に立った経験のある方はいらっしゃるだろうなと思いますし、かく言う私もそのひとりです。
    ヤンキーになれ、とか、法を犯せ、なんて全く思いませんが、これもまた確かな人生です。
    ちょっと非公開を避けたい欲が出てしまい、わかりにくい箇所も出てきてしまったかと思います。気になる方はぜひえいきらさんnoteをチェックしてみてくださいね!

    インタビュー担当:ナカザワアヤミ

    編集協力:有島緋ナ

    #無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #海外生活 #タイ #アウトロー

    マガジンで過去インタビューも読めますよ!

    インタビュー参加募集!

    画像

    この記事が参加している募集

     
     
    あなたよ輝け「有名人だから面白いんじゃない。人は誰でも素晴らしく面白い」。2020年設立。メンバー約20名。主宰は栗林康弘。1,500人以上をインタビュー。聞く=愛💕🫶無料インタビュー応募は固定記事からどうぞ。公式サイトhttps://mumei.me/

    あなたへのおすすめ