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演劇部で培った舞台への想い、キャリアアドバイザー3年目

    むかしむかし、ある山里の村に、舞(まい)という名の若い女性がいました。舞は幼い頃から舞台に立つことを夢見て、毎日欠かさず練習を重ねていました。
    村人たちは最初、舞のことを「夢見がちな子」と笑っていました。山奥の小さな村で、舞台の夢を追うなんて現実離れしていると思ったのです。
    しかし、舞は決して諦めませんでした。雨の日も、雪の日も、朝日とともに起き、夜遅くまで踊り続けました。木々を観客に見立て、岩場を舞台に、川のせせらぎをBGMにして、舞は自分の舞を磨いていきました。
    年月が流れ、舞は成長しました。彼女の踊りは、山の風のようにしなやかで、岩のように力強く、そして川のせせらぎのように心地よいものになりました。
    ある日、都から来た旅人が舞の踊りを目にしました。その美しさに魅了された旅人は、舞を都の大きな舞台に招待したのです。
    舞は喜びましたが、同時に不安も感じました。「私にできるだろうか」と。しかし、ふと気づいたのです。「私の根幹にあるものは、ずっと頑張ってきたこの舞台。この山、この村こそが私の舞台なのだ」と。
    舞は自信を持って都へ向かい、大舞台で踊りました。観客は彼女の踊りに息をのみました。それは都会の洗練された踊りとは違う、自然そのものを体現したような、魂の込もった踊りでした。
    公演後、多くの人が舞に声をかけました。「どこでそんな踊りを学んだのですか?」
    舞は微笑んで答えました。「私の舞台は、生まれ育った山里です。木々や岩、川、そして村人たちが私の先生でした」
    その後、舞は世界中で踊るようになりました。でも、公演の合間には必ず村に帰り、原点である山里の舞台で踊り続けました。
    後に舞はこう語ったそうです。「私の根幹にあるのは、ずっと頑張ってきた舞台。それは華やかな劇場だけでなく、私を育ててくれた山里の自然と、見守ってくれた村人たち。この原点があるからこそ、どんな大舞台でも自信を持って立つことができるのです」
    そして「本物の舞台は心の中にあり」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
    めでたし、めでたし。
    と思う2024年9月27日14時10分に書く無名人インタビュー905回目のまえがきでした!!!!!
    【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

    今回ご参加いただいたのは 森田玲加 さんです!

    年齢:20代前半
    性別:女性
    職業:会社員

    現在:いつもじゃない自分になれることが好きだな、楽しいなって思ってたんです。

    ポンプ:
    今何をされているんですか。

    森田玲加:
    今は人材紹介の会社で、新卒の学生さん、大学生の子たちのキャリアアドバイザーっていうあの目なんですメンターみたいなはいやつをずっとやってるっていうような感じです。

    ポンプ:
    お仕事はどういうきっかけで始められたんですか。

    森田玲加:
    新卒で今の会社に入ったんですけど、10個ぐらいグループがある会社で、社会人の教育をする事業の方に私は入社をしたんですけど。
    入社して3ヶ月ぐらいで出向っていう形になって。人材紹介の方に行ってほしいって言われて行くしかなかったっていう。内示が出てっていう感じですかね。

    ポンプ:
    お仕事は向いてると思いますか。

    森田玲加:
    どうなんですかね、向いてる部分もあると思うんですけど、8割ぐらい向いてないなと思います。

    ポンプ:
    2割のところは面白みがあるっていうお話に置き換えられると思うんですけど、どんなところが2割を占めてると思いますか。

    森田玲加:
    やっぱり面白いのは大学生で。すごく身近な存在というか、近い距離で話せるのは楽しいなと思っていて。
    やっぱり私も大学生のときって自分の進路の話する人ってなかなかいなかったので。
    だからこそ近い距離で話したいなと思うのと、学生もすごい心を開いてくれるしすごいいろんなこと話してくれて。

    他人だし就活ていうものでしか出会ってないものなんだけれども、その人の大事にしてることとか、本質だったりとか、過去の経験とかそういう深いものを知っていけて。

    なんだろうな・・・すごく距離も近くなるし。
    あとはだろうな・・・私、人の話とかを聞くのは好きなので。その人のずっと考えてたこととか大事にしてることが純粋に楽しいっていうか。
    人の人生知るのは好きだなっていうのがあって。そこはいつもやりがいだなとは思います。

    ポンプ:
    お仕事以外って何されてるんですか。

    森田玲加:
    仕事以外はほぼ何にもしてないです。
    休日でいくと、私去年とか1年ぐらい前から一人暮らしを始めたばっかりというか、1年ぐらい経つんですけど。
    休日は家事をして、寝てっていうことしかしてなくて外出とかあんまりしないような暮らしをしてると思います。

    ポンプ:
    プライベートで何か好きなこととか何かありますか。

    森田玲加:
    女性アイドルがずっと好きでモーニング娘。さんとか最近出てきたアイドルさんとか。
    結構昔から好きだったので、動画とかDVD観てます。

    ポンプ:
    休日も動画を見て過ごすんですか。

    森田玲加:
    そうですね、家の中で見てっていうことは多いと思います。

    ポンプ:
    人のお話を聞くのが好きっていうお話ですけど、具体的に好きになるきっかけみたいなのをご自身で振り返ってみて何かありましたか。

    森田玲加:
    このタイミング、みたいなのはないんですけど。
    小学校のときから部活とかで演劇してて。お芝居がすごく好きだったんですよね。

    演じることというか・・・自分が人見知りだったのでいつもじゃない自分になれることが好きだな、楽しいなって思ってたんです。
    この仕事始めてから、より意識し始めたのは舞台とかをやってるときに何でしょう、登場人物がどういう生き方してたのかなとか。
    どういうことを普段考えてるんだろうって。セリフにない部分っていうんですかね。

    とかを考えることが、役を作ってるときあったなって思ったときに、もしかしたら舞台をやってる・演じてるの好きかもしれないけど、キャラクターっていうものに自分が没頭することだったりとか深く知ることってのは好きだったのかなと思って。

    それが今の仕事の楽しさに繋がってると思います。

    ポンプ:
    それでも8割ぐらいは向いてないってことですが、
    どんな仕事が、逆に向いていると思いますか。

    森田玲加:
    そうですねなんだろう・・・私が人見知りだったりとか・・・ていうか明るく話すことが得意なタイプじゃないんですよね。

    今の仕事ってどうしても人の前というか・・・学生に関わるので、好かれる・好かれないってめっちゃあって。距離を詰めたりするのがすごい苦手なタイプなので。

    深く人と話すことが好きって言ってるんですけど自分は第1印象だけの方がいいタイプだったなって思ってるので。本当は美容部員さんとか、テーマパークのスタッフみたいな、その場その場で楽しんでもらうとか喜ばせるような仕事の方が向いてるのかな、みたいなのはいつも思いますね。

    ポンプ:
    誰かと長く深く関わるっていう仕事よりは、一時的に接する方が向いてるということで合ってますか。

    森田玲加:
    あってますね。やりがいは深く関わる方なんですけど。深く関わる中で自分の賢さが足りていなくて、相手の話をわかりきらなかったりとか。
    人見知りで一歩踏み込めない。関係を作りきれないことが仕事の中であるので。

    それよりは何となく、それなりに楽しい一期一会みたいなのを大事にする仕事の方が得意ではあるのかなって。

    ポンプ:
    転職とかって考えられてるんですか。

    森田玲加:
    そうですねちょっと視野に入れたりもしつつも。とはいえ自分から情報を取りに行けてなくて。
    いつかしてもいいかなぐらいにしか思ってなくて。あんまり動けてないと思います。

    ポンプ:
    職場の人間関係はいかがですか。

    森田玲加:
    すごいありがたいことにめちゃくちゃ皆さん優しくて、恵まれてるのを感じてます。

    会社自体が30人ぐらいしかいなくって。この大阪の支店で働いているのが6人ぐらいです。

    ポンプ:
    仲が良いんですか。

    森田玲加:
    ご飯食べに行ったりとか、野球の試合見に行ったりとか。仕事をしている中、熱量もみんな高いし、頑張りたいっていう気持ちも一緒なので、気が合うなって思います。

    ポンプ:
    好きな話に戻るんですけど、アイドル以外に好きなこと・もの、ありますか。

    森田玲加:
    アイドルと近いものだとやっぱり舞台とかはミュージカルみたいなのが好きですし・・。

    今はあんまり行かないですけど、大学生の頃とかは青春18切符で地方まで時間かけて行ってみたりとか。
    見知らぬ土地に1人で旅行するのは好きかなって思います。

    ポンプ:
    どんなところ行かれたんですか。

    森田玲加:
    例えば新潟の・・・本当はスキーをしに越後湯沢行きたかったんですけどその前の駅とかで敢えて降りてふらっと行ってみたりとか。

    あとは四国まで行ってみたりだとか。観光地に行くまでの間を楽しんでる感じかなって思います。

    ポンプ:
    移動してる時間が好きっていうふうに聞こえるんですけどいかがですか。

    森田玲加:
    そうですね。移動している電車から景色を見るのは好きかなって思います。

    ポンプ:
    ミュージカルとか舞台で具体的にどんな作品を鑑賞されたんですか。

    森田玲加:
    ミュージカルだと高校生のときに部活でやったりしたので、その原作の舞台とか見に行くんです。
    例えばエリザベートだったりとか、オペラ座の怪人とか。そういうのは好きですし。

    舞台に関しては、本当にちっちゃい舞台・・・キャパが100人ぐらいしかないような小劇場の舞台とかを観にいってます。

    ポンプ:
    18切符の旅は今なんでされなくなっちゃったんですか。

    森田玲加:
    結構仕事が忙しいのが大きいと思ってて。
    舞台は今でもちょっと観たりするんですけど。舞台とかミュージカルとかに関してはそれこそ私が舞台をずっとやってたときは知り合いから紹介してもらったりとか周りにそういうのが好きな人がいたので、触れる機会があったんですけど。

    仕事も始めて、大阪に引っ越してきてからは、ほぼ触れる機会とか誘われる機会もなくなったっていうところがあって。
    わざわざ自分から行かなくなったっていうのがありますかね。

    ポンプ:
    18切符の旅についてはどうですか。

    森田玲加:
    旅も自分が行ってたのが大学生のとき、平日3日4日ダラダラ行ったりしてたようなものだったんですけどやっぱり仕事が忙しくって。

    自主的に休むのができる場所じゃなくって、仕事が終わらないってのがあるんですけどなかなか余裕がなくって。
    どんどん旅行行くのが億劫になってるのがありますかね。

    ポンプ:
    時間があったらしてみたいこと、何かありますか。

    森田玲加:
    平日に海の方とか、四国の方とかフラッと行きたいなっていうのはずっと思ってますね。

    ポンプ:
    平日のお仕事終わりでどんな過ごし方をされることが多いですか。

    森田玲加:
    そうですね。仕事終わりはもう本当にご飯食べて寝るぐらいなんですけど。
    大体8時ぐらいまで働いて、11時過ぎぐらいには寝るので本当に家帰ってご飯食べて、ちょっとYouTubeとか見てもう寝なきゃ、ぐらいの感じで。
    朝バタバタしながら過ごしてます。

    ポンプ:
    他に何か好きなことありますか。

    森田玲加:
    旅行に近いかもしれないですけど温泉行ったりとか。
    旅行先もそうですし、近くもですけど温泉入ってぼーっとしたりするのは好きです。

    ポンプ:
    ご飯はどうやって食べることが多いですか。

    森田玲加:
    平日は自炊をして作ったものを食べることが多いのと、土日とか時間があるときは、自転車で近くのファミレスとかレストラン行ってご飯食べたりなので。
    平日は家で食べることが多いですね。

    ポンプ:
    休日の自転車っていうのも1人で行動されるんですか。

    森田玲加:
    そうですね1人で行動してますね。

    ポンプ:
    誰かと一緒にっていうのはあんまりないですか。

    森田玲加:
    今までずっと割と1人で行動するのが苦じゃないというかその方が気楽だなと思ってたので旅行もそうですけどご飯とかも。

    大阪の知り合い、会社の人以外いないので。
    1人でサクッと食べて帰ってきてみたいな感じですね。

    ポンプ:
    好きな食べ物は。

    森田玲加:
    唐揚げとかとんこつラーメンとか。そういうこってりしたものが好きです。

    ポンプ:
    嫌いなものってありますか。

    森田玲加:
    漬物とか、めかぶとか・・・渋いというか酸っぱいものとか、お酢の味がするものは。

    酸っぱいものが好きじゃないです。レモンとかの柑橘類は好きなんですけどお漬物みたいなやつとかは。
    あと紅しょうがは好きじゃないですね。

    過去:演劇をやれる人になりたいなと。

    ポンプ:
    ちっちゃいときってどんなお子さんでしたか。

    森田玲加:
    兄もいたのでおてんばというか。兄の友達とかに混ざって遊ぶような。
    よく喋るしよく叫ぶしみたいな。うるさい子供だったな、っていうふうに思います。

    ポンプ:
    ご自身の記憶ですか、それとも周りから後で言われたんですか。

    森田玲加:
    周りから言われてですね。自分でもかすかに覚えてるんですけど、母からおてんばだったねとか、よくお兄ちゃんに噛みついてたねとかは言われますね。

    ポンプ:
    おてんばだった森田玲加さんが人見知りに至る転換点みたいなものってあったりしますか。

    森田玲加:
    小学校一年生ぐらいのときに周りの女の子とうまくいかなくって。そっから出しゃばるのはやめようみたいなふうなのが1回あったのと。
    一番大きかったのは、小学校5年生ぐらいのときに、今までずっとクラスが一緒でそれこそ嫌がらせされてるときも助けてくれた友達と、クラスが離れてしまって。

    もうその子とずっと一緒だったので、そうじゃない子と話したことがなくて。誰とも喋ることができなくて、声もかけられなくて。

    1人でいるようになってから、人見知りというか、どうやって友達作ったらいいんだろうみたいなふうに結構変わってっちゃったかなとは思います。

    ポンプ:
    小学校の思い出ってどんな思い出になってるんですか。

    森田玲加:
    楽しかったなと思ってるんですけど・・・小学校五、六年生ぐらいの記憶があって。
    それまでちょっとあんまりないんですけど。

    小学校5年生のとき人見知りで仲良くなれなかったときに、担任の先生がすごい優しくしてくれて。
    自分の好きな歌手のCDを焼いてくれたりとか、授業中も自分にめちゃくちゃ話しかけてくれたりとか、そういうことがあってからちょっとずつ明るい性格になっていって。
    人見知りってのは変わってなかったんですけど割と自分を出すことができるようになって。

    最終的には委員会の委員長とか、クラブの部長みたいなのをやったりとか。
    その先生に会って活発な性格になれてよかったのを今でも感じてました。

    ポンプ:
    小学校に上がる前のお話に戻るんですが、ご自身の記憶で何か覚えてらっしゃることありますか。

    森田玲加:
    幼稚園の生活の中ではあんまりないんですけど。
    幼稚園が家から遠いところだったんですね。車で行って30分40分ぐらいなんですけど。近所の友達は近所の幼稚園に行くんですけど。

    親が遅刻癖があるというか、結構バタバタなので、行くともう幼稚園の朝の挨拶始まってて、なんで私いつも遅れてるんだろうってずっと思ってました。

    ポンプ:
    それはどんなふうに受け取られてたんですか。

    森田玲加:
    ネガティブには受け取ってなかったんですけど、私だけ特別な幼稚園にいるんだなと思ったり。
    遅刻って話でいくと、遅刻してるって気づいてなかったので、なんでみんな遊び始めてるんだろうな不思議だな・・みたいに思ってました。

    ポンプ:
    他に何か覚えてらっしゃるとこありますか。

    森田玲加:
    キリスト教の幼稚園というか、土曜日に集会をして聖書を読んだりする幼稚園だったりとか。
    あと平日もスポーツ教室だったりとか漢字やったりとかいろんなことさせてもらっていたので楽しかったですね。

    近所の友達だと砂遊びとか折り紙して、みたいなのを聞くと私、あんまりそういう記憶はなくて。
    どちらかというと体操をしたりとか国旗を覚えたりとか。海外の国旗のフラッシュバックっていう、カード出して言えるようにするみたいなやつとか。漢字覚えたりとか。

    学ぶのすごい楽しいな、みたいな。
    面白いことできてるな、みたいなのをずっとしてましたかね。覚えてることとしては。

    ポンプ:
    おうちの記憶だったりとか、身近な方々の記憶だったりとか何かありますか。

    森田玲加:
    なんだろう・・・ずっと兄と遊んでたなって思いますね。
    近くに山とか森がある場所だったので、兄が友達と秘密基地みたいなのを作ってて自分も手伝ったりとか。

    あと兄が遊ぶ公園ついてってベイブレードをしたりとか。

    お兄ちゃんとは喧嘩ばっかしてたんですけど、なんだかんだ一緒に遊んでたと思います。

    ポンプ:
    お兄ちゃんとの時間が、小さい頃の森田玲加さんにとって影響が大きいですか。

    森田玲加:
    そうですね幼稚園とか小学校の初めの方は結構大きかったかなと思います。

    ポンプ:
    中学校ってどんな生活でしたか。

    森田玲加:
    部活動の演劇部だったんですけど部活のことばっかり考えてたなって思います。

    ポンプ:
    具体的にどんなことを考えてたんですか。

    森田玲加:
    小学校から演劇とか舞台が好きで興味を持ってたし、どっかで自分は演劇をやれる人になりたいなと。役者になりたいなみたいな思ってたので。

    演劇部に入るときも、頑張るぞというか。
    自分のやりたかったことができるぞっていう気持ちだったんですけど。

    中学校で演劇部って地味というか。少ないじゃないですか。
    頑張ってたって話でいくと、周りからの眼が良くないというか。中学で演劇部入るやつダサい、みたいに勝手に自分が思っちゃってて。

    どうやったら周りの人に認めてもらえるのかなとか。
    どうやったら賞取ってみんなを見返せるかなとか。
    そんなことばっか考えながら頑張ってたかなって思います。

    ポンプ:
    演劇で何を表現したかったんですか。

    森田玲加:
    そんな当時は大層なものは思ってなかったんですけど。何でしょうね。

    テーマみたいなのは考えたことないですけど、普段の自分がおとなしいし喋るタイプではなかったので、舞台では明るくてキラキラしててテンション高くて、とにかく自分のなりたい像・憧れてる像になりたいというか。

    そういう面も自分にはあるんだよっていうのを、同級生に見せたかったりしますかね。

    ポンプ:
    それは舞台上だけではなく、実際に実現できたりしたことはあったんですか。

    森田玲加:
    そうですね。中2、中3ぐらいのときに文化祭で前に出て。それまでの文化祭はひどいブーイングをされて、陰でいろいろ言われてたんですけど。

    2年生で出た時にすごくはっちゃけられて。
    で今まで喋ったことなかったような同級生の子から「めっちゃ面白かった」って言ってもらえたりとかいいねって言ってもらえて。
    話しかけられる機会が増えて。

    なんか自分の印象すごい変わったなというか。部活の演劇部の人ってよりは、自分として関わってくれてるなっていうのは感じました。

    ポンプ:
    高校もそういう活動が続くんですか。

    森田玲加:
    そうですね高校も演劇部ミュージカルをする演劇部なんですけどに入ってたのでずっと続いてたかなって思います。

    ポンプ:
    演劇部の先生ってどんな存在でしたか。

    森田玲加:
    中学とかですか。すごい迷惑かけちゃったんであれなんですけど。

    自分のわがままというか自分のこうしたいああしたいっていうのを全部聞いてくれた、自分たちのために動いてくれたな・・・なんでしょうね、優しい先生だったなっていうのは思ってます。

    ポンプ:
    中学以降も会ったりされるんですか。

    森田玲加:
    そうですね。高校になって部活に顔出したりとか、大学でも舞台続けてたので、舞台のチケットをお送りしたりとか。
    行けないときはDVDを送ったりとかしてたので。社会人なってから無いんですけど大学卒業するぐらいまでは連絡取ってましたね。

    ポンプ:
    それまでは教師を続けられたんですか。

    森田玲加:
    そうですね、中学のときに新卒で顧問をされてたので・・・10年ぐらい経ったのかな、違う学校行っちゃったりもしたんですけど、ずっとやってましたね。

    ポンプ:
    高校生のときで演劇以外だと、印象的な思い出とか出来事はありましたか。

    森田玲加:
    演劇以外だと体育祭かなと思ってて。ここでも舞台とかをやってたので周りから”こういう子なんだ”っていうのを知ってもらえる機会が増えて。
    体育祭でよくある応援団長みたいな。
    私は女子校に通ってて女子しかいないんですけど、代表を3年生のときにやらせてもらうことができて。

    今までそんな前に目立って立つようなタイプではないけどどっかで立ちたいって思ってたところから、みんなに認めてもらえて。
    3年生のときにその応援団長をさせてもらえたのが、キラキラしたいっていうところに一番近づけたのかなとは思います。

    ポンプ:
    現実でキラキラできるってなると、森田玲加さんにとっての”演劇の存在”って薄まったりはしないんですか。

    森田玲加:
    そうですね確かにそこはあって。
    中学校のときは舞台の中だけがキラキラしているものだったんですけど、高校は部活もプラスの活動もどっちも充実してたので、舞台っていうものが自分を表現するとか隠すためのものというよりは、もっと面白い表現をするものだったりとか。新しい自分の一面を見せるものだったりとか。

    言われてみると楽しかったけど、思い出は薄いかなって思います。
    薄いというか楽しかったしかないっていうか。

    ポンプ:
    大学生の頃ってどんな時間でしたか。

    森田玲加:
    最初の頃は、ただ長く生きてるというか、何も熱中しないレポートしてるような時間だったんですけど。
    中盤から後半にかけては、自分のやりたいことというか、目標に向かってうまくいかないこともあるけど本気で頑張れた時間だったかなとは思います。

    ポンプ:
    何に頑張られたんですか。

    森田玲加:
    大学1年生の終わりぐらいに舞台をもう1回やろうって思って。
    劇団みたいなところに入ったんですよね。そこで役者とか目指してる方もいたので、自分もまずそこの養成所のタレントになりたいとか。
    舞台出たいとか、オーディション受かりたいみたいなのをずっと思ってたので。
    そこは結構ずっと目標に頑張ってたかなって思います。

    ポンプ:
    あれ、それは今もう気持ちは変わってないんでしたっけ

    森田玲加:
    いや、思ったりもしたんすけど今はあんまり思ってなくて。
    大学卒業するというか就職するときに、やめようっていう思いましたね。

    ポンプ:
    そのやめようっていうのは決断のように聞こえるんですけれども、どんな気持ちでしたか、そのときって。

    森田玲加:
    悩みました。今までやってきたことが無駄になるんじゃないかとか。後悔は大きかったですね。
    こんなにやってきたことを捨てて自分に何が残るんだっていうのはずっと思ってました。

    ポンプ:
    その感じられたことって森田玲加さんはどういうふうに消化していったんですか。

    森田玲加:
    そうですね。結構時間かかったなとは思ってるんですけど。
    仕事をしている中でとか、就職活動をしていってる中で、その舞台に立つっていうことが好きではあるけれども、好きなのは舞台をしているときも生き生きした自分だったりとか、中学校のときみたいにがむしゃらに頑張ってる熱量が好きだったなと思ったときに、仕事に対しても近いものはあって。

    今、人材の仕事をしてますけど、この仕事をすることによって、自分自身が舞台っていうものに熱中することはできないけれども、熱中することの大事さだったりとか、それを大学生で終わらせて社会人になってからプツッと切れちゃう人も多いと思うので・・・もったいないというか。

    もっともっと人生楽しく生きた方がいいというか。
    熱中して夢中になれる人を増やしていくところはできるかなって思っていて。

    だから熱中することの面白さだったりとか、活き活きしながら生きるっていうことを、私だからこそ話せることはあるのかなって思ったら、舞台をやりたいっていう気持ちはどんどん変わってきたなって思います。

    未来:出演する人たちに関われるお手伝いしたいって思いますかね。

    ポンプ:
    ありがとうございます。そしたら未来の話の冒頭でもちょっとその辺り、お話されたいってことがあったんですけど、どんなことをお話されたかったんでしたっけ。

    森田玲加:
    今の仕事をして今年で3年目になるんですけど、今話したような志望動機も満たされてきて。

    それをどういうふうに今の仕事で大きくしていくか、次の仕事に活かすかなど、どう繋げていくかは見えず、このままずっとこの仕事をしてていいのかなみたいなのを感じてる部分もあり。

    今の自分の想いというか、志望動機みたいなものを、どう次の進路に繋げたらいいかを考えたいって思ってました。

    ポンプ:
    それはなぜそう思ってたんですか。

    森田玲加:
    人が少ないので仕事が忙しいし大変だしっていうのと、同じ仕事を3周目に入ると、他のことをしたいなという気持ちもあって。
    100%で向き合うのは少し難しく感じる部分があって。

    30人の会社ってところもあるんで、他の部署に行くのも難しいなって思ったときに、別の形で今の仕事活かせた方が、より楽しいし充実するのかな、みたいなのを思うこともあります。

    ポンプ:
    ありがとうございます。今の話から飛躍しちゃうんですけどご自身がいなくなるっていう状態までの間に、イメージされていること何かありますか。

    森田玲加:
    ずっと思ってたのは、フランスに住みたいと思ってましたね。
    いつかのタイミングでフランスとか海外に住める・・・旅行でもいいですけど住みたいなって思ってたのと。

    あと舞台までいかないけど舞台をやってる役者とか、そういうものを志してる子たちに自分が何かしてあげられる仕事をしたいなというか。

    二、三十代でもいいですし、もうちょっと経ってからでもいいですけど、なんらかの形で舞台をやってる人たちに貢献をした上で終わりたいと思ってます。

    ポンプ:
    もし仕事っていう制約がなかったらご自身がいなくなるまで、どんなふうに過ごしたいとかありますか。

    森田玲加:
    地方に家を持って暮らしたいな、みたいなのはちょっとあって。

    田舎で平和に子供と過ごしていたいなっていう気持ちと、やっぱり旅行とかでもいいですし運動とかでもいいですけど。
    外出ていっぱい遊んで楽しんでたいのはありますね。

    ポンプ:
    フランスのお話と、田舎に暮らすっていう話とどっちを選びますか。

    森田玲加:
    田舎に暮らす方かな。
    フランスに行きたいっていうのは大学でフランス語を学んでいたので。若いうちに行ってみたいなっていう。
    ずっと住みたいというよりは、1年ぐらいでもいいので行ってみたいぐらいのもので。

    どちらかというとそこは最悪なくても、戸建てに住んで平和に暮らしたいっていうのはあります。

    ポンプ:
    それは、死ぬんだったらそういう場所で死にたい、みたいな考えに置き換えられることになりますか。

    森田玲加:
    近いかなと思います。1人で孤独に死ぬというよりは田舎に暮らして結婚をして、もしかしたら子供もいて、自分の家族に囲まれながら、いい場所で死にたいのはありますかね。

    ポンプ:
    そういうことって今まで考えられたことってあるんですか。

    森田玲加:
    あんまり考えたことなかったんで。
    本当に10代のことまでしか考えたことがなくて、

    結婚するかどうかとか、その後どうするかとかは今まで考えたことなかったですね。

    ポンプ:
    死んだらその後どうなるのかみたいな話も考えたことないですか。

    森田玲加:
    死んだらどうなるかあんまり考えたことないですね。
    家が先祖を大事にしなさいとか。仏壇とかもあったりするんですよね、祖父が亡くなってからあるんですけど。死ぬのは怖いなってずっと思ってきましたけど死んだら無になるというよりは、子供たちというか、祖先を見守るというか。
    それはそれで悪いものではないなと思いますね。

    ポンプ:
    死んだら怖いなっていうお話って、何かきっかけがあるんですか。

    森田玲加:
    中学校とか高校ぐらいのときって死ぬことを考えると怖いってあるじゃないすか。
    ある日急に死ぬっていうのは不安と思ってたりとか。

    あとは去年に自分の祖母が亡くなって初めて葬式に出たんですけど、人って亡くなるんだなみたいなのを考えたときに死んでしまうときって一瞬だなっていうのは感じて。

    やり残したこと無いようにしなきゃっていうのは思いました。

    ポンプ:
    祖母とのお別れのときに、何か他に感じられたことってありますか。

    森田玲加:
    もっと会っとけばよかったとか、もっと話しておけばよかったっていうのはすごい思ってて。

    やっぱりちょっと離れてたっていうのもあって、あんまり会いに行く機会がなかったりとか。コロナもあったので会ってなかったし。

    話すこともそんなにないな、みたいなところがあったので。
    もっと話しておけばよかったなっていうのは思いますね。
    いろんな話聞いとけばよかったなっていう。

    ポンプ:
    ありがとうございます。残りの時間の中で、何か他にやっておきたいことありますか。

    森田玲加:
    さっきの話に戻っちゃうんすけど、海外にやっぱ住んでみたいなっていうのはあって。
    挑戦してみたいっていう。

    あと結婚もしたいなっていうところと、あとは死ぬまでに、舞台も見る側というよりは何かしらちっちゃい形でもいいから、出演する人たちに関われるお手伝いしたいって思いますかね。

    ポンプ:
    舞台の上じゃなくてもいいっていうことだと思うんですけど、それはなぜそう思えるんですか。

    森田玲加:
    舞台に出たいって気持ちはあるんですけど、就職するときに自分は出ない選択をしたので。
    出ないんだったら舞台に出たい気持ちを、後ろ髪引かれているんじゃなくて。

    出れなかった自分は、大変さとか苦しさは、たくさん思ってるからこそ、そういう思いをしてる人を支えられる人になりたいと思っていたので。

    出たい気持ちはあるんですけど、自分の経験が活かされるのは、舞台に立つ人たちを支える方なのかなとは思っています。

    ポンプ:
    支えてあげた場合の一番素敵な結果は、どうなるんですか。

    森田玲加:
    舞台を頑張ったっていう話をしたんですけどぶっちゃけそこまで頑張れてなかった部分・・・側から見たらまだまだ足りない部分もあったと思っていて。

    頑張り方がわからなかったりとか、頑張る方向性がわからなかったりとか、頑張れなかったことに対して言ってくれる人が少なかったりとか。
    知識がなかったからっていうのを感じていて。

    仕事をしている中で、どうやったら人はモチベーションが上がるのかな、頑張れるかなみたいなのをすごく考えてきてるからこそ、そういうものをもっともっと舞台をやってる子たちって、出立てだったりとか、わからないことも多いからこそ、そういうものをビジネスの世界と繋げたら、正しい努力の仕方がわかったりだとか。

    演劇が目的なのに、いつの間にか出るためのバイトをすることが目的になっちゃう・・・手段を履き違えてしまう・・・

    そういうことがなくなって、まっすぐ頑張れる人が増えるといいなと思ってます。

    ポンプ:
    それって今の仕事でも意識されてるところってありますか。

    森田玲加:
    近い部分でいくと、やっぱり自分の目標とか何のために頑張るのかっていう意義とか、そういう目的みたいなものをブラさないこと。

    それを正してあげるのは近いなと思っていて。
    舞台も、何のためかっていうのを考える時間をちゃんと作ってあげたいなと思いますし。
    大学生にとっても就職っていうのは1つの手段でしかないってときに何の目的でどういう意義を持って自分が頑張りたいかっていうところから、ぶらさないっていうのには繋がってるって思います。

    ポンプ:
    最後に言い残したこと、もしあればお伺いします。

    森田玲加:
    お話してる中で、今の仕事に押し潰されてしまって、そこにしか目がいってないのは今日お話してて思ったので。

    でもやっぱり自分の根幹にあるものってずっと頑張ってきた舞台だったり、ミュージカルもそうですけど、どう仕事に活かせてるんだろうってわかってなかったんすけど。

    でも自分の中ですごい大事だなっていうのは感じたので。

    目的とか意義みたいのは見失わずに頑張れたらなって思いました。

    あとがき

    編集していて演劇への素直な関心が、この記事で表現できると良いなーと思いました。

    ボクの20代は、いろんなコトに興味を惹かれて結果、どの対象も中途半端な状況にしたまま離れていってしまったような記憶があります。

    それが良いか悪いかは分かりませんが(あんまり良くなさそうな気がしますが)振り返ってみると思い出としては薄いなーと。

    せっかくだったら振り返ったときに目が醒めるような強い記憶だったら、楽しそうですよねきっと。

    【インタビュー・編集・あとがき:ポンプ】

    #無名人インタビュー #インタビュー #演劇 #社会


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