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台湾・高雄で翻訳メインに働く、元台湾留学生

    むかしむかし、ある村に、心見(こころみ)という若者が住んでいました。心見には不思議な力がありました。どんな出来事も、様々な角度から見ることができたのです。
    村に大雨が降れば、
    「畑が潤って、作物が育つね」と喜び、
    村に旱魃が訪れれば、
    「これで井戸を深く掘る機会ができた」と前向きに、
    冬の寒さが厳しければ、
    「炉端を囲んで、みんなで物語を語れる」と楽しみ、
    暑い夏が来れば、
    「川で水浴びする気持ちよさを味わえる」と感謝していました。
    ある日、村に洪水が起こり、多くの家が被害を受けました。村人たちが嘆いているとき、心見は言いました。
    「確かに辛いことです。でも、これを機に、村人が力を合わせる絆が生まれるかもしれません」
    その言葉通り、復興の過程で村人たちは協力し、以前よりも強い絆で結ばれていきました。
    後に心見はこう語りました。
    「物事は捉えようだなと思うのです。同じ出来事でも、どう見るかで幸せにも不幸にもなる。だから私は、いつでも明るい面を見ようと心がけているのです」
    そして「心の持ち方で、世界は変わる」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
    めでたし、めでたし。
    と思う2025年3月11日16時15分に書く無名人インタビュー1027回目のまえがきでした!!!!!

    【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】


    今回ご参加いただいたのは 元台湾留学生ばなな さんです!

    年齢:20代後半
    性別:女
    職業:台湾で社会人(2025年6月まで)

    現在:社会人になって関わる人が増えてから、台湾の人って最高やなって思うようになりました。

    🐋くじら:
    最初の質問ですが、今何をされている人でしょうか?

    🍌ばなな:
    台湾で社会人をしている人です。

    🐋くじら:
    いつから台湾にいらっしゃるんですか?

    🍌ばなな:
    台湾に来たのは2018年の9月、こちらの大学に入学するために来ました。

    🐋くじら:
    なるほど。大学に入られたんですね。

    🍌ばなな:
    そうです。こっちの大学で4年間勉強して、卒業後こっちに残って仕事をしてる感じです。

    🐋くじら:
    どんなお仕事かお伺いしていいですか?

    🍌ばなな:
    一応翻訳メインにはなるんですけど、自社製品があるので、それを台湾のECサイトに出品したり、あとSNSの投稿を作ったり、雑用係です。

    🐋くじら:
    翻訳者であるってことですかね?

    🍌ばなな:
    翻訳もするけど、そんなに頻度は高くないです、正直。

    🐋くじら:
    なるほど。わかりました。台湾生活はどうですか?

    🍌ばなな:
    楽しいですよ。寒くないのがいいですね。

    🐋くじら:
    今冬ですよね、そちらは?

    🍌ばなな:
    もう昼間ならギリ半袖いけるかなくらいですよ。

    🐋くじら:
    へえ。そうなんですね。そんなに暖かい場所なんですね。

    🍌ばなな:
    私が住んでるのが、台湾っていうと台北が有名だと思うんですけど、そっちじゃなくって台湾の南部の方にある高雄っていうところなんですよ。なんで今日の昼間も24度25度ぐらいあったかなと思います。

    🐋くじら:
    すごい快適ですね。

    🍌ばなな:
    もうぽっかぽかですよ。

    🐋くじら:
    6月に仕事を辞めようと思ってらっしゃる。

    🍌ばなな:
    そうです。上司にも最近「辞めます」って宣言しました。

    🐋くじら:
    それはどうしてですかね?

    🍌ばなな:
    一応働いて、満3年になるんですけど、ちょうど就労ビザっていうんですか。あれが切れるので、何か新しいことやってみようと思って。

    🐋くじら:
    就労ビザが切れて、もう台湾には滞在しないっていうことですかね。

    🍌ばなな:
    求職ビザみたいなのに切り替えて残ることができるらしいので、ちょっと残って台湾で遊んでから帰ろっかななんて思ってます。

    🐋くじら:
    なるほど。でも帰るかなっていう予定なんですね。

    🍌ばなな:
    そうです。

    🐋くじら:
    台湾のここがすごい好きとか、おすすめとかありますか?

    🍌ばなな:
    もう人が、人が大好きです。

    🐋くじら:
    へえ。

    🍌ばなな:
    私がまだ大学生だったときに、台湾に住んでる日本人へのインタビューとかで、みんな「台湾の人が好きだ」って言うのが、当時は本当に理解できなくって、どこが?どこが?みたいに思ってたんですけど...社会人になって関わる人が増えてから、台湾の人って最高やなって思うようになりました。なんか温かいです。

    🐋くじら:
    社会人になってから見方が変わった?

    🍌ばなな:
    やっぱり関わる人なんですかね。学生のときはやっぱり同年代の子ばっかりと関わってたんですけど、社会人になって自分の親世代だったりとか、結構年上の人と関わる機会が増えて、嬉しいことに結構かわいがってもらってるんで。それで台湾が好きになったような気がします。

    🐋くじら:
    温かいって感じたエピソードとか、何かありますか?

    🍌ばなな:
    職場で外回りのおじさんとかがおやつを買って帰ってきてくれたりして...それこそ肉まんとか、そういうやつなんですけど。
    私は辛いものがダメなんですね。その肉まんの中に辛いやつもあって、職場のみんなが覚えててくれて、私辛いもの食べれないのを。それで「それは辛いからばなな食べちゃダメだよ」って言ってくれたりとか。
    大したことないんですけど、そういうところに、そういう大したことないことを言ってくれるのが、あったかいなって思います。

    🐋くじら:
    なるほど。台湾にはどういう経緯で来ようと思われたんですか?

    🍌ばなな:
    台湾の大学に入ろうって思った理由はいろいろあるんですけど、まず受験が嫌だった。日本の大学受験が嫌だったのが一つ。
    二つ目はやっぱり言語面。大学4年間日本で勉強して話せるようになるんかなって思ってて、それなら現地行っちゃった方がいいのかなみたいな感じ。結論、総合的に見てメリットが多かったからですかね。学費も安いし。

    🐋くじら:
    元々台湾語?何語なんですかね、台湾って。

    🍌ばなな:
    台湾で一応標準語として使われてるのが、いわゆる中国語って呼ばれてる言語なんですけど。でも中国大陸のいわゆる中国語とは若干違って、例えばアメリカ英語とイギリス英語みたいな、ああいう感覚で、所々違うみたいなそんな感じです。

    🐋くじら:
    なるほど。元々中国の言葉を勉強したいなっていう動機があったってことですか?

    🍌ばなな:
    そうです。高校生のときは、大学で中国語専攻したいな~なんて思ってました。

    🐋くじら:
    それは何でですか?

    🍌ばなな:
    理由もいろいろあるんですけど、英語を話せる人めっちゃいるから、今から私が頑張ったところでもっとすごい人がいっぱいいるだろうなと思って。それならまだ勉強してる人が若干少なめな中国語の方が、役に立てるかなみたいな、希少価値が上がるかなみたいな。そんな感じです。

    🐋くじら:
    わかりました。ばななさんご自身の性格は何と言われることが多いですか?

    🍌ばなな:
    周りから言われるのは「しっかりしてるね」とか、「明るいね」とか、そんな感じですかね。

    🐋くじら:
    ご自身でどう思いますか?

    🍌ばなな:
    でも、うん。それなりにしっかりはしてるだろう。それなりに前向きだろうってのは自分でも思ってます。

    🐋くじら:
    あまりズレがないというか。

    🍌ばなな:
    なりたい自分で生きてるから、周りにもそうやって思ってもらえてるのかなみたいな感じです。

    🐋くじら:
    台湾に来てから、ちょっと性格変わったなみたいな部分とかありますか?

    🍌ばなな:
    めっちゃあります。めっちゃ明るくなったのは多分、台湾来てからだと思います。

    🐋くじら:
    そうなんですね。

    🍌ばなな:
    それこそ中学生のときは、すごいガリ勉だったんで、「私勉強できますけど」スンッみたいな。ちょっと何て言うんですか、威張るじゃないですけど、ちょっと周りの同級生のことを見下すような、そういう子どもでした。
    高校に上がってからはしっかりした面はあったけど、高校って同じレベルの子が集まるじゃないですか、大体。それで元々中学校んときに「私勉強できます」って調子乗ってたのが、みんな同じレベルになって、「私別にできる子じゃないかな」みたいな、ちょっと自信をなくしちゃって。
    それでそのときは結構、めちゃめちゃ明るいわけでもなく。でも、勉強もそんなに頑張れずにダラダラ過ごしてました。でも台湾に来て1人、親がいないし、仲良い友達もいない中で、大変なこともいっぱいあって...「マイナス思考してたら、多分辛いな。どうせやるんなら前向きに考えた方が楽しいよな」みたいなそんな感じで、気がついたら、結構ポジティブになってたなって思います。

    🐋くじら:
    もう大学に来てからもずっと台湾生活をされている?日本に戻ったりはしてないんですか?

    🍌ばなな:
    長期休暇、大学生のときの夏休み・冬休みは帰ったりしてて、社会人になった今もたまに休み取って帰ったりしてます。

    🐋くじら:
    でもちょうどコロナの期間を挟んでましたよね。

    🍌ばなな:
    そうなんです。コロナのとき、ちょうどその年が成人式で、成人式終わった1ヶ月後ぐらいからコロナバーンッみたいになった年なんですけど、そのときは2年半帰りませんでした、日本に。

    🐋くじら:
    帰れないっていう感じですかね?

    🍌ばなな:
    帰れるんですけど、帰ったら隔離を2週間ぐらいしなきゃいけないみたいな。面倒くさいなと思って。日本帰って2週間潰れて、台湾戻ってきてもまた隔離があるから。台湾に彼氏もいたし、もういいやと思って。帰るのを諦めました。

    🐋くじら:
    最近何か楽しかったこととかありますか?

    🍌ばなな:
    先月末台湾の連休があって、春節の連休。旧正月っていうんですかね。それで台湾人の彼氏を連れて日本に帰って、1週間遊んだのが楽しかったです。

    🐋くじら:
    今の生活ではもう使う言語は台湾の中国語だけということですか?

    🍌ばなな:
    中国語と、こっちの言語でもう1個台湾語っていうのもあって...この台湾語っていうのは例えるなら、ハワイって多分標準語は英語だと思うんですけど、「アロハ」とかハワイ語もあるじゃないですか。現地の人が使ってる伝統的な言葉じゃないけど、そういう感じの。それが台湾語っていうやつで。
    特に田舎の方だったりとか、ご年配の方だったりすると、結構中国語よりも台湾語を使ってるイメージがあります。私の職場も台湾語でみんな喋るんで、私も全然駄目なんですけど、ちょっと単語ぐらいは聞き取れるようになりました。

    🐋くじら:
    台湾に来て逆に苦労したこととか何がありますか?

    🍌ばなな:
    苦労したことはやっぱり、言語面は最初は本当に辛かったというか。喋る勇気がなかったというか。大学1年生の終わり、夏休み入る前に、今の彼氏、台湾人の彼氏と付き合い始めたんですけど。
    言語って、リスニングの方がきっと伸びるのが早いんですよ、みんな。聞き取れるみたいな。だけど、言い返し方がわかんなくて喧嘩も言われっぱなしみたいな。それが本当につらくって。言い返したいのに言い返せないもどかしさが当時はありました。

    🐋くじら:
    なるほど。言い返すために頑張るっていう。

    🍌ばなな:
    そうです。言い返すために頑張りました。もう根に持つじゃないですか、言われた嫌なことって。だからそれを逆手にとって...台湾人の人って喧嘩したり怒ったりするとすごい長文の文章を送ってくるんですよ。スクロールしないと見終わらない感じの。なのでそれを全部スクショして読み返して、根に持って、それを覚えて、自分が言い返すときに使ってました。

    🐋くじら:
    台湾の生活っていうのがあんまりイメージが湧かないんですけど、本当にシンプルに収入とか食べ物とか、そういう生活水準っていうのはどんな感じなんですか?

    🍌ばなな:
    食べ物とかだと結構みんな外食が多いようなイメージがありますかね。私も外食多めかな。外で買った方が安いみたいなそんな感じで。みんな会社行くときに朝ご飯買って、職場着いてから食べるみたいな。帰りも仕事終わりに晩ご飯買って、家帰って食べるみたいな。そんな人結構多い感じがします。

    🐋くじら:
    本当に外食ばっかり。

    🍌ばなな:
    なんですけど、それで太っちゃったんで、私は最近自炊を始めました。本当に本当に太りますよ。本当に美味しくって。

    🐋くじら:
    台湾のご飯は美味しいイメージがあります。

    🍌ばなな:
    そうです。茶色くて美味しいです。(笑)

    🐋くじら:
    趣味とかは何かありますか?

    🍌ばなな:
    趣味はいろいろやってるんですけど、ずっと続いているのはかぎ編み。

    🐋くじら:
    かぎ編み?

    🍌ばなな:
    そうです。かぎ編みって編み物をしばらくここ数年やってますかね。

    🐋くじら:
    私ちょうど編み物をやりたいなみたいなことを最近思ってて。

    🍌ばなな:
    そうなんですか?日本でも流行ってますよね。

    🐋くじら:
    そうなんですか。

    🍌ばなな:
    妹がいるんですけど、妹に「今毛糸ないよ。売ってないよ。全部売れちゃってるから」って言われて。

    🐋くじら:
    えっ、そうなんですね。

    🍌ばなな:
    百均とかも結構なんですか、ガラガラって言うんですかね。売り切れみたいなとこも多くって。

    🐋くじら:
    知らなかったです。そうなんですね。

    🍌ばなな:
    流行ってるらしいです。私も聞いた話なんでわかんないんですけど。

    🐋くじら:
    そうなんですね。実は私も日本に住んでないので。

    🍌ばなな:
    そうなんですか?

    🐋くじら:
    そうなんですよ。なのでちょっと日本の今の流行りに疎いんですけど。

    🍌ばなな:
    私達どっちともあれですね、浦島太郎ですね。(笑)

    🐋くじら:
    そうなんですちょっと。かぎ編みでどんなのを作られるんですか?

    🍌ばなな:
    バックとかあみぐるみ、コースター、あと帽子みたいなやつとかマフラーとか、何でも作ります。

    🐋くじら:
    へえ。毎日何か編んでらっしゃるんですか?

    🍌ばなな:
    毎日ではないかもしれないですね。暇だったら。最近ちょっと冷めてて。やる気になったらやるって感じで、ハマってたときは寝る間も惜しんで、寝るのが惜しくて夜中まで編み物をして、翌日起きるのが辛いみたいなときもありました。

    🐋くじら:
    ハマったきっかけとかは何かあるんですか?

    🍌ばなな:
    実は小学生のときにやったことあるんですよ、かぎ編みを。それをやったきっかけが、小学生のときにたまたま電車に乗った際に、近くの席の高校生のお姉さんが座るなり、カバンから毛糸と編み針を取り出して編み物を始めて、そのときにかっこいいなと思って。小学生のときはそれで始めたんですよ。
    でも難しくってすぐ諦めて、中学生のときにまたちょっとやったんですけど、やっぱり難しくてコースターとかちょっと作って諦め、それが高校でも大学でもあって。社会人になって、作り方っていうか編み方の動画を見ながらやったら、「あれ、意外と難しくないかも」と思って。自分でお金を稼ぐようになったから毛糸ぐらいいくらでも買えるんですよ。それでどっぷりって感じです。

    🐋くじら:
    ちょっと私もやりたいですね。

    🍌ばなな:
    やりましょう、やりましょう。(笑)

    過去:「5年も勉強して英語話せないのに、大学で4年間勉強したところで話せるようになるのかな」と思って台湾留学を決意したのも、理由の一つです。

    🐋くじら:
    ありがとうございます。ちょっと過去の質問に入っていこうと思います。

    🍌ばなな:
    はい。

    🐋くじら:
    ばななさんが子どものときはどんなお子さんでしたか?

    🍌ばなな:
    もうしっかりした子どもでした。

    🐋くじら:
    しっかりしてるねって言われるような?

    🍌ばなな:
    そうなんです。元々発育が早かったというか、身長伸びるのも早くって、それで余計になのかわかんないんですけど、結構「しっかりしてるね、大人っぽいね」みたいな感じです。
    電車って小学生だと半額、子ども価格じゃないですか。その電車に乗ったときに、5年生から6年生ぐらいのときに、「小学生じゃないだろ」って言われて疑われたことがあったぐらい、結構でかい子どもでした。

    🐋くじら:
    もう結構ずっと小さいときからしっかりしたお子さんっていう感じで?

    🍌ばなな:
    はい。周りにしっかりしてるって言われるから、自分が元々しっかりしていたかどうかわからないけど、「私はしっかりしなきゃいけないんだ」ってどこかで思っていたんだと思います。

    🐋くじら:
    しっかりしてる以外に何かありますか?

    🍌ばなな:
    言われたことがあるのは面倒見がいいとか。結構、年下の子が好きで、高学年になったときも、10分放課とか、3階の教室から隣の棟の1階の1年生の教室まで走ってって、1年生の子たちと遊んで、またダッシュで教室に戻るみたいなのを友達とやってました。

    🐋くじら:
    中学生ぐらいはどんなお子さんでした?

    🍌ばなな:
    中学生ぐらいからちょっとツンケンし始めたんですよ。でも頼られるのがやっぱり好きで、勉強もできたから周りに「教えて」みたいに言われるのがすごい好きで、説明してあげると、「自分さすが」って心の中で思うみたいな。
    部活の部長とかも何て言うんでしょう、もちろんしゃしゃり出て「私やりたい」と言わなかったけど、「部長になるのはやっぱ私でしょ」ってちょっと内心思ってました。

    🐋くじら:
    それでも問題なく部長になられてってことですか?

    🍌ばなな:
    部長になりました。

    🐋くじら:
    要領がいいタイプというか、結構どんな場所でもしっかりしているような感じなんですか?

    🍌ばなな:
    そうですね。何やってもそつなくこなせてきたタイプではあります。

    🐋くじら:
    大きい挫折とか失敗とか、そういうことはあんまりなかったですか?

    🍌ばなな:
    でもありましたよ。中学生のときに高校入試で、推薦入試をさせてもらうことになって、それで受けたんですよ。勉強もできたし、市の国際交流にも参加してたし、生徒会とか部長とかいろいろやってたし、あと部活でも全国大会、団体戦ではあったんですけど、全国大会にまで出たんだから、絶対受かるだろうと思って行ったら落ちて。「なんでだ?」みたいな。そのときは挫折ではありました。
    でもそんな長引きはしなくって、先生から「きっとねばななさんは、学力の面で普通に入試受けても受かるから、推薦入試っていうのは勉強の面では入れんかもしれんけど、部活とかのそういう面で欲しい人材を取るとこだから気にしちゃ駄目だよ。」って言ってもらって、それで立ち直りました。

    🐋くじら:
    将来の夢とかありましたか?

    🍌ばなな:
    ありました。そのとき中学生のときは薬剤師になりたかったです。

    🐋くじら:
    それは何でですか?

    🍌ばなな:
    なんかかっこいいから。すごいふわっと、かっこいいなと思って。でも高校入って1年生の理系の授業が本当に駄目で、理系専攻は無理だと思ってやめました。

    🐋くじら:
    薬剤師さんを見る機会がそもそもあんまりないですけど、かっこいいなと思ったんですね。

    🍌ばなな:
    すごいちょっと中二病みたいな話になるんですけど、こう薬物を混ぜ合わせるみたいな、この薬はどういう効能があって...みたいな、漢方とかそういうのにちょっと興味があって。そんな人の命を救いたいとか、そんなかっこいいことは絶対思ってないです。

    🐋くじら:
    なるほど。科学者的な雰囲気で。

    🍌ばなな:
    なんかちょっと研究するみたいな、そういうのは楽しそうだなって思ってました。

    🐋くじら:
    なるほどですね。高校のときはどんな感じでしたか?

    🍌ばなな:
    高校は同じレベルの子がやっぱり集まってたんで、私がしっかりしなくてもいいかなっていうところがあって、結構楽しく、自分らしく生活できたかなとは思ってます。
    でもそれでもやっぱり周りの世話を焼いたりとか、周りに喜んでもらうのが好きだったので。高校1年生のときとか特にお菓子作りが趣味だったので、お菓子を作って学校に持ってって、放課のときに休憩のときにみんなに配ってみたいな、そんなのをしてました。

    🐋くじら:
    自分らしく生活できたっていうのは、どういう生活に変わったんですか?

    🍌ばなな:
    中学生のときとかは学級委員とか生徒会とかそういうのって、「私がやらなくてどうする」みたいななんか変なプレッシャーがあったんですよ。同級生の子たちには「私に任せておけ」みたいな。でも高校入ったらみんなできる子だから、そういうのはできる子に任せて、「私は楽しいことだけしてよ」みたいな。そんな感じですかね。

    🐋くじら:
    なるほど。部活って何をやられてたんですか?

    🍌ばなな:
    高校ですか?

    🐋くじら:
    そうですね。中学のときに。

    🍌ばなな:
    中学校は弓道部。高校では茶華道部と情報部っていうのを兼部してました。

    🐋くじら:
    茶華道部?

    🍌ばなな:
    茶道と華道、両方で茶華道部です。

    🐋くじら:
    なるほど。中学の弓道部で部長になって、全国大会にも行ってってことですかね?

    🍌ばなな:
    そうです。たまたま団体戦で、私の一緒のチームの子、3人1組なんですけどその子たちがめっちゃ当ててくれて、それで運よく行かせてもらえることになった感じです。

    🐋くじら:
    高校時代にすごい力を入れたこととかは何かありますか?

    🍌ばなな:
    推し活。高校生当時の私はヴィジュアル系バンドにはまってまして。結構ライブに行ったりとか、数回ではあるんですけど、出身の愛知県から、大阪とか東京の方にも遠征に行ったりしながら、推し活を楽しんでました。

    🐋くじら:
    ヴィジュアル系バンド。

    🍌ばなな:
    そうです。頭をブンブン振るやつです。

    🐋くじら:
    今でも好きなんですか?

    🍌ばなな:
    今はあんまり聞かないですね。推しがそのバンドをやめてしまって、そこからはもういいかなみたいな感じで。

    🐋くじら:
    今は何か推してる人とか物とかあるんですか?

    🍌ばなな:
    推してるわけじゃないですけど、最近ハマってるのはマツケンサンバですかね。なんか聞いてると楽しくって。一緒に踊れたら楽しそうだなと思って、周りのダンサーさんたちの踊りを覚えましたよ、私。

    🐋くじら:
    面白いですね。

    🍌ばなな:
    家でサンバステップ踏んでます。

    🐋くじら:
    大学からは台湾に行く?

    🍌ばなな:
    そうです。大学から台湾です。

    🐋くじら:
    家族構成とかはどんな感じですか?

    🍌ばなな:
    父・母・妹です。

    🐋くじら:
    家族仲はどんな感じですか?

    🍌ばなな:
    仲いいですよ。私と妹がちょうど同じタイミングで家を離れたんですよ。私が台湾に入学するのと同じ年に、妹が寮のある学校に入ったので、それで両親2人だけ残って、元々両親そんなめちゃめちゃ仲いいわけじゃなかったから、大丈夫かなって心配してたんですけど。娘2人いなくなったら、なんやかんやうまくやってるみたいでよかったです。

    🐋くじら:
    家族で誰と一番仲がいいですか?

    🍌ばなな:
    母ですかね。高校...中学生からかな、私すごい喋るんですよ。お風呂に入るときも母と一緒に入って、母に今日は何があったか、どう思ったかみたいなのを永遠と喋り続けて。母もそれを「うんうん」「そうだったんだね」って聞いてくれるから、それですごい何でも喋ってましたね。

    🐋くじら:
    お友達みたいな感じですかね?

    🍌ばなな:
    そうです、もう友達よりも母と喋る量の方が多分多かったです。

    🐋くじら:
    お友達はどんな人が多いんですか?

    🍌ばなな:
    友達はでも何でしょう、やっぱり私が世話を焼きたくなっちゃうタイプだったんで、学生の当時は結構「ねぇなんか持った?」って聞きたくなるような、ちょっと抜けてる子みたいな。そんな子が仲いい子には多かったかななんて思います。

    🐋くじら:
    しっかりしたり、世話を焼きたくなるっていう動機というか、それは何でなんですかね?

    🍌ばなな:
    何でなんですかね。昔から多分そうなんですよね。やっぱり長女なのもあるかもしれないけど、自分が好きだなって思う人が、失敗したりとか嫌な思いをして欲しくないから、ついつい「あれやった?」「これやった?」「明日これあるよ」「体操服持ってくるんだよ」みたいな。
    もし忘れたらその子が嫌な思いをするじゃないですか。「忘れ物したのか」って先生に言われるとか。そういうのもあって、言ってたんですかね。

    🐋くじら:
    逆に人から面倒見てもらうみたいな経験はありますか。

    🍌ばなな:
    でも、ありますよ。学校だとあんまりないんですけど、推し活してたって言ったじゃないですか。そのときのヴィジュアル系バンドのファンのことをバンギャって言うんですけど、バンギャのお姉さんたちは、すごい、なんていうんですか、かわいがってくれたというか、年下扱いしてくれたというか、そんな感じがします。

    🐋くじら:
    バンギャっていう言葉は知ってましたけど、どんな世界なのかちょっと未知ですね。

    🍌ばなな:
    バンギャのお姉さんたちは根はいいけど、でもやっぱり何だろう。人によるんですけど、結構やっぱり見た目が結構いかつめっていうんですか、だったりとか。あとは、ぱっと見の印象はちょっと近寄りがたいなっていうか。
    排他的というかそんな感じは最初はありましたけど、仲良くなったら自分の仲の良い友達とかのことをすごく大切にしてくれるみたいな。

    🐋くじら:
    ばななさんもその当時はちょっとビジュアル寄りの格好をされたんですか?

    🍌ばなな:
    私はわりと普通目でしたよ。

    🐋くじら:
    そうなんですね。

    🍌ばなな:
    そんなゴテゴテにはなれずに、すごく優等生な感じでライブに行ってました。

    🐋くじら:
    でもぱっと見全然タイプの違う方たちな気がするんですけど、そういう人たちとも仲良くできたんですね。

    🍌ばなな:
    逆に何て言うんですか、やっぱり高校がいわゆるお勉強をできる子たちの高校だったんで、そういう「勉強なんてわかんない」みたいな、そういう子たちといた方が気楽っていうか、勉強できるいい子ちゃんでいなくていいっていうか。バンギャの仲間とライブ前に会ってすごいくだらないことを喋ってたりすると、「こっちの方が青春かも」なんて思ってました。

    🐋くじら:
    リラックスできる?

    🍌ばなな:
    そうですね。やっぱり何ていうんですか、中学生のときとか、昔の私がどんな人間だったかみたいなのも知らないし、ライブがあるときにしか会わないから、自分自身をさらけ出しやすいというか、そんな感じがしてました。

    🐋くじら:
    ばななさんがちょっと苦手かもとか、あんまり仲良くできないかなっていう人とかっているんですか?

    🍌ばなな:
    私は授業で当てられたときに小さい声でしか喋れない子が嫌いでした。そんなの当たり前だろって押し付けちゃいけないのはわかってるんですけど、不登校なのに、修学旅行だけ来るみたいな。別に来てもらってもいいんですけど、それをされると、私みたいな先生に頼りがいがあるみたいに言われてる子は、必然とそのその子たちと同じ部屋にさせられるんですよ。「面倒見てあげて」って。それで仲の良い友達と同じ部屋になれなくて、それでちょっと根に持ってます。

    🐋くじら:
    不本意にちょっと面倒見なくちゃいけない。

    🍌ばなな:
    そうです。先生に「頼りにしてるからね」って言われたら断れないんですよね。

    🐋くじら:
    そういう理由なんですね。

    🍌ばなな:
    そういう理由です。

    🐋くじら:
    分かりました。ちょっとそろそろ未来の質問に入りたいんですが、何か過去のエピソードで話し残したこととかありますか?

    🍌ばなな:
    私高校2年生のときにカナダに行く機会があって、そのときに、中学生からもう5年間ぐらい英語勉強してたのに全然話せなくって。「5年も勉強して英語話せないのに、大学で4年間勉強したところで話せるようになるのかな」と思って台湾留学を決意したのも、理由の一つです。

    🐋くじら:
    なるほど。

    🍌ばなな:
    もう本当に喋れなくて、もう言ってることもわかんなくて、つらかったです、すごい。

    🐋くじら:
    すごい共感しますね。

    🍌ばなな:
    あるあるですかね。

    🐋くじら:
    そうですねなんか、喋れる勉強じゃなかったんだなみたいな。

    🍌ばなな:
    そうそう。わかります。

    🐋くじら:
    そこで中国語にちょっと方向転換したっていう。

    🍌ばなな:
    そうです。でも実はですね、大学で選んだ学科がオールイングリッシュの学科で。

    🐋くじら:
    そうなんですか。

    🍌ばなな:
    だから学科の授業全部英語で、日常生活と他の必修科目中国語で、本当に頭爆発するかと思ったんですけど、でも4年間乗り切ったおかげで、両方それなりに話せるようになりました。

    🐋くじら:
    ありがとうございます。


    未来:すごい今の生活には満足してるし、楽しいしお金も稼げるし、辛くないしでいいんですけど、でもこのままぬるま湯に浸かってたら腐るなっていう感覚があって。

    🐋くじら:
    未来の質問に入っていこうと思います。5年後10年後、あるいは死ぬときまでを想像していただいて、未来についてどういったイメージをお持ちですか?

    🍌ばなな:
    楽しそうだなーって思います。

    🐋くじら:
    ずっと楽しそうな感じですか?

    🍌ばなな:
    物事は捉えようだなって思ってて、自分はどんな環境でも楽しんでいける自信があると申しますか...。何でしょう。仕事を生きがいにするみたいな選択は自分はきっとしないと思ってて。嫌になったらやめるんだろうし、何をしてたらわくわくするかっていう方向に、方向転換していけるだろうなって思うから。楽しそうだなって、ふわっと思ってます。

    🐋くじら:
    ワクワクするっていうのは、ご自身今ワクワクすることって何がありますか?

    🍌ばなな:
    今は6月に仕事を辞めて、その後英語の留学に行ったりとか、大学生のときにやりたかったリゾートバイトやったりとか、そういうずっとやりたかったことリストみたいな、それをやっていけると思うとすごくわくわくします。

    🐋くじら:
    留学の計画をされてるんですね。

    🍌ばなな:
    そうなんです。英語をもうちょっと鍛えたいっていうか、練習する機会を設けたいなと思って、友達とかにも「いいよ」とおすすめしてもらったフィリピンで英語の留学してみよっかななんて思ってます。

    🐋くじら:
    どれぐらいの期間行かれるんですか?

    🍌ばなな:
    数ヶ月、1ヶ月とか2ヶ月とか。短期集中でガーッと勉強して、パッと帰ってこようかなと。

    🐋くじら:
    先の話になりますけど、お仕事を辞められた後は何をしようかなって思われてるんですか?

    🍌ばなな:
    将来的にやりたい仕事の業種みたいなことですか?

    🐋くじら:
    そうですね。将来的なイメージって感じですかね。

    🍌ばなな:
    もしどっかで働くんだったら、もちろん中国語と日本語両方生かせる仕事がいいなって思うんですけど、台湾で留学してた経験を生かして、それこそ台湾に来る留学生さんのサポートだったりとか、結構お世話も好きなんで、そういうのとか。あとは台湾に住んだことがあるっていう面でその旅行関係の仕事、台湾のツアーを組むとか。あとは言語を生かして、台湾の人が日本に来た台湾の人を連れてツアー、ガイドさんとか、そういうのは楽しそうだなとは思ってます。

    🐋くじら:
    結構人のお世話をするようなことも入ってるお仕事がいいなっていう感じなんですかね。

    🍌ばなな:
    そうですね。ちゃんと人と面と向かってリアルで会える仕事がいいなって思ってます。

    🐋くじら:
    なるほど。これやるまでは死ねないなみたいなことってありますか?

    🍌ばなな:
    何だろう。やりたいことリストはいっぱいあるんで、その中に書いてあることはとりあえずやりたいかなと思います。特にこれっていうのは、ぱっと思いつかないです。

    🐋くじら:
    わかりました。ひとまず日本に戻ってそこでしばらく暮らすっていう感じなんですかね?

    🍌ばなな:
    予定ですけど、実家に帰るんじゃなくって、リゾートバイトでどっか住んだことないとこに住むとか、そういうのも楽しそうだなって思ってます。

    🐋くじら:
    結構あちこちに今後も行かれるっていう感じなんですかね?

    🍌ばなな:
    そうです。安定したくないってここ数ヶ月思うようになって。

    🐋くじら:
    安定したくない?

    🍌ばなな:
    今の仕事もすごく安定している仕事なんですけど、安定と成長が止まるのはちょっと似てるんじゃないかなと思っていて。今の生活には満足してるし、楽しいしお金も稼げるし、辛くないしでいいんですけど、でもこのままぬるま湯に浸かってたら腐るなっていう感覚があって。
    将来的に例えば結婚だったりとか、出産だったりとか家庭を持つことを考えると、どこかで何か止まらなきゃいけないことがあるかもしれないなと思って。なので、まだ止まらなくていい独身のうちに、いろいろやりたいことをとりあえず全部やってみたいなって思ってます。

    🐋くじら:
    なるほど。安定したら、成長が止まっちゃうっていう感覚があるんですね。

    🍌ばなな:
    はい。そうなんです。

    🐋くじら:
    そういう新しいことに挑戦したりとか、新しい場所に行くことに対してちょっと怖いというか、不安とかそういうことは考えませんか?

    🍌ばなな:
    不安ももちろんないことはないですけど、このまま成長が止まってどんどんおばさんになっていくよりかはマシかなって思ってます。

    🐋くじら:
    理想の人みたいな人っているんですか?

    🍌ばなな:
    理想の人っていうのはいわゆるパートナーみたいなそういうのですか?

    🐋くじら:
    どっちかって言うとこんな人になりたいなっていう。

    🍌ばなな:
    1人で100%、100点満点の人生を送れるような人。別に1人でも全然楽しいし、他の人がいたらもっと楽しいし。だけど自分で自立してて、自分のことはちゃんと自分で養えて、自分のメンタルも自分で管理できて、そういういろんな面で自立した人っていうのは素敵だなっていうふうに思います。

    🐋くじら:
    わかりました。もしもの未来質問というのをさせていただいてるんですけど。小さい頃に発育が良くて、「しっかりしてるね」って言われてるとおっしゃってましたけど、もしも逆にちょっと体が小さくて、あんまり周りからそういうことを言われないような人生だったらどうなってたと思いますか?

    🍌ばなな:
    そうしたら、あんまり期待をされないような人生だったら、別に高校も進学校じゃなくて適当に地元の商業高校とか入って、高校卒業したら結婚して、パートしながら子育てみたいな。そういう生活も、結構地元ではそれが普通というか、よくある感じなんですけど。20代前半でママになって子育てしてみたいな。
    あんまりできる子っていうか、すごい期待されるしっかりした子って言われてなかったら、そういうのもありあったなって思います。

    🐋くじら:
    その世界線の自分も全然ありっていう。

    🍌ばなな:
    それもそれで、それも楽しめる自信があるんですよ。

    🐋くじら:
    そうなんですか。全然違うふうに見えますけどね。

    🍌ばなな:
    それはそれできっと楽しいんじゃないですか。週末にはみんなでイオン行って、お買い物してみたいな。

    🐋くじら:
    たまたま周りの期待があったから、今自分はこうなったっていう感じなんですかね?

    🍌ばなな:
    そうですね。期待もあったし、自分もそれに応えられるだけの能力があったから、「使わなきゃもったいないな」「能力、もっと伸びるんだから伸ばさなきゃもったいないな」って。それに沿った結果、今台湾で働いてる感じですかね。

    🐋くじら:
    その期待が逆にプレッシャーになってたときとかはありましたか?

    🍌ばなな:
    プレッシャーは...親とかは別に私に期待するタイプじゃなかったんですけど、でもどうしてもプライドが高かったというか、自分はこうあるべきだって、自分で自分にプレッシャーを与えてたような感じがします。

    🐋くじら:
    自分で結構奮い立たせてた感じなんですね?

    🍌ばなな:
    そうです。「あなたはばななでしょ。頑張らなくてどうするの」みたいな。親は本当に放任主義で勉強しろって言われたこともなかったんですけど、でも当時は勉強はできなきゃ駄目だって思ってました。

    🐋くじら:
    そうなんですね。

    🍌ばなな:
    中学生まで。高校生からは諦めました。

    🐋くじら:
    今の生活で何かプレッシャーとか感じることありますか?

    🍌ばなな:
    プレッシャーは、元々はやっぱり会社の唯一の日本人であり、若い社員だったんで、任されてることもいろいろ、他の職員さんだと結構時間かかるかな?ということが多くて...やめたら迷惑がかかるんじゃないかなみたいな。
    そういう心配というかプレッシャーはあったんですけど、でも辞めるって言ったら、そんなめちゃめちゃものすごく引き止められるわけでもなく、「そうなんだね。やりたいことがあるんだよね。行っちゃうのは惜しいけど、でもねあなたの人生だから」っていうふうに上司にも言ってもらって、そのプレッシャーはなくなりました。

    🐋くじら:
    そうですか。でも今ストレスフリーというか?

    🍌ばなな:
    そうなんです。もう最近毎日楽しいです。

    🐋くじら:
    良かったですそれは。

    🍌ばなな:
    ありがとうございます。

    🐋くじら:
    メンタルを健やかに保つために心がけてることとかありますか?

    🍌ばなな:
    毎日日記を書くことです。小学生のときから書いてて。1日のあったこと、別によかったことも悪かったことも、これが嫌だったとかも全部書くんです、ノートに。
    そうすると何か気持ちの整理ができるし、暇なときに昔の日記とか読み返したりしてると、「このときは私どうして怒ったんだ」とか、「このときはこんな感じで辛い思いをしたけど、どんなふうに考えを変えたら前向きになれたんだ」とか。
    自分の人生の復習じゃないですけど、ちょっと振り返りみたいなのを何年もしてきて。今はそんな見返さなくても、「大丈夫。こういうこと前にもあったけど立ち直ったから。何ともねえや!」みたいな。そんな感じになれてるような気がします。

    🐋くじら:
    小学校のときから毎日書かれてるんですか?

    🍌ばなな:
    ところどころ忘れてますけどね。でも小学校のときは、あのDSわかります?DSiにダウンロードできるソフトがあったんですね。それで30文字で日記を毎日つけると、妖精さんが成長していくみたいな、そういうのがあったんですよ。その妖精さんの成長する姿を見たくて書いてたんです。
    だけど中学生になって書きたいことが増えて、30文字じゃ足らないと思ってキャンパスノートに切り替えて、それからほぼ日手帳とか、自分でバレットジャーナルとかいろいろやって、今は無印のウィークリースケジュール帳で安定してます。

    🐋くじら:
    そうなんですね。すごい日記を書いて、ちゃんとそれをストックしてとってらっしゃるんですね。

    🍌ばなな:
    そうです。だからもう実家にめっちゃノートが残ってます。もう黒歴史ばっかですよ。中学校のときとか、好きな男の子との相合傘を書いたりとかして。本当に見る度に恥ずかしいってなるんですけど、でもこういうこともあったんだなって、昔の自分を認めてあげるというか。でもそうすると「自分ねなんかいろいろあったけど、頑張ってきたな」みたいな、そういう気持ちになります。

    🐋くじら:
    でもそれは強くなれそうですね。目をそらせない自分の跡があるというか。

    🍌ばなな:
    そうですそうです。それが自分が成長してきた証、なのかなって思ってます。

    🐋くじら:
    秘訣をありがとうございます。

    🍌ばなな:
    日記いいですよ。

    🐋くじら:
    ありがとうございます。最後の質問として、最後に言い残したことをお聞きしてるんですけど、読者さんに向けてとか、自分でインタビュー受けて感想とかひとり言とか何でもいいんですけど、最後に出てくる言葉があればぜひおお聞きしたいです。

    🍌ばなな:
    これからもっとわくわくしていきたいです。そんな感じです。

    🐋くじら:
    はい。以上で大丈夫ですか?

    🍌ばなな:
    はい。言い残したことはございません。

    🐋くじら:
    良かったです。これでインタビューを終わりにしたいと思います。

    🍌ばなな:
    ありがとうございました。

    🐋くじら:
    ありがとうございました。

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    台湾のアレコレ、記事にしてます:


    あとがき

    終始かろやかな話し口調のなかに、ものすごく芯の強い気概みたいなものを感じました。辛いことがあっても、それも自分の成長のための栄養にして、笑顔でスキップしながら進んでいく人、みたいなイメージをしながらお話を聞いていました。

    安定することを目的として生きている人も多い中で、安定=成長が止まる、と仰っていたのは印象的でした。しかし、くじらもそのタイプなのですごく納得感もあります。あと、小さい頃から期待に応えるプレッシャーを感じてきたという共通点もあり、その影響で今の自分に甘んじることに手を抜いているような感覚を感じるのかな、と思ったりしました。

    インタビューをさせていただいて、色々な方の人生を覗かせてもらいながら、自分の理解も深まる機会が多いです。今回も素敵なインタビューをありがとうございました!


    【インタビュー・編集・あとがき:くじら】

    【編集:本州】

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