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事業主借・事業主貸が分かって、会計ソフトのハードルが少し下がった話

    前回、ずっと会計ソフト代を払っていたのに、結局 Excel でやっていた話を書きました。

    今回は、その流れが少し変わったきっかけの話です。


    正直なところ、会計ソフトが重たく感じる理由って、操作が難しそうだからだけではない気がしています。

    「カード決済とか立替とか、こういうの全部ちゃんと追えないと無理なんじゃないか」

    みたいな思い込みがあると、その時点で手が止まりやすいんですよね。というか、そう思ってました。

    その思い込みを少しほどいてくれたのが、事業主借・事業主貸の考え方でした。

    会計ソフトが重いというより、私の思い込みが“重い”込みでした。

    妻の申告手伝いでほどけた詰まりどころ

    今年、会計ソフトにちゃんと向き合えた理由はいくつかあるのですが、その中でもかなり大きかったのが、2026年2月(令和8年2月)に妻の確定申告を手伝ったことでした。

    そのときは、主に Gemini に聞きながら進めていました。
    あと、妻が見ていた弥生会計の申告解説 YouTube もかなり助かりました。
    たしかこの動画です。
    https://www.youtube.com/watch?v=0wS13uG25Dk

    この組み合わせが、思ったより良かったんですよね。
    YouTube では全体の流れやソフトの使い方、仕訳の進み方が見えましたし、Gemini にはその場その場の疑問を聞けました。

    その中でも、特に大きかったのが、事業主借・事業主貸の使いどころについてでした。

    それまでは、生活用カードで払った事業の支出や、口座やカードが少し混じる動きがあると、最初から全部きっちり分け切らないと入力しちゃいけない、くらいに思っていたんです。

    いや、勝手に難しくしてただけ説はあります。

    でも、事業主借・事業主貸という整理の仕方があると分かって、見え方が変わりました。

    「全部を完璧に整えてからじゃないと着手できない」

    から、

    「まず入れて、あとで整理していけばいい」

    に変わったんです。

    ここ、変わると全然違うんですよね。

    仕事で決算書の知識を使うことはあっても、やっぱり経理と財務は違うんだな、と改めて思いました。

    今まであまり使ってなかった経理脳を、がっつり鍛えてもらった感じでした。

    ソフトが違っても見えた全体の流れ

    もちろん、妻が使っていたソフトと、私が今年使ったソフトは別です。
    なので、そのまま「これで全部分かった」という感じではありませんでした。

    でも、それでもかなり予習になりました。
    去年までの私は、入力画面を見ても「で、これは最後にどこへ着地するんだっけ」となりやすかったんですよね。
    ていうか、今なにを設定している時間なのか分からなくなる感じがありました。

    でも、妻の申告を横で一緒に進めたことで、会計ソフトってこういう流れで使うんだな、という感覚はつかめました。
    日々の入力があって、集計されて、決算書の形になって、最後に提出まで進む。
    地図なしで行くより、一回でも道を見たことがある方が動きやすいじゃないですか。あの感じに少し近かったです。

    手戻りで見えた詰まりどころ

    ぜんぶスムーズだったわけじゃないんですけど。
    ソフトが違うので、特に、決算書ができた後の提出まわりは、思っていたより手戻りもありました。

    「あれ、こっちはこう進むのか」となる場面もありましたし、見たことのない項目で少し詰まることもありました。

    とはいえ、一回も見たことがない状態で自分の申告に入るのと、少しでも流れを見たことがある状態で入るのとでは、気持ちがかなり違います。

    完璧じゃなくても、ゼロではない。
    この差って、思っていたよりぜんぜん違うなということを改めて思いました。

    いちばんの収穫は「自分でもできるかもしれない」

    ともかく、一番大きかったのは、知識が増えたことそのものより、感覚の方だった気がします。

    その少し前から、仕事でもお客様の会計ソフト画面を見る機会がちょこちょこあったので(むしろ見せてもらえる機会があったら見せてもらうようにしてました)、今年は全体として「未知のものにいきなり突っ込む」感じではなくなっていました。

    そこに、妻の申告を AI や YouTube を使いながら一緒に進めた経験が重なった。

    その積み重ねで、「自分もやってやるぞ」「自分でもできるぞ」と思えたんだと思います。そこ、地味にでかいと思うんですよ。

    もし、会計ソフトを入れたまま止まっている理由が「全部きっちり分かっていないと無理そう」にあるなら、事業主借・事業主貸みたいな考え方を一つ知るだけでも、だいぶ見え方が変わるかもしれません。

    私は、あれを「覚えないと厄介なもの」というより、「知っておくと助かる考え方」として見られるようになりました。

    そんな下地があったからこそ、今年は自分の申告でも会計ソフトに踏み込めたきがします。

    また、AIのサポートも地味にありがたかったです。
    妻の手伝いでは Gemini、自分の申告では Codex。
    どちらも、分からないところで手を止めない伴走役だった気がしています。

    もし、会計ソフトを前にして、勝手に難しくしていたこと、あったらおしえてください。

    次回は、AI に相談しながら進めたことで、確定申告で「手が止まらない」のがどれだけ助かったかを書いてみようと思います。

     
     
    15年間の経営支援経験をベースに、「数字に振り回されない経営」を提案。 決算書も診断ツールも“自分を映す鏡”として活かし、中小企業や後継者の方が「自分に合った経営の形」を見つけるお手伝いをしています。

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