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【十六夜杯】月の俳句三句

    月をテーマにした俳句3句で十六夜杯に参加します。

    三日月を背置いてゆくや豆腐売り

    季語:三日月
    ラッパを吹きながら月夜の町を練り歩く豆腐売り。ノスタルジックな写生句にも見えますが、実はとてもシュールな景色です。

    紺屋町月の欠片を拾いけり

    季語:月
    藍染めの染物屋が軒を連ねていたことに由来する紺屋町という地名。キラッとした月の欠片(かけら)が藍色に映え、見つけやすいです。

    幻月や神出鬼没のアカウント

    季語:幻月
    幻月とは、光の屈折により月の両側に1個ずつ、別に月があるように見える現象。SNSのアカウントには、時おり幻月に似たものを見かけます。


     
     
    ネット文芸家。主に現代詩と現代川柳。シュールな叙情と不条理なユーモアを好む。『現代川柳 満天の星』参加。電子版詩集『方位のない街』『あやかし』『カンデララ詩集』を公開。→ https://romancer.voyager.co.jp/author/309251/

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