「君の歌声だけがすべてで」【小説】割引あり返金可悠生りんね2024年8月30日 18:22 彼女が静かに歌い始めた。その瞬間にそれ以外の音が消える。僕の目に映る景色もすべて意味を失う。やがてそこは彼女の歌声だけが意味を持ち、彼女の歌声だけが確かな世界となる。 僕は抵抗することなくその世界を受け入れる。そしてこの世界も拒むことなく僕を迎え入れる。こうして僕はこの世界の一部となり、彼女の歌声とひとつになる。そのとき、僕の過去も意味を失う。標的の定まらない怒りや何かに対する底知れない諦めもすべて。この記事が参加している募集#眠れない夜に118,614件11万件#私の作品紹介184,878件18万件#小説#短編小説#ショートショート#私の作品紹介#眠れない夜に#公園#歌#小説#短編小説#ショートショート#私の作品紹介#眠れない夜に#公園#歌