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Photo byopalshot

勘当ガイドブック【毎週ショートショートnote】

    昼にもかかわらず暗く重い雲のかたまりが、まるで地面を押しつぶすかのように今にも地面に落ちてきそうなくらいで、夜の闇のような街は雷が静かに鳴り響いていた。

    その街の真ん中を走る道路に、ひとりの男が地面にうつぶせになって倒れていた。

    周りの人たちは助けようともせずにただただ眺めていた。その街に住む人は外部の人に対して警戒心があるというのもあるのだが、まずその倒れている男の見た目があまりにも禍々しかったのだ。

    しばらく経つと、その男が目を覚ました。

    「こ、ここはどこだ」男は目をこすりながら言った。

    男のことをずっと見ていた老人が男に声をかけた。

    「あんたはずっと倒れていたんじゃよ」

    男は手に一冊の本をつかんでいた。その本を開いてつぶやいた。

    「勘当ハンドブック……」

    男はその本を見た瞬間、すべてを思い出していた。神に勘当されていたことを。天空でやらかして、神の怒りを買ったのだ。

    堕天使となった男は空を見上げて言った。

    「あの人らしいや」


    (410字)


    たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。

    ※ゴールデンウィークではあるのですが、スポットの仕事で繁忙です。


    *この記事は、以下の企画に参加しております。


     
     
    小説を書き始めたいと考えた男性51歳。小説書き方本等で独学で勉強中。書きたいことは頭の中にいろいろあります。公募してみたいと思っているがまだまだ全然の人。

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