
不遇か?逆に価値が高まるのか?ラスボスとの戦闘曲という存在
こんにちは。ゲームにまつわる話します。
昨今、ゲームミュージックがコンサートや公演等で使用されることも珍しくないようです。作品によってはCD化されていることもあるのでオーケストラによるアレンジとかを聴けるのはお得感があってありがたいです。
個人的にゲームのBGMって認知度にもよりますが、思い入れの有る無しによる評価の振れ幅がすごく大きいジャンルだと思っています。自分が好きな作品の曲は神曲と感じるものもありますし、知らない作品は素通りしてしまうこともあります。
BGMはそのゲーム中のシーンごとに盛り上げるためだったり演出の意図があるのだから未プレイなら良さを感じとれなくても仕方ないところはあります(例外的にアラジンのホール・ニュー・ワールドくらい有名だとアラジンを見てない自分でもいい感じの曲だなあと印象に残るというかプログラム上で見かける頻度が高いので覚えることはあります)。
CD化された作品の話に戻りますが、収録曲はオープニングテーマや通常戦闘曲、その他街中のBGM等々、よく聴いた覚えのある曲のタイトルが並びます。その中でラストバトルとか最後のボス(通称ラスボス)との戦闘曲はだいたい必ず入ります。
しかし、ラスボスの曲って変なコンセプトだな?とふと思いました。作曲の依頼として想像するなら一番盛り上がる場面でかかり、一番盛り上がる曲を作ってくれとなるはずです。しかし、聴けるのは最後の一回だけです。こんなもったいないことある?
映画のサントラだって観たことない作品、観たことある作品の例を考えてもミッションインポッシブルとかビバリーヒルズコップとか劇中でかかる曲が印象に残りやすく有名です。最後に盛り上がるいい曲もあるかもしれませんが、ゲームの場合クリアまで長い時間をかけることが多いので一部の曲を100回は聴くことになるのも珍しくありません。対して簡単にクリアしてしまうとラスボス曲は一回だけになることも普通にありえます。なので全く覚えていない曲も多数あります。
逆によく覚えていて思い入れのある曲がある場合は何度か返り討ちにあっていることが多いです。普通は何度も聴かないと覚えられませんから。
ただ、聴く機会が一回こっきりでも最後の闘いが始まる際に画面上の演出と曲の流れが計算されていると盛り上がりも最高潮に達します。印象深い曲だけ一部紹介します。
RPG系と違いアクションゲームだと音楽を聴いている余裕がなくボコボコにされることもありますが、今までの冒険で流れていた壮大な曲と違い最後の闘いだけ静かすぎて逆に強く印象に残るなんてこともあります。えっ?ピアノソロだけ?すごい演出。
ここまでラスボス戦の曲を作る作業量と視聴回数とのコスパみたいなものが気になってましたが、よく考えたらそれでもいいのかもしれません。最終局面だからこそできる試みや価値もあると調べたり書いてて思いました。
ラスボス戦の曲は最後の戦闘だからいつもよりプレイヤーへ恐怖や危機感を煽る音、曲調で作られていることがあるので繰り返し聴く前提ではないモノとも言えます。
また、聴く姿勢にしても最後だからこそ今まで寝そべってプレイしてた人も正座して真剣に傾聴してることでしょう。
プレイヤーの気分を盛り上げるという最大の目的を果たせれば仕事は一回で十分。そういった出し惜しみの無い姿勢が名作を作り、時間を越えて文化的な資産になるというのは素晴らしいことです。
最後に、ゲーム曲とアレンジ曲を一部紹介します。
聖剣伝説のオープニング曲は使える音の制約が大きいゲームボーイの中でもすごく印象に残ります。
「ライジングサン」って曲名だったのかと後年知りました。オーケストラだと音の重なりやループ前提だった原曲とは違った展開が入ったりして色々すごいですね。ふと聴こえてきてもわかるくらい原曲のメロディの強さを感じます。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。