メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【140字小説】余白


    画像
     

    春の柔らかな雨が降る午後だった。
    私は水色の傘を差して図書館に向かう。

    久しぶりに手に取った「海辺のカフカ」。
    253ページ目に、鉛筆で薄く「好きです」の消し跡。
    それは見つけてもらうのを待っていたのだろうか。

    言葉たちは魂を宿し、私に教えてくれる。
    本に閉じ込められた愛は永遠になるのだと。


    —-

    今日は春の柔らかな雨が降っていて、
    本に囲まれた空間に行きたいなぁと。
    本の余白にもきっと、
    余白の世界があるんだよ。 
    そんな空想でした。




    「あなたの温度に触れていたくて。」
    明日14日〆切です❗️【小説・エッセイ・イラスト】


     
     

    rira

     
     
    『春告鳥は茜色の空に啼く』BASEにて販売中 不定期に定型詩企画を開催(休みんはい)

    あなたへのおすすめ