
🚃ライラック号に乗って〜ライラックぽん🌸
「しろくまさーん!早く、早く!」
春になった。
ひとりぼっちだった私の回りには、
たくさんのお友達がいる。
|またあしたまた来年もひゃくねんも守りたいから一緒いたい|しろくまきりんさん
本当の私を見せたら、
みんなあきれていなくなってしまうんじゃないか。
こわくて、臆病で。
それでも、それは相手も同じだったの。
閉じ込めていたら、誰にもわからない。
私もあなたのことがわからない。
仲良くなれるはずなんて、ないよね。
|ライラック君を誘って森へ行こう甘い香りの花の咲く頃|春〜と共にさん
北海道にしか咲いてないと思ってたライラックは、
私たちの思い出の花となる。
でも、実は近くにも咲いてたの。
Googleで探したら見つけちゃった。
今日はみんなでライラックのお花を見にいくんだ。
ちょっぴり電車での長旅。
でも、まるで遠足みたいにわくわくしてる。
|忙しい忙しいってまた春か|おはようよねちゃんさん
🐻❄️「ゴメン、ゴメン!昨日までお仕事忙しくて、今日が楽しみすぎてなかなか寝つけなくて、寝坊してしまったわ」
🍃「もう、しろくまさんったら。でもギリギリ間に合ったわ!予約してるから、急ぎましょ〜ε=ε=ヾ(*゚ー゚)シ」
|人の群れ抜け飛び乗ったおんぼろは僕にピッタリ鈍行列車|ふぅ。さん
私たちの乗る列車は鈍行で、予約した席は休日にも関わらず客が誰もいなかった。滑るように駅を後に走り出し、時折緩やかに揺れる車体が心地よく眠りを誘う。
|りるりると過ぎゆく影の主は蝶|佐竹紫円さん
🍃「あ、ちょうちょがいる❗️付いてきたのかな」
🐻❄️「ほんまや。可愛い😊」
🌖「エッΣ(゚∀゚ノ)ノ‼︎ 私、蝶はちょっと苦手で、、あっ、こっちきたー!席変わって(´っω・。`)」
そんな私たちをよそに、蝶は窓の外へ飛んでいく。
まるで私たちなど眼中にはないよう。
流れゆく窓辺の景色は少しずつ緑が多くなっていく。こんな時いつも、私たち人間など自然のごく一部であると思わされる。世界の主役は本当は彼らなのだ。
|リラの空二人ならほらnew era|MITEI NARICOさん
🐻❄️「ちょうちょさん、気持ちよさそうね」
🍃「そうだね、綺麗な青空だね〜❗️2匹になって仲良しさんだね😊」
🌖「う、うん、そだね|ω・`)ビクビク」
🐻❄️「あんなふうに飛んでいけたらなぁ」
春の空は青く、淡い。
満開の桜をいくつか通り過ぎていき、電車からお花見するのもまた楽しい時間。蝶たちも仲良くお花見にいったのだろうか。その瞬間の瞬きをともに過ごす、明日の約束なんてどこにもないのに。嬉しそうに舞う蝶たちをどこかうらやましく感じた。
|桜餅いちご大福わらび餅雛あられ食みこれぞ飯テロ|これでも母さん
🐿「あっ、みんなこんなとこにいた!間違ってとなりの車両に入っちゃった〜(ノω・)テヘ おわびにこれあげる💖」
そういってテーブルには桜餅、いちご大福、わらび餅、雛あられ、などなど春らしいお菓子がたくさん並べられた。皆は顔を見合わせてクスッと笑う。少ししんみりとした空気を一瞬で吹き飛ばしてしまう、これも立派な才能なのだろう。
🐿「あれっ!?なんでみんな笑ってるの?もうお腹すいちゃった〜( *´艸`)おやつ食べましょ❣️」
🐻❄️🍃🌖「なんでもなーい!ありがとう😊」
|別荘で食べる団子に桜舞う|peach-chanさん
私たちしかいない車両、規則正しく音を鳴らして進む個室はまるで私たち向けにしつらえられた別荘のようだ。
🍃「頂きまーすo(*´○`)o 🍡」
🐻❄️「あっ、ふぅちゃん!おだんごに花びらが」
🍃「えっ、あっ、ほんとだ!」
窓から桜の花びらがひとひら、ひらりと舞って入ってきた。お団子にぺったりついた花弁はほんのりピンク色。今ついさっき枝から離れたかのように穢れひとつなく生き生きとしている。
🍃「私のみたらしが〜(´;ω;`)」
🐿「大丈夫よ❣️ほら、とってあげるから」
🌖「桜もおだんご🍡が食べたかったのかな?うまいことくっついたね( *´艸`)フフ」
|叱られた隠れて食べた苺チョコ|セブンソードくん
🍃「あっ❗️」
🐻❄️「あっ、えっ?」
🍃「えっと、その、、」
🐿「どうしたの?私もしかしてふぅちゃんの食べちゃったかな( ; ・`д・´)」
🍃「その、苺チョコ、私の、、」
🐻❄️「あれっ、ごめんなさい。目の前にあったから食べちゃったわ💦」
🍃「あ、いいのいいの、しろくまさん😊つい口に出しちゃったけど、しろくまさんに食べてもらえたら嬉しい💓」
🌖「うん、あのね、お菓子こんなに山ほどあるからね。誰がどれ食べても大丈夫よ( ̄▽ ̄;)」
私たちはまた顔を見合わせて笑った。
なんてことない話をして、笑って、おいしいものを食べて。外にはどこまでも春が広がっている、こんな楽しい時間があるから私たちは息をすることができるんだろう。
|うすにごり酒器にそそぎて かほり聞くきみがゐた春 戻り来ずなほ|ヒスイさん
🍃「母さん!このジュースおいしいね🍹😋いくらでも飲んじゃう〜😆」
🐿「あっ、ふぅちゃん、それは甘酒よ❣️」
🐻❄️「私も、私も!」
🌖「(*>∀<)o🍻o(>∀< *)カンパーイ♪」
🐿「十六夜さん、自前の日本酒持ってきたの?( *´艸`)さすがやわ〜」
🌖「母さん、いける口でしょ?どうぞどうぞ( ´ 。•ω•。)っ🍶」
お花見に酒はつきもの。
文字なら打てなくなるかもしれないが、おしゃべりは一層止まらなくなっていった。
|春の道早く芽を出せ柿の種|コぷーさん
🌖「柿の種ってくらいだから、まいたら柿の木になるのかなぁ✨」
🍃「そうだね〜、柿の木の芽が出てくるかも🤭」
🌖「じゃ、ちょっとやってみよっ」
🍃「ぇ━(*´・д・)━!!! ちょ、十六夜さん、窓の外に柿の種まかないで〜💦」
🐿「十六夜さん、酔っ払ってるのかな?( ; ・`д・´)」
🐻❄️「うん!来年またみんなで見にこようね💕」
|そのドアを開ければ異国リラ日和|汐田大輝さん
「次は終点、終点、ライラック駅に到着いたします。どなた様もお忘れもののないようお願いいたします」
🐻❄️「あれ、ライラック駅なんてあったっけ?」
🍃「もう終点まで来ちゃったの?うーん、降りるのってライラック駅だったんだっけ?」
不思議に思いつつ、アナウンスに促されて列車を降りていく4人。そこは、見渡す限り建物のない、森の入り口のようだった。都心から少し離れたとはいえ、こんなに木々の緑に覆われた駅があったとは。私たちはいったいどこまで乗り過ごしてしまったんだろう?
🌖「わー!見てみて!向こうに大きな虹がかかってるよ🌈」
🐿「ほんとだ〜!なんだか渡れちゃいそうなくらいリアルね☺️💓」
|ほろほろと乙女笑ふやリラの花|k_maru027さん
🍃「あっ、あそこには桜並木がある!もしかしてあそこにライラックがあるのかなぁ」
🐻❄️「桜の木の下で、紫の女の子がこっちを見てて微笑んでるわ」
ここがどこだかわからない。
けど、ワクワクするような景色に手招きされるように、私たちは駅を降りて駆け出した。
ありきたりのことだけなんて、そんなのつまらない。わかってることだけを丁寧に積み重ねていく日常を抜け出して、この先がどうなってるかわからない道を駆け出すのも、時には必要なことだ。
一つわかっているのは、そこには楽しいことが必ず見つかるということ。見つけられるかは、私たちの気持ち次第なのだ。
—end
配役
🐻❄️ : しろくまきりんさん
🍃 : ふぅ。さん
🐿 : これでも母さん
🌖 : 十六夜さん
勝手に出演させて頂きありがとうございました(*_ _)ペコリ
そして素敵な作品を使わせてくれた方々、ありがとうございました😊
※ストーリーに盛り込ませて頂いたので、本来の解釈とはまた違っているかもしれません。
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