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「自分を変える」より「自分の扱い方を覚える」のほうが現実的だと思うようになった。

    本投稿は、以下のお題↓に対する、当方のエッセイです。



    短所を消そうとするより、うまく暮らせる運用方法を見つけるほうが現実的だった。


    以前の自分は、何かうまくいかないことに遭遇するたびに「自分を変えなきゃ」と思っていた節がある。

    
 集中できない → もっと意志の強い人にならなきゃ
    
 人づき合いで疲れる → もっと社交的にならなきゃ
     先延ばしする → だらしない性格を直さなきゃ

    こんな具合で、「今の自分」を修正対象として見ていたきらいがある。


    だが、最近は少し考え方が変わった。


    自分を根本から変えようとするよりも、自分の扱い方を覚えるほうがずっと現実的だ、と思うようになったのである。



    たとえば、

    急に頑張ろうとすると反動が来やすい。
最初の3日は勢いでできても、4日目くらいで急に全部が嫌になったりする。



    以前はそれを「根性がない」と思っていたけれども、今は「勢いで始めすぎると続かないタイプなんだな」と考えるようになった。


    そうすると当然対策も変わる。


      最初から完璧を目指すんじゃなくて、物足りないくらいの量で始める
      やる気がある日に詰め込みすぎない
      気分に左右される前提で、ハードルを下げておく


    それだけで、前より少し続くようになった。


    たぶん、自分を変えることにばかり意識が向いていた頃の自分は、
「できない自分」について厳しく考えすぎていたのだと思う。


    でも実際には、性格や気質にはそうそう簡単に変わらない部分がある。

    
  朝に弱い人がいきなり朝型の達人になるわけじゃないし、

      ひとりの時間が必要な人が、急に四六時中だれかといて平気になるわけでもない


    だったら、「変わらない部分」を責め続けるより、
    そこを前提に暮らしを整えたほうがいい。



    最近は、自分に対して

     「なんでできないの?」ではなく、

     「どうしたらやりやすい?」と聞くようになった



    この問に変わってから、だいぶ楽になった気がする。
    
気合いや根性の問題にしない分、自分を責める回数が減り、
    代わりに、
    工夫をする回数が増えた。


    たとえば、

    ⚪︎ 集中できないなら、集中できる人になろうとするんじゃなくて、


      通知を切る
      机の上の物を減らす
      25分だけやる
      先に一番小さい作業から始める


    ⚪︎ 忘れやすいなら、ちゃんとした人になることを目指すより、

      メモを残す場所をひとつに決める


    ⚪︎ 疲れやすいなら、タフな人を演じるより、

      先に予定を詰め込みすぎない


    こういうのは一見するととても地味だけれども、
実際の毎日を助けてくれるのは、実はこういうごく小さな調整の積み重ねだったりする。



    自分の扱い方を覚える
    、というのは、
甘やかすこととも、あきらめることとも少し違う。


     「自分はこういう人間だから仕方ない」

    と投げることではなくて、
    

     「こういう傾向があるなら、どう運用すればいいかを考える」

    ということだと思う。
    



    つまり、

      変わろうとしないことではなくて
      変わり方を根性論から設計に変える

    ことに近い。


    だから最近は、

      自分を好きにならなきゃ

    ともあまり思わなくなった。
その代わり、

      自分の機嫌が悪くなるパターン
      無理がたまりやすい流れ
      うまくいきやすい条件

    を少しずつ知っていけばいいと思っている。
    


      完璧にコントロールできなくてもいい
      ただ、
      前より少しだけ、自分で自分を困らせない方法を知っている


    そのくらいが、案外いちばん生活に効くようである。



    自分を変えることばかり考えていた頃よりも、
自分の扱い方を覚えようとしている今のほうが、
ずっと現実的で、ずっと穏やかだ。




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