メインコンテンツへスキップ
見出し画像

帰国日和  【旅日記】


    「オレ、あの時マジ死んだかと思った・・」

    家族で昔話に花を咲かせている時、息子がボソリと言った。それは、約20年前のこと、息子が5歳の時に行った「パラオ」での出来事である。

    あれ?

    どこかで聞いた話ですか?

    そうなんです、前回記事にした昔ばなし「パラオ」。帰ってきたウルトラマンじゃなくパラオ、続編のはじまり〜はじまり〜♪

    2020年よりさかのぼること、約20年前の旅の記録。家族で行った2度目のパラオの旅日記をどうぞ。

    ◇◇


    1年前は、7月下旬での滞在であったが、今回は9月訪問に決めた。ところが台風シーズン、前日の9月10日まで東海地方に台風が接近しており、前日は飛行機が欠航していた。

    「どこか行って!」

    妻の祈り(脅し?)が通じたのか、すんでのところで台風も過ぎ去り無事離陸。同じところに2年連続で訪れる事が少ない我が家。もともとパラオに行ってみたいと思ったきっかけの場所に、昨年行きそびれていて、再チャレンジなのだ。

    その場所とは?

    「ジェリーフィッシュレイク〜」(ドラえもん風で)

    ジュエリー(宝石)なフィッシュじゃないのだ、ジェリー(ゼリー)なフィッシュである。そう「く・ら・げ・湖」なのだ。くらげ満載の湖で潜ることができるのだ。

    ◇◇

    今回も、JAL直行便を利用。待望の「くらげさん」と泳げる! 機内では、くらげと遊ぶ夢を見ながらスヤスヤと眠っていた Zzz。。。 ところが、寝ている間に色々事件が起きていたのだ!(チャチャ チャーン♪ チャチャ チャーン ! )

    着陸入国後、ホテルに着くなり手荒な歓迎が・・

    「とりあえず部屋に入って下さい」
    「今、それどころじゃないので!」

    え?

    それどころじゃないって、どういう事?
    我々、お客様なんだけど・・



    ◇◇

    深夜のフライトだったので、眠い・・
    本日は、2001年9月12日・・ さあ何しよう

    未就学児を海外に連れ回している理由のひとつが、視野を広げて欲しいなと、思っているからだ。テレビで見る世界はリアルじゃない、実際に肌で感じて欲しい。幼少期の経験は、はっきり記憶には残らないと思う。それでも何か、脳みそに刺激を与えることができればいいな。知識として教えると、親の私自身の考え、バイアスが入る。そうではなく、自分で何かを感じて欲しい。くだらない差別偏見を持たない人に、育ってほしいのだ。

    なんで、こんなカッコイイ話をしているのか?

    隣に、美人のCAさんがいるんですよ (^。^)

    ◇◇

    「だいじょうぶでしたか?」

    美女達から突然話しかけられ、ドギマギ えっ?  機内で私が爆睡していた時、ひとつめの事件が起きていた。妻が、用を足しに行った際、軽い立ちくらみで倒れていたのだ。

    介抱して頂いたCAさんが、妻の顔を覚えていたのだ。その後、何度もCAさん達一行に出会った。

    えっ?
    なんで、CAさんがパラオに滞在しているのかって?

    そうこれが、前日2001年9月11日に発生した事件のふたつめ。世界を揺るがした大事件。事件の全貌が判明するまで、飛行機が飛ばせなくなったのだ。


    ◇◇

    0107ジュエリーフィッシュ2
    くらげ湖にて


    ◇◇


    なんくるないさ~

    じたばたしてもしょうがない、天命を待つしかない。開き直って、パラオで遊びほうけている、本日は、念願のジェリーフィッシュレイクなのだ。

    昨年、はじめて出会ったミクロネシアの方々に、目をまんまるに見開いて驚いていた息子も、今年は慣れたもの。異世界に馴染んでいた。よしよし

    その息子が、馴染めなかったのが、くらげ湖。泳げないにも関わらず、浮き輪いっちょで、くらげだらけの湖に連れてこられたのだ。それが、恐怖体験となり、冒頭のセリフに繋がる。

    この時の記憶だけが、20年経った今も残っているらしい。それ以外のきれいなCAさんも、美味しい料理も、こんな素敵なビーチもいっさい覚えていない。

    0107ロングビーチ
    ロングビーチ

    ◇◇


    最後の夜は、サンセットクルーズに出かけた。いや最後になってほしい。まだ飛行機が飛ぶかわからないのだ。一緒に参加していたカップルは、我々が入国した日に出国する予定だったとの事。以来、ホテルに缶詰め、連絡がありしだい出国する準備をしていたが、足止め5日目ともなると外出禁止も辛くなり、抜け出して来たらしい。


    さて、いよいよ出国予定の朝

    荷造りをして、電話を待つ。ドキドキの一瞬だ。



    「ぷーぷー」

    部屋電話が鳴る。

    予定通り飛行機、飛びます! やった! 

    ◇◇

    飛行機に乗ると、例のカップルも乗っていた。目が合うとガッツポーズでたたえあう。

    離陸した・・
    安心したら眠くなり、4時間のフライト、ぐっすり寝ているうちに・・



    アナウンスが・・



    「本機は・・・



    予定より15分遅れて、到着しましたことをお詫び申し上げます。」


    「いいよ!いいよ! 5日も待ったんだから!」


    後方、声の主は、あのカップルの男性であった。







    ―参考情報― 
    いい写真が撮れなかったので、写真を見たい方こちら


    (おしまい)


    その前年、訪れたパラオは
    慰問の地であった。

    パラオ以外の、家族タビにも興味がある方。
    拙作どうぞ、



     
     
    外角低め旅が好きなアナタに贈ります。なぐなぐツーリスト主催。定番旅に飽きたら、なぐなぐツーリストへ! 絶景秘境と、お酒が待ってます。 行ってみたい。食べてみたい。と思っていただける記事を目指して、 自分で、もう一度行きたい場所だけをご紹介。 * Amazonアソシエイト参加中