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【ルーツ】証券マンとしての人生を変えた「はじめてのお金」

    このnoteでは当時の気持ちを思いだして一人称は「僕」で書きます。
    ありのままの経験を書くので最後まで読んで頂けると嬉しいです。


    8000万円



    これが僕にとって、
    はじめての大切な大切なお金です。



    なんのお金だと思いますか?



    貯金ではないですし、
    もちろん給料でもボーナスでもないです。



    これは、

    僕がお客様にはじめて入金していただいたお金です。


    証券会社で営業を開始して2ヶ月。
    口座を作ってくれる人はいるけれど全く入金して貰えない日々。

    名刺を破られたり罵声を浴びせられたり、
    結果が出ない中、疎ましく思われて悲しいことばかり。。。


    そんな僕の証券会社「はじめてのお金」がこの8000万円なのです。



    そのお客様との出会いは先輩社員の退職。


    そう。完全な棚ぼたでした。


    (ハモネプで決勝に出たことがある)先輩社員が退職することになったので、同じエリアを担当していた僕に声をかけてくれました。


    「もうすぐ定期の満期が来るからここ行ってみたら?」


    満期は資産運用を考える一番のタイミング。

    超いい案件やん!!と胸を踊らせました。


    そのままの勢いで自分の席に戻った僕はすぐにその法人に電話をかけました。

    すると、経理担当の方に電話が繋がり、すんなりアポを頂くことが出来ました。


    「え、こんなに上手くいっていいの?!」

    「2ヶ月頑張ってきたから運が転がりこんできたのか?!」



    そんな最高の気分でアポ当日を迎えました。


    アポ先に到着した僕は応接間に通され、
    ウキウキして提案する予定の商品を頭に浮かべていました。

    「リスクは低い方がいいと言われたらこれ」

    「リスクそこそこ取れるならこれが一番良いだろうな」



    すると、経理担当の方が入ってきて、


    第一声
    「うちは証券会社は使いませんよ。」



    え?まじ??


    「理事長が硬い人だから無理だね。」


    僕も聞いてた話と違いすぎたので一言。

    「前うかがってた者から近々満期があると聞いていたのですが。。」



    「満期は本当。でも、中信と付き合いがあるしそこで定期を組むつもりだから無理だって断ったはずやけどなあ。」

    「折角電話をくれたから話だけは聞いてあげようと思ったんよ。」


    。。。


    まじか。。


    はじめての口座!入金!と天高く舞い上がってた僕はスカイダイビングのように突き落とされました。

    ヒューーーー

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    このnoteはそこから口座を作って入金して貰うまでの物語です。


    帰った僕はとりあえずチューター(教えてくれている3個上の先輩)に報告しました。

    「いけそうだと思ってたとこ、証券会社無理って言われちゃいました。。終わりです。。」


    すると、チューターは、

    「まだ分からんやろ!」
    「むしろ、定期の満期だと知れただけでも一歩前進や」



    「え、終わりじゃないんや!」

    次の日からその法人に通う日々が始まりました。



    かなり遠いところにあり、
    支店からは車で30分、自転車で1時間~1時間半程度。

    いつも回ってるところと「区」は同じですが、
    一番奥の方にあってなかなか行かないとこにありました。(めっちゃ遠かった記憶です。)


    正直無理だろうと思ってましたが、
    チューターに行けと言われたので従ってました。


    車で行ければ楽だったのですが、
    アポもないのに車を使うことは1年目社員は許されていません。


    「チャリで行った方が苦労した感じが出ていいぞ!」

    というチューターの言葉を信じて、
    毎日毎日、研修などでいけない日以外は自転車で通いました。


    その時8月です。

    真夏を通り超えて「極」夏。

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    こんな感じでノースリーブの外人さんとかが多い中、
    しっかりジャケットも着込んでの営業。

    汗が噴き出してスーツもぐちゃぐちゃです。


    飲み物を毎回買ってシーブリーズ完備でなんとか暑さをしのいでいました。




    もちろん、雨の日もありました。



    雨でぐしゃぐしゃになって着いたら、
    「待ってたよ。頑張ったね!」
    「ご褒美を上げよう」


    ・・・と漫画みたいにならないのが現実世界。

    そういう日に限って経理の人いないんですよね。


    経理の方がいない日は、名刺を置いて、
    「経理の方によろしくお伝えください。」

    と伝えて帰るだけ。


    往復2時間以上ですよ?


    「通っても意味ないんじゃないかな」

    と何度も諦めようと思いました。


    遠いし暑いししんどいし、行っても話もして貰えないし。。。


    でも営業の感覚も何にも分からないので、
    チューターに言われたことを信じて通い続けました。


    ・・・


    こうやってほぼ毎日通い出して1ヶ月が過ぎる頃。


    何でもない日に急に経理の方から、

    「今日は無理だけどもう1回だけ話聞いてあげる」

    といわれました。



    え?まじ??


    冒頭のえ?まじ??とは逆の顔です。


    そうして1週間後くらいにアポを貰った僕は、
    なんだかんだ話を聞いて貰えるだけという可能性も頭によぎりながら、

    支店一番の「金利マスター」を引き連れ堂々と乗り込んでいったのです。


    僕自身はほとんど話さず、
    同席して貰ったベテランの金利マスターが質問に答えていきます。


    「安全なのか?」

    「保証されるのか?」

    「金利何%なのか?」



    結果的に出来たのは「定期預金」

    グループ会社の銀行を使った1年間の定期預金の特別キャンペーンなら入金してあげるとのこと。


    くっ。。最高過ぎる!!!!


    証券会社の社員としては、
    手数料が貰える商品の方がもちろん良いのですが、

    1年目の僕としては「はじめてのお金」だったので、天にも昇るほどの嬉しさだったことを覚えています。


    人生でも未だにトップ争いするほどの嬉しさです。


    そこでは口約束だったのですが、
    実際に口座開設書類を書いていただき、その数日後に「8000万円」入金頂けました。


    支店の他の社員からもめちゃくちゃ褒められましたし、「賞」を貰って本社でのお食事会にも呼ばれました。


    僕の証券マンとしてのルーツは間違いなくこの物語から始まっています。


    1年後にキャンペーンが終わって丸々8000万円出金されたことは言わなくていいか。。



    この経験から学んだことは2つ

    • 諦めたらそこで試合終了

    • 人とのつながりが大切


    後から経理担当の方に聞くと、
    雨の日に来てたことも何回もチャリで通ってたことも全部知ってくれてたみたいです。

    いつもいる事務の方が全て教えてくれてたとのこと。


    実際に口座開設をするときには、
    今まで持って行った名刺が全て取ってあって、

    「こんなに名刺いらないから返すよ!これからよろしくね。」と。


    流石に感動しました。


    「頑張って良かった!!」


    努力は誰かが見ているし、諦めたらそこで試合終了

    この言葉を始めて実感した経験でした。


    また、

    • 退職して見込みを譲ってくれた歌うまの先輩

    • 諦めんなと言ってくれた歩き方の面白いチューター

    • 結果的に理事長を説得してくれた経理の方

    • 僕が雨の日も通っていることを見てくれていた従業員の方

    • 意見を変えてくれた理事長

    全てのつながりがあったからこそ出来た「はじめてのお金」でした。


    そして今回この文章を書くきっかけになった以下の企画とズボラさんにも心から感謝しております。


    最後まで読んで頂きありがとうございます。

    当時の思いをそのまま言葉に乗せて書いたnoteなので、
    読みづらい・拙い部分もあったかと思います。


    それでも読んで頂いたあなたとの出会いにも感謝しております。

     
     
    資産運用のセカンドオピニオン。プロとして資産運用の仕方を教えてます。現役FP。京大卒元大手証券マン。資産のアドバイス800名以上。お金を増やしたい方はフォローしてくださいね。

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