メインコンテンツへスキップ
見出し画像

邦画の字幕表示鑑賞のススメ

     映画のDVDやBlu-rayでは、謎メーカーの廉価版(海賊版)ではなくちゃんとしたメーカーから出ている作品は、邦画であっても基本的には字幕データが入っています。

     スカパー!有料チャンネルの「日本映画専門チャンネル」や「時代劇専門チャンネル」などでは、放送する映画には基本的に字幕データが付随しています。
     しばらく前はWOWOWには字幕データがなかったけど、最近は入っているのかな。NHK-BSプレミアムもはるか昔は字幕データがなかったけど、10数年くらい前からはすべて入るようになっているはず。

    字幕表示のメリット

     いままで繰り返しさんざん見ている映画も、字幕表示をONにして見てみると、普段音声でしか聞いていない台詞が「文字」として目に入ってくるので、いままでと違った印象になったりするのが新鮮です。
     また、いままで音声だけで勝手に思っていた単語や固有名詞がじつは違ったり、いまいちよくわからなかった専門用語が文字で表記されることで、あらためて情報を整理しなおすことができたりします。
     よく見なおしている映画ほどオススメですね。

    画像
    軍艦などの固有名詞もわかりやすい
    画像
    「こうとう」ってこういう字かあ

    古い映画は絶対に字幕つきで見るべし

     戦前の映画など、古めの映画は字幕があったら絶対に表示させながら見るべきだと思います。内容の理解度が断然違う。
     先日書いた山中貞雄の映画なんかは、やはり台詞が聞き取りづらいものが多いので、字幕を表示することで聞き取りづらい音声に気を取られることなく、かえって内容に集中できると思います。
     古い戦争映画なんかは、音声が聞きづらいうえに専門用語が満載なので、昔見たときは「なんだかよくわかんなかったなー」とか思ったものでしたが、日本映画専門チャンネルで放送されたものを字幕つきで見なおしたら「こんなにおもしろい映画だったのか!」と思ったものもいくつもありました。

    画像

    メディアによって字幕データが違う

     DVDとBS放送など、メディアが違うと字幕情報も違うものが入っていたりします。

    画像
    日本映画専門チャンネル 4Kリマスター
    画像
    Blu-ray

     『ゴジラ』4Kリマスター放送とBlu-rayでは入っている字幕情報が違います。Blu-rayの方には「なに八幡山の裏?」の字幕は入っていませんでした。

    画像
    BSプレミアム
    画像
    日本映画専門チャンネル

     この部分の字幕データも、BSプレミアムと日本映画専門チャンネルでは違います。またBlu-rayにはここの部分の字幕は入っていませんでした。
     いやホントは昔から有名なここの部分のガヤの台詞「タカオ、タカオ、どこ行ったの?」が入ってないかなーと思ったのですが、いまのところ「タカオ、タカオ」の文字データが入っているメディアは見たことがないです。
     似たようなガヤの台詞でも『サンダ対ガイラ』のコレ↓は日本映画専門チャンネルの字幕には入っていたのになあ。

    画像
    こんなガヤの声まで字幕があるものもあるのに

    『日本のいちばん長い日』米内海相の台詞

     『日本のいちばん長い日』で、海軍省から戻った米内海相が阿南陸相になにごとか囁くときの台詞。ここの字幕は日本映画専門チャンネルの4Kリマスター版でもBSプレミアムの放送でも出てきません。それどころかシナリオにもなければ絵コンテにもなく、大宅壮一(or半藤一利)の原作にも記載がありません。

    画像

     しかし、東宝DVDの字幕にはこのささやきの内容がきちんと字幕データとして出てきます。これにはぴっくり。きっと映倫に提出する用の完成台本には記載があったんだろうな。

    画像
    ボカしてあります。自分の目でたしかめよう!

     『日本のいちばん長い日』はBlu-rayも出てるけど、『午前十時の映画祭10 FINAL』で上映された4Kリマスター版はまだ日本映画専門チャンネルで放送されたものしかないからなあ。
     あの素材をultraBlu-rayで出してくれないかなあ。画面の細かい揺れ具合がぜんぜん違うんだもんなー。やっぱり揺れない絵は見やすい。

    テレビ番組の字幕データ

     『ウルトラQ』『ウルトラセブン』などは、しばらく前に発売されたBlu-rayには字幕データが入っていませんでした。でもBS-4KやBSプレミアムで4Kリマスター版が放送された際には、NHKなのですべて字幕が入っていました。

    画像
    4Kリマスター版

     『ウルトラマン』もBlu-rayには字幕データなし。でも先日『シン・ウルトラマン』関連で第1話と第30話がNHKで放送された際には、ちゃんと字幕データが入っていました。

    画像
    なんて言ってるのか昔はわからなかったなあ

     ほかのシリーズのDVDやBlu-rayはあまりよく知らないのですが、少なくとも『ウルトラマン'80』のレンタルDVDにはやっぱり字幕データは入っていませんでした。
     でもしばらく前にファミリー劇場でウルトラシリーズを放送していたときには、『Q』から『'80』まで全部字幕が入っていました。でもそのあとWOWOWでHDリマスターを『レオ』まで放送したときには入っていませんでした。Blu-ray BOXには入っているんだろうか?

    画像
    特に意味はない

     最初に書いたように、日本映画専門チャンネルや時代劇専門チャンネルは基本的に字幕データがついているので、そこで放送した『日本沈没』(アップコン版)や現在放送中の4Kリマスター版『西遊記』はすべて字幕入りでした。特に『西遊記』は妖怪の名前もちゃんと字幕が出るのでありがたい。

    画像
    4Kリマスター版

     NHKも10年くらい前からはすべて字幕データがついているので、本放送では字幕データのなかった『私が愛したウルトラセブン』も現在ではちゃんと字幕つきで放送されます。またやってほしいなあ。
     ちなみに『私が愛した……』(1993年放送)は時代的にも本来はSD画質なんだけど、数年前に放送したときにはHDにアップコンバートしてありました。なんとありがたい。

    画像
    カマキリ先生

    ※もし読んでおもしろかったら「♥」ボタンを押してくださいませ。

     
     

    TORI

     
     
    個人誌「TORIさんの特撮放談」シリーズ、BOOTH「TORIさんの直販所」https://mtorisan.booth.pm/ にて頒布中です(在庫がある号のみ)

    あなたへのおすすめ