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組手什を教わろう 第1回・組手什という言葉

  • 割引あり

【組手什という言葉】

「組手什」って言葉を見て、皆さんは何だと思うだろうか?
 僕は最初、格闘技関係の言葉かと思った。ぱっと見で「くみてじゅう」と読んでしまったせいだ。
 空手などの対戦形式の稽古である「組手(くみて)」を連想したのだ。「什(じゅう)」って文字はピンとこなかったけど、そういえばカンフーだったか古武術だったかで十手みたいな武器を使っているのを見たことがある。「にんべんに十」という漢字はいかにもその武器っぽいではないか。武器を使った実戦形式の稽古、なかなかスリリングな光景が目に浮かぶ。
 だけど全然違った。「組手什」と書いて、「くでじゅう」と読むのだ。
 造語だそうだから、辞書にはまだ載ってないはずだ。でもいつの日か、この組手什という文化が広く普及したら辞書にだって載るかもしれない。
 手軽で便利、いろんなところで活用されている木材加工技術が組手什だ。この半年ほどの間、うちにもたくさんの組手什の家具が増えた。
 僕のように個人で楽しむ場合もあれば、公共機関に教育機関、災害時の避難所や仮設住宅でも役立っているという。もっともっと広まって、辞書にだって載ってほしい。むしろ「組手什を載せてないなんてダメな辞書だなあ」と言われるようになってほしいとさえ思う。
 そんな日が来ることを夢見て、この原稿を書いている。

 
 
作家・竹内真の雑文noteです。 物語にまつわるエッセイを書き綴っておりましたが、2024年10月から連載企画を始めました。 『組手什を教わろう』というタイトルで、手軽に家具や道具を組み立てられる便利な木材・「組手什」の歴史や体験記を書いております。

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