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Photo byhidemaro2005

あゝ漢字が書けなくなってきた

    閏年は読めるのに、さっと書けない
    「潤うに年だっけ? なんか違う」

    4年に一度の対面じゃなくとも
    端末を使うようになって、手書きが減った頃から
    すぐに漢字が浮かばない場面が増えた

    一応、漢検2級は高校生で取得したのに
    なにせ、高校時代
    資格なんて無いに等しい

    友達にエピソードを話すと同意してくれ
    誕生日に『魚へん』がたくさん付いた
    湯呑みをもらった
    包を開けた瞬間、笑いが止まらなくなった

    「魚へんの漢字だけは書けるようにしよう」
    友達に告げたまま、湯呑みはクローゼットにある

    本気で漢検準1級から勉強しようか
    考えたりもしたが、やりたいことではないし
    その内、iPhone3が登場した
    ますます漢字が書けない自分になっていく

    前職ではメモを欠かさず取り
    お客様へ手書きの手紙を出す業務があったので
    かろうじて書けた漢字も
    無職の今は怪しい

    Xのスペース(音声配信)は
    人様の話を黙ってメモを取りながら聞いているが
    ひらがなとカタカナだらけのメモ帳は
    人様にお見せできない中身

    たまにnoteで「ひらがな表記でもいいんだよ」
    言葉に甘える自分がいる

    もとより、わたしの本名はひらがなで
    ハンドルネームも
    「ももまろ」「うめこ」は長く使いたいので
    ひらがなにした

    などと、漢字が書けなくなった自分の言い訳をし
    甘んじている場合ではない

    誰かに手紙を書くだけで漢字を再び使うことになる
    ちょうど、幼なじみに頼まれた品物を
    宅配便にお願いするところ

    いつもは、LINEに託すメッセージを
    手書きの手紙にしてみようか

    赤ペンで直して返してくるなよ

    #シロクマ文芸部
    #小牧幸助さん

     
    人の淋しさは対象によって癒される、淋しさ わたしの淋しさは 万物でも癒されない定めの淋しさ 手に握る砂が指から零れてしまう 狂人には沈黙を、佳人には微笑みを わたしはわたしの道を歩んでいるだけなのに ©️ももまろうめこのnoteは私に著作権があります 無断転載禁止です

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