
傷つきやすい心が見た世界。「優しさの不在」幻想の向こう側にあるもの。
ヨーロッパの映画
「心と体と」を観ました。
(2017年ハンガリー)
主人公が自閉症気味で
職場になじめない内向的な女性。
なんとなく「西の魔女が死んだ」とか
「夜明けのすべて」のような
静かな癒しを、期待して。
そんな「癒し」を期待して
しまうのはどうしてでしょうか?
それは、私の中に
「ヨーロッパは全般的に
幸福度が高い国」
そんな漠然とした
イメージがあったからです。
フィンランドやデンマーク。
たとえるなら
「関西人はみんな
お笑いのスキルが高い」と
思い込んでしまうような
そんな勝手なイメージです。
ヨーロッパは税金は
高いかもしれないけれど
福祉が充実していて
デザインは洗練されていて
どこまでも環境にも優しい。
北欧インテリアに囲まれながら、
クリエイティブな仕事をして
「ヒュッゲ」のような心安らぐ
温かな時間を大切にしている。
だから人々も優しくて、
住みやすい場所なのだろうと。
そんなイメージが「何か」から
刷り込まれているのかもしれません。
でも「心と体と」は
ハンガリー映画です。
北欧と東欧。
同じヨーロッパでも、
お国柄は違うのでしょうか。
映画を観る前に
私が勝手に抱いていた
淡い期待。
それは――