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Photo bytake_kuroki

うつと薬と離脱症状

    こんにちは。つくだです。
    かなり遅れてしまって、申しわけありません。
    「うつ抜けできるかな日記」連載7回目を、
    お届けします。

    今回は、抗うつ薬について書いてみたいと思います。

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    新しい薬「NaSSA」に望みを託す

    新しい抗うつ薬を飲むようになって数ヵ月が経ちました。しかし、病状はなかなか改善しません。診療のときも「調子はどうですか」「あまり変化はないです」という会話の繰り返しで、時間が過ぎていきました。

    そんなある日、先生から「新しい薬を使ってみましょう」という提案がありました。

    今度の薬はNaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)という薬。いままでの薬より早く効果が出るそうです。副作用も比較的少ないということで、私は望みを託すことにしました。

    「病状がよくなってきたと言えなくてすみません」
     私は先生に謝った。
    「私のほうこそ治療がうまく進んでいなくて、怒られちゃうようなことなので、気にしないでください」
     と先生は返事をされました。
    「いま、つくださんには、SSRIとSNRIを日本で許容されている最大量、処方しています。それで、SSRIのほうを新しい薬に差し替えようと思っています」
    「わかりました」
    「ただ、離脱症状のこともあるので、すぐに差し替えはできません。そこで、まずはいまのSSRIを少しずつ減薬してから差し替えます」

    この離脱症状がつらかった。減薬するだけだから、そうたいしたことはないだろうと思っていたのですが甘かったですね。めまいや頭痛、吐き気、イライラ、手の先がピリピリするような感覚が、次々に襲ってきて大変でした。

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    やっとの思いで薬を体から抜くと、新しい薬NaSSAを飲みはじめました。すると今度は朝、何度起きても寝ちゃうんですね。つい二度寝することは今までもあったんですが、それとは比べものにならないほどの眠さです。

    先生の話によれば、一緒に飲んでいる抗精神薬の影響もあって眠くなるのだろうとのことでした。また当時は、睡眠薬も飲んでいたので、それもあったんだと思います。

    そんなこともあって、当時はできるだけ午前中に予定を入れないようにしていました。

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    オーダーメイドとしてのうつ治療

    もともと抗うつ薬というのは、脳内の神経伝達物質のバランスを改善することで、うつ病の症状を改善する働きを持っているそうです。しかし、ちょうどいいバランスというのは人によって違います。

    また、以下のようなことも効果に影響してくるそうで、同じ薬を飲んでも人によって効果にばらつきが出てくるそうです。

    • 症状の種類や程度

    • 年齢、性別、体質

    • 過去の治療歴

    • 併用薬

    • ライフスタイル

    つまり、うつ病の治療というのは、さまざまな抗うつ薬を試しつつ、脳内の伝達物質のバランスを調整していく「オーダーメイド」のようなところがあるわけです。

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    ベストな治療、薬の組み合わせが早く見つかればいいのですが、なかなか最初からうまくはいきません。実際、約3割の方が初回に飲んだ抗うつ薬では効果がなかったという研究結果があるそうです。

    私の場合もこの3割に入っていまして、いまの薬の組み合わせに落ち着くまでにかなりの時間がかかりました。結局、いま日本で使える抗うつ薬の中でもかなり強い薬を最大量まで飲んで、なんとか生き延びているような状況です。

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    望年会で、またも落ち込む


    そして仕事納めの日がやってきました。
    いつも仕事納めの翌日あたりに、来年への展望を語り合う「望年会」という会を親友のMくんが仲間を集めてやっていて、今年も参加しました。

    「元気そうだね!」
     仲間の言葉にありがとうと答えながら、「ほんとは全然元気じゃない。この苦しみは、やっぱりわかってもらえないか・・・」と、心の中で考えていました。
     心が弱っていると、考え方がひねくれてしまう。「うつ」って、やっかいだよなとそのとき思いました。

     そしてみんなでおいしい料理と、おいしいお酒(私はノンアルコール)を楽しみつつ、1年の振り返りと来年に向けての展望を1人ずつ話しはじめました。
     そのなかで、私はまた「置いていかれた感」を味わっていました。苦しいこともあるはずなのに、みんな笑顔で頑張っている。そんな中で、私ひとりだけが、何もできないままにただダラダラと時間を過ごしている。
     去年までは、自分もみんなと同じ場所にいたはずなのに、いつの間にこんなに離れてしまったのだろう。
     うつ1年目の年は、強い孤独感とともに過ぎていきました。


    はじめましての方も、いつも来てくださる方も、
    最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

    それではまた今週、金曜日にお届けしようと思います。

    これからも「うつ抜け」に役立ちそうな記事を書いていきますので、
    よろしければ、スキ、コメント、シェア、フォロー、サポートなどを
    お願いします^^

    明日が、皆さんにとって穏やかで心安らぐ日になりますように! 

    これまでの記事は、こちらにまとめています。よかったら読んでくださるとうれしいです。


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    第69回「短歌研究新人賞」予選通過。 こころの深海にもぐっては、あかりになる「言葉の毛布」を届けています。 編集者・歌人。猫と生きながら、短歌・古典・読書の力で、こころに安全基地を。 ※Amazonのアソシエイトとして、つくだとしおは適格販売により収入を得ています。

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