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海外生活から学んだ人生の節目|正直になってよかったこと|ちかよりみち

    はじめに

    日本では、3月は卒業式や学年末の時期なので、ひとつの節目や物事の終わりを迎える月ですよね。同時に4月からの新しい環境へ向けて少しずつ準備を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    ドイツでは新学期が9月に始まるので、3月は通常の月で特別感はありません。それでも日本で育った私にとって、この時期は春のどこか寂しい気持ちが湧いてきます。不安と期待が入り混じった、そわそわした気持ちです。特に何もないのですが、長年の習慣でしょうね。

    さて、そんな終わりと始まりのこの時期。

    日本国内外を行き来し学んだ「人生の節目」を5つご紹介します。

    あなたの未来を考えるキッカケになれたら嬉しいです。

    どうぞお楽しみください。


    1.人生での挑戦にはタイミングがある

    よく、30歳になる前にやりたいことはやっておいた方がいいと言います。

    私が「人生での挑戦にはタイミングがある」と実感したのは、「留学に挑戦するなら30歳前だ」と思い立ち、仕事を辞め、カナダ留学へ飛び立った飛行機の中でした。今振り返っても、あの時に挑戦していなかったら、他のタイミングではできなかったと思います。

    当時の私には、「自由」がありました。もし、家庭環境や経済状況、健康に問題を抱えていたら、留学を実行に移すことはできなかったからです。もし、そうだとしたら、そもそも「選択肢」として思い浮かぶことはなかったでしょう。

    何か新しいことを始めようか迷っていますか。

    それなら、挑戦してみるとよいと思いますよ。なぜなら、迷える時点で、既にその挑戦に臨める余裕があるからです。何かに必死だったら、迷っていられないですから。


    2.世界の現実を知り、将来を考えた

    留学し、現地暮らしを始め、自分がそれまでいかに呑気に生きてきたのかと衝撃を受けました。

    新しい環境で知り合った人々が次のように言ってきたからです。

    「私があなたなら、絶対に留学はしていないわ」

    1人ではなく、世界中から来た留学生の何人にも同じことを言われたので、驚きました。

    大学卒業後に正社員で仕事に就き、安定した収入を得ていました。国も大混乱に陥っていなければ、治安も悪くない。住む家もあって、食事にも困っていない。一体何が不満なのかと。英語を身につけなくたって、十分暮らしていけるでしょうと言うのです。

    つまり、環境が異なるがために、生きていく上での条件が違ったのです。日本で当たり前のことも、海外では当たり前でないのだと気付いたのはこの時でした。

    海外ニュースを見ると、政治情勢が不安定で危険も多く、将来の見通しがつかないような国の様子が映し出されています。

    人々は、より安全な場所を求め移住をしたり、より多くの稼ぎを得るために語学を勉強しているのです。

    さらに、当時、真剣なまなざしで話をしていたのは、私よりはるかに年下の10代の子たちであったことも衝撃でした。

    あれから20年。彼らは現在、母国を離れ移住し、より安全な国で安定した収入を得て、幸せそうに暮らしています。

    自分が15歳前後の時、世界情勢を踏まえ、将来どのように暮らしていきたいかなど、考えていませんでした。

    この経験を通じ、日々、「生きること」や「生き方」を考えるようになりました。さらに、将来のパートナーに望むことや、子育てに対してより具体的な考えを持つようになったのもこの頃です。


    3.出会いは突然やってくる

    適齢期と呼ばれる時期に留学し、帰国したら日本の友人は結婚したり、家庭を築いて新たな人生をスタートさせていました。それは、焦りました。貯金も仕事も相手もいなかったですから。

    パートナーが欲しかったら、必死に探すのではなく、自分が好きなことや一生懸命になれることをするといい。そうすれば自然に出会いはやって来る。

    何かの本で読み、そんなことが起こったらいいなと思いながらも、日本での生活を軌道に乗せるため、必死でした。でも、その合間を縫って、趣味には時間を割いていました。

    そして、出会ったのがドイツ人でのちに夫となる人でした。

    一目惚れとか、トキメキとか、そんな感情は微塵もなく、勘でした。話していてなんとなくこの人と将来をともに過ごすかもしれないと感じたのです。国際結婚をしましたが、出会いは案外ふつうな感じでした。もっとドラマチックな展開をご想像されていたのでしたら、期待外れでしたね。うふふ。

    もちろんそれなりに年を重ねていたので、留学先やそれまでも出会いはありました。でも、収入がなく貯金暮らしの状態では自分自身も将来が不安でしたし、自分の足元が固まっていないと、誰かとの将来を描くのは、正直難しいです。シンデレラのような人生を望むなら別ですが、現実的に考えて、自分の負担が100%増えるような相手では、引いても惹かれはしないですよね。なので、せっかくの出会いが成就するように、自立した大人として準備を整えておくのは大事であると学びました。


    4.一期一会の精神で生きる大切さ

    世界中の人に世界のいろいろな場所で出会ってきました。そうした人たちとの出会いがあって、今の自分がここにいます。

    今、改めて思うのは、良くも悪くも、どんな時もひとりではなかったことです。

    この瞬間にも画面の向こうにはあなたがいます。もし、あなたのように私の記事を読んでくださる方がいなかったら、この記事はただインターネットのどこかにそっと置かれているだけでしょう。

    誰かのかけてくれた言葉に支えられた時、今度は自分の言葉で誰かを支えたいという想いが湧いてきます。

    誰かに言われた言葉で傷ついた時、その痛みを学びに変え、他の人には同じことをするまいと強くなれたりします。

    ひとつひとつの出会いには意味があります。

    だからこそ、人と人との出会いを大切に。出会えた次の瞬間に、その人とは別れなければならないこともあるからです。一緒にいられる時間に最善を尽くし、一瞬一瞬を大切にしていけたらいいですね。


    5.正直になってよかったこと

    混沌とした世の中で多文化多国籍の中に身を投じ、暮らしている現在。何を信じ、何を基準に良し悪しを決め生きていくか、迷いが生じ、悩むことも未だにあります。自分の軸をしっかり持っていないと、暗闇に迷い込まれてしまいそうになる時もあります。

    でも、どんな時も大切にしているのは、自分の気持ちに正直であること。

    喜怒哀楽を感じることや、物事に対する違和感に蓋をしないようにしています。別の言い方をすれば、直感に従うことです。

    嘘や偽り、無理はどんな形であれ、相手に伝わります。また、何より自分の気持ちに向かい合わなければ、自分でストレスを作り上げているようなものです。

    何か新しいことに挑戦する始まりの春。

    新しい環境で不安なこともあるかもしれませんが、自分の気持ちに正直に進んでいけば、暗がりに迷い込むことはないのではないかと思います。

    無理せず、体も心も大切に。


    おわりに

    今回は、投稿企画への参加記事を書かせていただきました。

    この記事があなたの門出のヒントになりますように。

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