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詩|毒

    寒風吹きすさぶ
    マトリックスの交点に
    打たれし石の
    光なければ
    黒も白もなく
    ただ真実
    毒であった
    神経系統を走り
    あまねく行き渡り
    毒の打つ脈が
    向こうで、こちらで、裏側で
    呼応し合う

    毒を喰らえ
    毒に身体を慣らせ
    そうやって生きてきたんだ
    土も木も花も虫たちも
    毒に救われ
    毒に育まれてきたんだ

    氷原に積もる雪が
    墓標を隠してゆく
    どこかで扉が開く
    入るものも、出るものも
    いないというのに

    なんの
    はなし

    です


    か



     
     
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