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Photo bynyakopan

宇宙人を食べた


     こんにちは。青野です。
    きのころさん経由

    で初代王天君さんのページが面白かったので、私も書いてみました。


    宇宙人を食べてみた


     室内にある物置の扉を開けると、紫の触角がにょろんと出てきた。
    目が出ていた。

    ぎょっとして、新聞紙やら、たたんだブルーシートをかき分けるとそこには干からびた宇宙人がいた。

    ああ、また。やってしまった。

     宇宙人の素は、年に1度、地方のおばから送られてくる。
    発泡スチロールのなかに、おが屑を詰めてそのなかに奴は、鎮座している。
    いつもは、やせっぽちの奴、太ったやつ色々入っているのだが、私は食べるのに飽きてしまった。太ったやつからたべるのだが、すりおろすのが一番人気がある。最後の抵抗と言わんばかりに痒み物質を放出して抵抗をする。あとは、輪切りにして、ごま油をかけるのが美味しいと、ローカル・スター料理人のOKITAS(おきたす)がテレビで笑顔で言っていた。

     宇宙人の肌は、太ったおじさんのすねと毛のようだといつも思う。
    ほしゃほしゃした毛は1本抜くのは面倒だ。ピーラーで皮ごと剥くが、ほっておくと色が赤黒くなる。赤黒くなるのは、若い宇宙人で、鉄分が豊富だからと、聞いたことがあるが、本当なのだろうか?

     とにかく、干からびた宇宙人は、食べてもまずそうだ。
    でも、ちょっとだけ食べてみた。水分が抜けて美味しくない。

    さよなら、宇宙人。

    また、新しい宇宙人が来たらすぐに食べよう。宇宙人は、中国に輸出されるほど人気だ。

    こんどは、ちゃんとごはんにかけて食べるよ。宇宙人。

                                 終

     これは、ショートショートで、エッセイです。初代王天君の企画なのですが、宇宙人を100人は食べることができませんでした。残念です。


     
     
    本を栄養にする人。 ガーデニング、読書が趣味です。エッセイ、絵本のZINEを作りたい人。 好きな著者 高野秀行 清水克行 京極夏彦 野田知佑 椎名誠 荒俣宏(図鑑) 茨木のり子 着物の記事は、「みどりのいるか」にお引越しします

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