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うつ闘病記(休職127日目)|4歳の息子の緊急手術と、2人のリハビリ

    ※前回の続きです。

    「いざという時は、すぐ助けてもらえる」
    そう信じていました。

    地獄の病院巡り

    年明け1月4日に公園の遊具から落ちてしまい、肩を骨折してしまった4歳の息子。

    当日は救急の窓口だったため、アームバンドで固定する以外の処置はなし。翌日に改めて手術も可能な病院で診てもらってくださいと帰されました。

    ところが、翌日は年末年始の休み明け。
    朝から周辺にある大きな病院に片っ端から電話を掛けましたが、そもそもつながりません。

    息子が後ろで痛みに耐えながら涙を流す中、ずっと携帯電話を握りしめ、電話をかけ続けます。

    ようやく1件だけ、

    「診療時間内に来てくれれば、時間はかかるかもしれないが、診る」

    と言ってもらえた病院があり、急いでタクシーに乗り込みました。

    「時間がかかる」の言葉通り、病院は大混雑。
    午前11時に到着しましたが、診察までに1時間、レントゲンに2時間、血液検査に1時間。

    4歳の息子は憔悴しきってしまい、しまいには鼻血まで出てきてしまいました。

    その隣で、必死に息子を励ましながら、自分も泣きたくなってしまいます。

    「日本は医療が発達した国で、いざという時はすぐに助けてもらえる」

    そんな幻想が、ガラガラと崩れ去ったような絶望的な気持ちでした…

    ようやく検査を終えて、一度私は息子を連れて自宅に戻りました。

    しかし、帰って一息ついたのも束の間、病院に残った妻から電話が入ります。

    レントゲン写真を見た医師から、やはり、これは一刻も早く手術が必要だから、戻ってきてほしいとのこと。

    「だったら、最初からそういってくれよ!!」
    と叫び出したい気持ちを必死で抑えて、もう一度タクシーに乗り込みました。

    全身麻酔による緊急手術

    手術を担当してくれるという先生は、私と同じぐらいの年代で、小さいお子様がいるらしく、息子が緊張しないように、色々と息子に話しかけてくれました。

    この先生の話を聞いて、ようやく親も一息つけたような感覚でした。

    時刻は18時を回っていましたが、手術室が空き次第、緊急手術になる、子どもはどうしても動いてしまうので、全身麻酔で手術をさせてほしいとのことでした。

    手術のリスクや注意事項を先生から聞く中で、私の頭の中では、また自責の念がグルグル…

    「こんな小さいのに、全身麻酔で手術を受けないといけないなんて…なんで私はあの時息子から目を離したのか…」

    手術室まで、妻と息子と3人で歩いていき、不安そうな息子を見送りました。

    後悔と自責と悲しさと怖さ。
    胸がはち切れそうでした。

    しかし、妹の保育園のお迎えの時間が迫っていたので、涙を流しながら、妻に後を任せました…

    その後、手術は無事に成功したとの報せがあり、息子は翌日には退院することができました。

    そこからは、肩は骨折しているものの、
    回復に向けたエネルギーに満ち溢れた4歳の息子と、
    うつ病に苦しむ父親で、
    2人のリハビリ生活がはじまりました。

    暇を持て余す息子とエネルギーゼロの父

    いざ二人の生活が始まると、息子は肩が動かせないとはいえ、ずっと寝ているわけにもいきません。

    手術から2~3日たった後には、家の中で、暇を持て余した息子との遊び方を考えなければいけませんでした。

    図鑑、迷路、ウォーリーを探せ。
    ジグソーパズル、塗り絵、ビー玉遊び。

    色々試してみましたが、やはりどうしてもYouTubeに頼ってしまう時間は長くなってしまいました。

    さらに辛かったのは、私のエネルギーのなさ。
    そのころの私は抗うつ薬に加えて、抗不安薬(アルプラゾラム)と精神安定剤(オランザピン)をフルに服用していました。

    その副作用でとにかく眠い…少しでもじっとしていると、瞼が重くなってきますし、そもそも身体的にも、精神的にもエネルギーが全く出てこず、何か新しいことを考えたり、身体を動かして遊ぶことがほとんどできませんでした。

    息子もよく我慢してくれていたと思います。

    骨折期間中に親子で試した遊びについては、また後日お話できればと思います。

    1か月ほど経過してからは、息子も出歩けるようになり、保育園に給食だけ食べさせてもらいにいったり、私の元気があるときは、少し電車に乗っておでかけをしたりしました。

    そしてようやく昨日医者の許可がでて、アームバンドを外し、日常生活に戻ることができました。

    長かったような、あっという間だったような…

    片方が骨折、片方がうつ病。
    そんな奇妙な組み合わせで過ごした2か月間。

    保育園に復帰する前、最後の夜。

    4歳の息子が突然、
    「パパ、てがみかく」と言いました。

    覚えたばかりの、たどたどしい字で。

    「パパへ おしごとがんばってね」

    きっと私は、この2か月を一生忘れないと思います。

     
     
    忙しい毎日、少しだけ楽になるため小さな工夫と気づきを届けます。 現在は、うつ病経験をもとに、復職後の働き方や回復プロセスを記録しています。 シンクタンク/メガイベント/コンサル/中小企業診断士 スポーツ|音楽|育児|仕事|AI ※記事にAmazonリンクを含む場合があります

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