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Photo bymomoro66

かわいい夫との街コンでの出会いは、「運命」だと信じ込んでる

    11歳年上の夫とは、街コンで出会った。
    コロナ禍での自粛期間が明けた年の、ゴールデンウイーク最終日に。

    ゴールデンウイークでの帰省中、母に言われた「本当に彼氏おらんの?最近マッチングアプリとかあるらしいよ?」という言葉。
    親にマッチングアプリをサジェストされる26歳、かなりやばいのでは……?という危機感に追い立てられ(今思えば全くやばくないけれども)、気がついたら街コンに参加……。

    うーん。街コン……。
    初対面でわたしのことを「ちゃん付け」で呼ぶ40代男性がいたり、初っ端から「今度お酒飲みに行こうよ!」とノリノリで誘ってくる40代男性がいたり……。
    「だから結婚できないんじゃないですか?」という言葉を飲み込み、
    「休日とかは何してるんですか?」
    「ネットフリックス見てますね」
    という当たり障りのない会話だけを、回転寿司のようにぐるぐる回ってくる10人くらいの男性と繰り返す街コン……。

    ぐるぐる、ぐるぐる……わたしのブースに全然好みじゃない人たちが流れ込んでくる。
    と、そこに、「失礼します~」と現れたのが夫。
    「ん?あっ、この人なんかダサい!この人と結婚する!」(失礼)

    他の人たちとは全然違う雰囲気をまとった人間が目の前に突っ立っている。
    思い出すだけでかわいい。
    グレーのTシャツに赤色のチェック柄のようなシャツを羽織って、なんというか、飄々と目の前に現れた夫のダサさというか、うん、ダサさがしっくりくる。この人なら、わたしの話をわかってくれそう……。
    当時のことを夫と話すと、「そんなにダサかったかな〜?たぶん、Tシャツの上に何か羽織ってるだけかなりがんばった方だと思う」と言うのでやっぱりダサいし、それなのにあふれるかわいさ。ずるい。かわいい。

    「朝ギリギリに起きたから来るの迷ったんですけど、めっちゃ急いでチャリで来ました」という夫にうけ。なんかたぶん、この人とわたしは同じ言語で話している感じがする……!

    「休日は何してるんですか?」という当たり障りのない夫からの問いに対して、恐る恐る、「『PSYCHO-PASS』ってご存知ですか…」と当時めちゃくちゃハマっていたアニメの名前を挙げると、「あ〜あれおもしろいですよね!」という返答!
    わたしの心の中、お祭り状態。
    「わ…わかります…?!え!あれめっちゃおもしろいですよね?!」
    「うん、けっこう前に見たけどおもしろいね!『PSYCHO-PASS』好きなら、『シュタインズゲート』もおもしろいと思いますよ!ぜひ見てみてください!」

    という、すごくオタクのような会話をしてタイムアップ。別にお互い、アニメオタクというわけではないけれど、妙にオタク気質がマッチングしたのかな……。

    友人からは、「うーん、サイコパス同士が『PSYCHO-PASS』つながりで結婚したんやね」とのこと。

    運命の人に出会うとビビッと来るとかよく言うよね。
    わたしの場合は「ダサい!」だったけど……。
    でも、これがそれか!という感じで、かわいい夫との出会いは運命だと信じ込んでいます。



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    [あんどう こおり]と読みます◎ フリーランスとして国語教育や日本語教育に携わる傍ら、短編小説やエッセイを書いています。短編小説集『世界が平和でありますように』出版中🌷夫が大好き◎ 愛と優しさのあふれる文章を書こうと日々奮闘中。 \Amazonアソシエイトに参加しています/

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