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1ニンゲン界の言葉


    ファンタジー🌈コビトものがたり🌈はnoteの読者さんと育っていきます💕



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    ピピがミトロに「面白いことが沢山?お話してよ」と言うのでミトロが考えているところで前回終わりました。



    AIでイメージを図案化しながらショート動画を作ってみました。こんなイメージ💛


    「そうじゃなぁ。いろいろあるが、わしが一番面白いと思ったのは、ニンゲン界にはいろいろな言葉にがあるということかのぉ。その言葉というのが、声帯を震わせて出す言葉なんじゃ」

    とミトロがいうと

    「声帯を震わせて話す言葉?いろいろある?つまりどういうこと?」

    とピピが聞くと、

    「そうじゃのぉ。なんというか、わしらは心が読めるから、あまり声帯を震わせる言葉に頼らずコミュニケーションをとる。だが、ニンゲンは声帯を震わせる言葉でしかコミュニケーションがとれないんじゃ。そしてどうやら地域によって使う言葉が違っているらしいんじゃ。言葉が大きく違うと、互いに理解できないのじゃなぁ」

    とミトロがいうと

    「じゃあ、ニンゲンはニンゲン同士でもコミュニケーションできない人たちがいるってことなの?」

    とミミが言うと

    「ああ、そうなんじゃ。ニンゲンは言葉が理解できないと互いに理解できないんじゃ。だから何を言っているかわかる人がいて、そういう人に意味を伝えてもらうんじゃ。心を読めばダイレクトにわかるんじゃが、それができないらしくてもどかしいのでなぁ」

    とミトロが言った。

    「それはきっと大変だね」

    とピピが言った。

    「そうじゃなぁ。だから言葉が頼りになってきてな、言葉の使い方次第で互いにぶつかってしまう。心で思うことと口で言うことが違うことも多いんじゃなぁ。そしてウソがなかなかわからないからケンカも頻繁に起こって、国同士が争うこともあって、ニンゲンがニンゲンを殺したりするからのぉ」

    とミトロ。

    「国って何?」

    とピピ。

    「ああ、国というのは、ニンゲンが、住んでいる場所でまとまってな、安全に助け合いながら暮らせるようにいろいろ共通のルールを決めている範囲というところかのぉ。国の中では言葉が同じというところも多いようじゃなぁ」

    とミトロ。

    「心が読めないとケンカは沢山起こるかもしれないわね」

    とミミ。

    「そうじゃなぁ。ニンゲン界ではニンゲンとニンゲンが憎み合って殺し合うことが起こっておるようじゃ」

    とミトロが寂しそうに言うと、ピピもミミもなんだか悲しくなってきて下を向いてしまった。

    そしてミミが

    「言葉が沢山あると心が伝わらなくなるのかしら」

    と言うと

    「うん、必ずしも心が伝わらないということはないようじゃ。すぐにはわからなくても時間が経つと理解し合うということはあるからのぉ」

    とミトロ。

    「そうなのね。でも、時間がかかっても理解はしあえるのね?」

    といってミミは少し明るい表情になった。

    「でもニンゲン界に沢山言葉があるって面白いね。自分が喋りたい言葉はどうやって選ぶの?」

    とピピが聞くと

    「選ぶというより、だいたい地域で同じ言葉が使われていて、親が子に教えていくという感じで伝わっていくんじゃ。赤子で生まれた時はニンゲンはしゃべれないから、親や周りの大人や家族が教えるんじゃな」

    とミトロ。

    「ミトロはそのいろいろな言葉はどのくらい知っているの?」

    とミミ。

    「そうじゃな、わしらは心が読めるから言葉は必要ないから、あまり多くはしらんなぁ。じゃが聞いたところによると7000以上の言葉があるらしいんじゃ。そんなに細かく分かれていると多くのニンゲン同志ではお互いの気持ちを理解できんじゃろうのう」

    とミトロ。

    「それはスゴイ沢山あるね。そんな沢山の言葉があるってよくわからないけど、ミトロが好きな言葉ってあるの?」

    とピピが聞くと、

    「そうじゃなぁ。言葉、うーん。あ、そうそう『日本』という国があって、そこの言葉が興味深いのぉ。『日本語』というんじゃ。その言葉はわしらが儀式に使う言葉があるが、その言葉に非常によく似ていて面白いんじゃ」

    とミトロが言った。

    「日本語?どんな言葉なんだろう?」

    とミミが言うと

    「何というかなぁ。わしらがよく儀式に使うのは、母音が5個、父音が10個として50個の音がある。どうやらその音が日本語にはあるらしい。聞いていて心地よいときがある」

    とミトロが言った。

    「そうなのね。私も聞いてみたい」

    とミミが言うと

    「ははは、そのうちじゃな。日本語に限らず言葉は興味深いことが多いんじゃ。わしらの仲間で言葉に興味を持ってニンゲン界で研究をしている者もいるからのぉ」

    とミトロが目を細めてにっこりしながら言った。

    「そうなんだね!私たちのこの世界も楽しいから、まだまだ知りたいことが沢山あるけど、ニンゲン界はもっと面白いことが沢山ありそう」

    とピピが楽しそうに言うと

    「ああ、そうじゃな。知ることは生きる楽しみじゃよ」

    そういってミトロは微笑んだ。


    ーーー続くーーー



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