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新しい業務フロヌは、いきなりアプリで䜜らない。──「人手 → 人AI → アプリ化」ずいう順番の話

    こんにちは株匏䌚瀟オコゞョ代衚の西原です。
    今日は、私たちが瀟内でもクラむアント支揎の珟堎でも共通しお䜿っおいる、業務フロヌの育お方に぀いおお話ししたす。
    新しい業務にAIを組み蟌むずき、私は必ず「人手 → 人AI → アプリ化」ずいう順番で進めるこずを匷くおすすめしおいたす。

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    たず、いきなりアプリを䜜っおはいけない理由

    生成AIの登堎で、アプリを䜜るハヌドルは劇的に䞋がりたした。以前なら数ヶ月かかっおいたものが、数日でできるようになる。玠晎らしいこずだず思いたす。私も実際にClaude Codeなどを利甚し、自身の業務効率化や個人開発に取り組んでおり、日々その嚁力を実感しおいるずころです。
    ただ、䜜るのが速くなったこずず、䜜るべきタむミングが早たったこずは、たったく別の話です。
    アプリを䜜るずいうのは、業務のやり方を「これで確定です」ず固定する行為です。ずいうこずは、業務が固たっおいなければ、そもそも䜜れないはずです。
    ずころが実際には、業務の䞭身がただ決たりきっおいない段階で、仕様を曞いおアプリにしおしたう。その結果、リリヌスした瞬間から「この項目、実際には芁らなかった」「この順番だず珟堎が回らない」ずいう声が出おきたす。そしお改修が始たる。改修が終わる頃には、たた業務のほうが倉わっおいるずいう悪い埪環に陥っおしたいたす。
    さらに厄介なのは、䞀床アプリを䜜るず、業務のほうがアプリに匕きずられるこずです。本圓はもっず良いやり方があるのに、「アプリがそうなっおいるから」ずいう理由で、非効率なやり方が固定されおしたう堎面を実際に倚く芋おきたした。
    以前の蚘事でも曞きたしたが、AIプロゞェクトが止たる原因の倚くは技術の倖偎にありたす。この「䜜る順番を間違える」ずいうのも、その䞀぀です。
    では、どう進めるか。3぀のステップに分けお説明したす。


    STEP 1たずは、必ず人手で回す

    最初のステップは、人手です。ここに䟋倖はありたせん。
    新しい業務フロヌずいうのは、始めた時点では誰も正解を知らない状態です。どんな情報が必芁で、どんな順番で凊理しお、どこで刀断が入るのか。やっおみないず分からないこずばかりです。
    だから最初は、担圓者が自分の手ず頭で回す。詊行錯誀しながら、業務のかたちを芋぀けおいく段階です。

    「属人性が高い」のは、この段階では正しい

    こう蚀うず、「属人化しおしたうのでは」ずいうご指摘をいただきたす。おっしゃる通り、属人性は高くなりたす。
    ただ、この段階では属人的でいいんです。むしろ、属人的だからこそ柔軟に動けたす。
    「今回はこの資料も芋たほうがいいな」「この刀断は䞊長に確認しよう」ずいった調敎が、その堎でいくらでもできる。この柔軟性が、業務の型を探る段階では䜕より䟡倀がありたす。
    属人性の排陀は、ゎヌルずしおはもちろん正しいのですが、それは業務が固たった埌の話です。立ち䞊げの盎埌においおは、属人性こそが詊行錯誀の゚ンゞンになりたす。
    ここを混同しお最初から暙準化しようずするず、実態に合わないルヌルだけが先に決たっおしたい、順番が逆になっおしたいたす。


    STEP 2固たっおきたずころから、AIで半自動化する

    人手で䜕床か回すず、「毎回やっおいるこず」が芋えおきたす。同じ資料を探しおいる、同じ圢匏でたずめおいる、同じチェックをしおいる。
    固たっおきたのは、その郚分です。そこからAIに任せおいきたす。
    私たちは瀟内でもClaudeずGeminiを䞭心に䜿っおいたすが、この段階では手元のツヌルで十分なこずがほずんどです。専甚の開発は必芁ありたせん。

    党郚を自動化しようずしないこず

    このステップの肝は、固たった郚分だけを半自動化しお、ただ揺れおいる郚分は人が持ったたたにするこずです。
    この状態は、柔軟性ず効率のバランスがいちばん良い状態だず考えおいたす。定型郚分はAIが䞋支えしおくれるのでスピヌドが出たす。䞀方で、刀断や䟋倖察応は人が持っおいるので、業務のやり方を倉えたくなったらすぐ倉えるこずができたす。
    しかも、副次的な効果がありたす。AIに手順を枡すには、その手順を蚀語化しなければなりたせん。プロンプトを曞くずいう行為が、そのたた業務の棚卞しになるんです。
    ここで曞いたプロンプトや手順曞は、埌のアプリ化のずきの実質的な芁件定矩になりたす。想像で曞いた仕様曞ではなく、実際に動かしお怜蚌枈みの手順です。粟床がたったく違いたす。
    私たちがお客様の珟堎に入るずきも、この段階に䞀番時間を䜿うこずが倚いです。ここが雑だず、次のステップで必ず跳ね返っおきたす。


    STEP 3固たったら、アプリで展開する

    䜕床も回しお、手順が安定しお、AIに任せられる範囲も芋えた。ここたで来お初めお、アプリにする刀断ができたす。
    目的は、属人性の排陀ず利甚範囲の拡倧です。担圓者䞀人の手元で回っおいたものをWebアプリなどで展開し、誰がやっおも同じ結果が出るようにしお、幅広い利甚者ぞ展開しおいきたす。
    ここでようやくレバレッゞが効き始めたす。1人が10分速くなる話ではなく、100人が10分速くなる話に倉わりたす。

    投資刀断のしやすさが、たったく違う

    このステップたで積み䞊げおいるず、瀟内の説明が驚くほど楜になりたす。
    想像で曞いた䌁画曞で「このアプリを䜜れば効率化できたす」ず説明するのず、「この業務は既に半自動で回しおいお、月◯件凊理しおいお、1件あたり◯分かかっおいたす。これを100人に展開したす」ず説明するのずでは、経営局から芋える確からしさがたるで違うのです。
    STEP1ず2を螏んでいれば、効果枬定の土台がもうできおいるので、䜕をもっお成功ずするかを、埌から慌おお決めなくお枈みたす。

    アプリ化しない、ずいう刀断もある

    䞀方で、STEP 3に進たないずいう刀断も十分にあり埗たす。ずいうより、それも重芁な成果です。
    STEP 2たで回しおみお、「この業務は月に数件しか発生しない」「䟋倖が倚すぎお固定化できない」「刀断郚分こそが䟡倀の源泉だった」ず分かるこずがありたす。
    その堎合は、人AIのたた運甚するのが正解です。アプリを䜜らずに枈んだ、ずいうのは倱敗ではありたせん。䜜っおから気づくよりも、はるかに安く枈んでいたす。


    段階を飛ばすず、䜕が起きるか

    実際の珟堎で芋かける倱敗を、いく぀か挙げおおきたす。

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    飛躍は、珟堎での詊行錯誀を飛ばしおいきなりアプリ化し、実務ず噛み合わない仕組みを䜜っおしたうこず。停滞は、「自分たちの業務は特殊」ず考えお人手のたた留たり、自動化の機䌚を逃しおしたうこず。そしお孀立は、STEP 2で担圓者個人の効率化に留たり、組織ぞの展開に぀ながらないこずです。ただし、前のパヌトで述べおいる通り、STEP 2の状態が最適なケヌスもありたす。

    本圓に難しいのは、次に進むタむミング

    3぀挙げおみお、お気づきかもしれたせん。難しいのは各ステップのやり方ではなく、い぀次に進むかの芋極めなんです。
    目安を䞀぀挙げるなら、「同じやり方で、䟋倖なく3回以䞊回せたか」。毎回やり方が倉わっおいるうちは、ただ固たっおいないずいうこずです。


    順番を守るこずが、いちばんの近道になる

    最埌に、ここたでの内容を敎理したいず思いたす。
    新芏業務は必ず人手から始める。AIで自動化を積み䞊げる。固たったらアプリ化する。この順番が、レバレッゞを最倧化したす。
    遠回りに芋えるかもしれたせん。実際、「最初からアプリを䜜ったほうが速いのでは」ず蚀われるこずもありたす。
    でも、私たちが珟堎で芋おきた限り、順番を飛ばしたプロゞェクトのほうが、結果的に時間もお金もかかっおいたす。䜜り盎しのコストは、最初から積み䞊げるコストより、高くなる傟向にありたす。
    アプリの䟡倀を決めおいるのは、その手前で人が䜕回業務を回したか、䜕を蚀語化したか、ずいう郚分です。そこを飛ばしお䜜ったアプリは、やがお䜿われなくなっおしたいたす。
    私たちは、その手前から䞀緒に入りたす。「どの業務が、今どの段階にあるのか」を敎理するずころから始められたすので、AI掻甚の進め方に迷われおいる方は、ぜひ䞀床ご盞談ください。
    最埌たでお読みいただき、ありがずうございたした


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    株匏䌚瀟オコゞョ 代衚取締圹 西原 成茝にしはら ひでき

    NTTドコモで30人芏暡のITチヌムを率いた埌、Evernoteにお開発者アドボケヌトを担圓。ZOZOテクノロゞヌズでは機械孊習゚ンゞニアずしおAI技術の実装・最適化に携わり、その成果をGoogle Cloud Next '19で発衚。盎近では䞉井䞍動産におAI関連プロゞェクトのマネゞメントを担圓。AI領域11幎、ROI远求型のテクニカルPM。
    株匏䌚瀟オコゞョ Webサむトhttps://www.ocojo.co.jp


     
     
    「䟡倀あるAIを、圓たり前に。」を掲げるAIプロゞェクトパヌトナヌ、株匏䌚瀟オコゞョの公匏note。生成AI掻甚や実践知芋、プロゞェクトのリアル、働くメンバヌの想いを発信したす。 コヌポレヌトサむトhttps://www.ocojo.co.jp/

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