ヨタカ
| ヨタカ | |||||||||||||||||||||||||||
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ヨタカ Caprimulgus jotaka | |||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Caprimulgus jotaka Temminck & Schlegel, 1844[2] | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| ヨタカ[3] | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Grey Nightjar |
分布
[編集]- Caprimulgus jotaka jotaka ヨタカ[3] - シベリア南東部から中華人民共和国東部、日本、朝鮮半島で繁殖[2]。大スンダ列島では冬鳥[2]。
- Caprimulgus jotaka hazarae - パキスタン北東部からバングラデシュ、中華人民共和国南部、ミャンマー、マレー半島[2]
夏季に中華人民共和国東部、ロシア南東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季になるとインドネシアやフィリピン、インドシナ半島へ南下し越冬する。南アジアやマレー半島では周年生息する。日本では夏季に九州以北に繁殖のため飛来する(夏鳥)。伊豆諸島や南西諸島では渡りの途中に飛来する(旅鳥)。ヨタカ目では本種のみが日本に飛来する。
形態
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全長29センチメートル。全身の羽衣は暗褐色や褐色で、黒褐色や褐色、赤褐色、薄灰色などの複雑な斑紋が入る。この体色は樹上や落ち葉の上では保護色になると考えられている。翼は大型で先端は尖る。
頭部は大型で扁平。虹彩は暗褐色。口は大型だが、嘴は小型で幅広い。
オスの成鳥は頸部側面や初列風切、尾羽に白い斑紋が入る。メスの成鳥は頸部側面や初列風切に淡褐色の斑紋が入り、尾羽に明色の斑紋が入らない。
生態
[編集]平地から山地にかけての森林や草原などに生息する。渡りのときには日本海の離島でもよく観察され、海岸の岩場に止まっていることもある。夜行性で、昼間は樹上で枝に沿って止まり、木のこぶのように擬態して休む。抱卵中に危険を感じると翼を広げて威嚇する。鳴き声は大きく単調な「キョキョキョキョ、キョキョキョキョ」。鳴き声からキュウリキザミやナマスタタキ、ナマスキザミなどの別名もある[4]。
食性は動物食で、昆虫などを食べる。この生態から、蚊母鳥や蚊吸い鳥といった飛ぶ昆虫に関する別名をもつ。口を大きく開けながら飛翔し、獲物を捕食する。
繁殖形態は卵生。落ち葉の上などに、1回に1-2個の卵を産む。主にメスが抱卵し、抱卵期間は17-19日。
抱卵中や子育て中は敵に見つからないように、あまり動かない。 雛も目立たないようにあまり鳴かず嘴を引っ張って餌をねだる。 夜は雄が抱卵したり子育てする。 伐採跡に巣を作るようだ。 喉の袋に虫を溜めて雛にやる。 雛は黄色だがすぐに親鳥に似て地面のような色になる。 暑い時は口を開け喉の袋を膨らませる。
寿命は10年くらいとされる。
人間との関係
[編集]開発による生息地の破壊などにより生息数は減少している。
江戸時代、ヨタカが夜行性であることから、夜間に街頭で商売する私娼や夜間に屋台を引く蕎麦屋などを「夜鷹」と称した。宮沢賢治の童話『よだかの星』では、主人公のヨタカが他の鳥たちから地味で醜い鳥と揶揄されている。
脚注
[編集]- ↑ BirdLife International. (2024). “Caprimulgus jotaka”. IUCN Red List of Threatened Species (英語). 2024 e.T22725702A264021388. doi:10.2305/IUCN.UK.2024-2.RLTS.T22725702A264021388.en. 2026年10月12日閲覧.
- 1 2 3 4 AviList Core Team. 2026. AviList: The Global Avian Checklist, v2025b. https://doi.org/10.2173/avilist.v2025b
- 1 2 日本鳥学会鳥類目録編集委員会 編『日本鳥類目録』(改訂第8版)日本鳥学会、2024年9月13日。ISBN 978-4-930975-01-0。
- ↑ ダーウィンが来た! 〜生きもの新伝説〜2014年9月
- ↑ “環境省第5次レッドリスト(鳥類)” (PDF). 環境省 (2026年3月17日). 2026年10月12日閲覧。
参考文献
[編集]- 中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、57、62、229頁。
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科8 鳥II』、平凡社、1986年、96-98、160頁。
- 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、374頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、76頁。
- 五百沢日丸 『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』、文一総合出版、2004年、99頁。
- 高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、日本野鳥の会、2007年、238-239頁。
- 安部直哉 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』、山と渓谷社、2008年、338-339頁。
- 柴田佳秀 著、樋口広芳 編『街・野山・水辺で見かける野鳥図鑑』日本文芸社、2019年5月、137頁。ISBN 978-4537216851。