コンテンツにスキップ

トヨタ・GRヤリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(GRヤリスから転送)
トヨタ・ヤリス > トヨタ・GRヤリス
トヨタ・GRヤリス
GXPA16/MXPA12型
24式 RZ GR-DAT
2024年4月 -
概要
製造国 日本の旗 日本(愛知県)
販売期間 2020年9月4日 –
設計統括 齋藤尚彦
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 3ドアハッチバッククーペ
エンジン位置 フロント
駆動方式
プラットフォーム
  • 前:GA-B
  • 後:GA-C
パワートレイン
エンジン
M15A-FKS
1,490 cc 直列3気筒 DOHC12バルブ(RS)
G16E-GTS
1,618 cc 直列3気筒 DOHC12バルブインタークーラーターボ(RZ/RC)
最高出力
M15A-FKS
88 kW (120 PS)
G16E-GTS
200 kW (272 PS)(2020 - 2023年)
224 kW (304 PS)(2024年-)
最大トルク
M15A-FKS
145 N·m (14.8 kgf·m)
G16E-GTS
370 N·m (37.7 kgf·m)(2020 - 2023年)
400 N·m (40.8 kgf·m)(2024年-)
変速機
  • CVT(2020 - 2023年 RS)
  • 8速GR専用GR-DAT(2024年以降 RZ/RC)
  • 6速MT (RZ/RC専用)
サスペンション
前 マクファーソンストラット式
後 ダブルウィッシュボーン式
車両寸法
ホイールベース 2,560 mm
全長 3,995 mm
全幅 1,805 mm
全高 1,455 mm
車両重量 1,110 - 1,300 kg
最大積載量 141 L(VDA法、4名乗車時)
その他
タイヤサイズ
  • 205/40R17(RC/GRMNヤリス/GRMNヤリス Rally Package)
  • 225/40R18(RC[オプション装着車]/RS/RZ)
  • 225/40ZR18(RZ High Performance)
  • 235/40R18(GRMNヤリス Circuit Package)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク
テンプレートを表示

GRヤリス(ジーアールヤリス、GR YARIS)は、トヨタ自動車が生産しているハッチバッククーペ型のスポーツカーである。

概要

[編集]

『GR』を展開する「GAZOO Racing カンパニー」が開発した車種で、本ブランドの専売車種としては2019年に発売された「GRスープラ」に続く2台目の車種である。「GRスープラ」および2012年に発売された「86」は同業他社(BMW、SUBARU)との共同開発によって作製した車種であったが、本車種はトヨタが独自に開発したものである。また、同社における四輪駆動の市販スポーツカーとしては、1999年に生産を終了したST205型セリカGT-FOUR以来となった。

2020年に発売されたコンパクトカーの4代目ヤリスと車名は同じだが、一部のメカニズムを除いて別の車種として設計されている[1]。

2024年4月にはマイナーチェンジが行われ、内外装およびメカニズムの大幅な改良が行われたが、その際には改良モデルは「進化型GRヤリス」と称された[2]。しかしその後、2025年4月にも改良モデルが発売されたため、それ以降は2020年9月発売の初期モデルが「20式」、発売当時「進化型GRヤリス」と呼ばれた2024年以降の改良モデルが「24式」、それ以降の改良モデルは年毎に「25式」、「26式」と呼ばれてる[3][4]。本稿でもそれに準じて記載する。

経緯

[編集]

トヨタは1999年のシーズンを最後に世界ラリー選手権(WRC)より撤退したが、2017年から再び参戦している。その際に用いられたベース車両は3代目ヤリス(日本名:ヴィッツ)であったが、同車種の開発段階では競技車両への転換を想定していない設計だったこともあり、競合相手の車両に比べて不利となる部分(全長を伸ばしにくいサスペンションの構造や高めの全高など)が多く、さらなる戦闘力の向上を図るには競技での使用を前提とした専用車種の開発が必須となっていた。

そこでホモロゲーションモデルとして本車種の開発がスタートし、グループAの公認取得条件となる25,000台の生産を目標に掲げた[5]。最高峰のWRC[注釈 1]は当然ながら、市販車に近い規定のローカルラリー等でも勝てることを目指した。

生産と開発

[編集]

2009年(平成21年)に発売されたスーパーカー「レクサス・LFA」専用の生産設備であった「LFA工房」を基礎として、本車種の生産から稼働する『GRファクトリー』と呼ばれるスポーツカーなどの少量生産に対応したベルトコンベアを用いない